祖母の四十九日で週末に帰省するので、途中関西によることにした。万博の影響で関西に国宝が集結しているのでみたくなったのだ。
最近では、新幹線の乗車時、指定席を取ることが多くなった。が、逆に自由席がガラガラのこともあるので今日は賭けに出だ。すると、8時台後半の東京駅発・京都駅行きは賭けが当たりゆっくり座ることができた。ただ、イヤホンを忘れた。机の上に置くところまではやったのに!
国宝は廃仏毀釈の反動で集められたから仏教美術が圧倒的に多く、避難させられた美術品......という印象がある。昔の学芸員が苦労してわざわざ寺から引っ張り出したものを、一度に全部みれるというのは一般市民の自分あらすると大変ありがたい機会だ。
そもそも、なぜ日本美術に興味を持ったのか?
それは、亡くなった祖父が古書店(兼古美術店)を営んでいた影響が大きい。江戸後期ぐらいからの浮世絵や掛け軸などを販売していた。その祖父は厳しかったらしく、父は論語の暗誦などを幼少期にさせられており、文字が嫌いになったので、数学の道に行った。その私の父が何かのきっかけで地元のラジオに出演した時にうっかり「すごい掛け軸が実家にある」と喋ったせいで、次の日に泥棒が入る始末となったエピソードもある。
この祖父は大のカメラ好きで、24時間と言っていいほどカメラを首から下げており、街の変化や、時にはテレビに写る人もカメラで撮りまくっていて、美術展や写真展を見に行っていたようだ。いつも、お小遣いをフィルムケースに入れて渡してくれた。