1 しまなみ海道サイクリングへ
シニアになったら挑戦したかった事の1つが、しまなみ海道サイクリングです。車で何度も出かけ国内では最も好きな観光地の1つですが、サイクリングはなかなか実現出来ませんでした。旅好きの先輩夫婦から「しまなみは大変やった」と聞かされ、ハードルが高くなっていたこともあります。
【画像】これまで車では何度も訪れているしまなみ海道、橋の架かっていない島にもフェリーで気軽に渡れ(画像は大崎上島訪問2022)、そのアクセスのしやすさと多島美・グルメが魅力です!


実現のきっかけは意外な所からでした。昨年、半世紀ぶりに大学のサークル仲間(広島大学合唱団)が集まったのをきっかけに、しまなみ海道を自転車で走ってみたいね!と話が盛り上がって、OB会サイクリング部が発足し、梅雨前に実行する事になりました。
2 自転車をどうするか
以前から今の教育委員会の仕事が終わったら、写真と自転車は少し熱を入れて取り組みたいと思っていたので、スポーツバイクの購入を検討、選んだのはE-バイク(BESV-JF1)です。久々の大きな買い物でした。
【画像】右が10年前、伝建地区ツアー用に買ったDAHONのミニベロ。軽快で車に積みやすいのですが、電動アシストがないので、しまなみでは島へは下りても上がって来れません💦


ただレンタルの自転車なら、四国について乗り捨てが可能ですが、myバイクだと往復しないといけないという新たな不安が・・・・この点はグループに自転車歴の長い先輩がいて、フェリーも利用して楽しく一緒に帰ろう!と声をかけてもらったので、安心でした。
3 生口島から大三島へ
しまなみ海道最初の島二つ(向島・因島)は山がちのため、生口島がスタートです。三原須波港に集合してフェリーで瀬戸田港に渡ります。車でmyバイクを持ち込む二人は、港の駐車場に二日間無料で置いておけるので一石二鳥でした。
【画像】広島県三原市の須波港駐車場、ここから土生商船のフェリーで生口島に渡ります。私は車で遠路自転車を運んで来ました(京都~三原280㎞・・・・意外に近い)。2台の愛車が並んで格好いい👌



他の三人は、瀬戸田町観光案内所で電動アシストのレンタサイクルを選びました。商店街で有名なコロッケを買い求め、サンセットビーチに向かいます。しばらくすると国内最長の斜張橋「多々羅大橋」(完成当時は世界1位)が見えて来て圧倒されました。「あそこまで登るんだね!」と言いながら電動アシストのパワーを最大にすると難なく橋上へ、そこから見る瀬戸内の海と島々のパノラマは、息をのむほどの絶景で、自転車ツアーの醍醐味を満喫できます。途中で広島県と愛媛県の県境があったり、主塔の下で手を叩くと「鳴き龍」を楽しめたり、車では味わえない旅情が最高でした。



4 伯方島でお好み焼きランチ
大三島はしまなみ最大の島です。大山祇神社など名所は島の西側なので、東側を通り抜ける感じですが、ここにはサイクリストの聖地・道の駅「多々羅しまなみ公園」があるので、ゆっくり立ち寄ります。今渡って来た大橋をバックに記念撮影し、気分は盛り上がりました。

休憩後、島の東端を一気に大三島橋を目指します。乗降するアクセスロードは、自転車専用と原付バイク共用があるので、カーブなどは要注意です。


無事伯方島に渡りました。ここでランチ休憩(お好み焼き「風」Googleクチコミ176人4.4)、先輩お奨めの店だけに美味しかった(しかも安い!)。お腹も膨れ次の伯方・大島大橋を目指します。ここで大きなミス、橋への進入路をうっかり見逃し島の反対側へ、なんか景色が違うなあと相談し、結局後戻りになりました。少し時間ロスでしたが「これも旅の醍醐味だよねー!」とみんな意気軒昂、無事大島にたどり着きました。
5 大島一周と素敵なカフェ
大島は西側の海岸線が素晴らしいという事で、島を大きく回り込み海沿いの輪行を満喫していましたが、田浦峠が結構な坂道で大変でした。アシストをPowerモードにして登り切ると、一気に下り坂になり吉海の町に向かって速度を上げます。目指すはカフェ、冷たい物を飲みたい一心で町の外れのお店に着きました。


CafeShozan、「こんな島の外れにエエッ?」と入るなり驚きのカフェ、室内は本に囲まれJBLのスピーカーが迎えてくれます。ブックカフェの様でもありながら、ガラス越しに広がる海の風景には圧倒されました。注文したカフェラテは香りも味も良くしかもカップが大きい、旅行誌にもよく取り上げられているようです(Googleクチコミ160人4.7)。束の間の休憩でしたが、「また来たい」そう思わせる魅力あふれるカフェでした。
6 四国に上陸
いよいよ海道最後の来島海峡大橋、しまなみ最長のこの橋を渡り終えると四国です。橋上まで螺旋状の自転車道を、ぐるぐる回りながら楽しめます。西瀬戸自動車道は基本対面通行ですがここでは4車線のため、すぐそばを車が凄いスピードで追い抜いていきます。



彼方に今治の町が見え始めました。ゴールが近付くと俄然元気になりペダルを踏む足に力が入ります。町に下りて今治駅でレンタサイクルを返却し、まだ明るい内に宿泊先しまなみプライムホテル今治にチェックイン、ゆっくり食事したりお茶をしたりしながらのおよそ50kmでしたが、意外に早く着けました。
その夜は近くの海鮮居酒屋「恵方」(Googleクチコミ114人4.3)で打ち上げ、ハードワークに耐えた自分の身体に感謝するとともに、旧交を温め瀬戸内の自然を満喫し、新鮮な食事や魅力のカフェを堪能する、一石五鳥とでも呼べるような素敵な自転車ツアーに大満足の夜になりました。
7 ありがとうしまなみ!
翌日はmyバイク組二人は再び三原須波港まで自転車で、レンタル組三人はバスでしまなみ街道を尾道へ、朝今治港で別れました。別れに際して、瀬戸内海に向けて私達の愛唱歌を歌う事にし(しまなみ合唱団早朝練習)、気分はすっかり学生の乗りでした。
芸予汽船のフェリーに乗船、因島土生(はぶ)港を目指します。桟橋では三人が手を振ってくれていました。強く思い出に残る光景です。六十代の後半にこんな爽やかな朝が訪れるとは・・・・夢の様でした。しかも昨日の疲れで何年かぶりにフル熟睡できたため、身も心も全身瀬戸内ブルーという感じでした(笑)
p.s.1 向上寺三重塔


帰路先輩と立ち寄った生口島の向上寺三重塔。1432年の建立年が明らかで、部材のほとんどが当初の物だというのは大変珍しい。島嶼部に国宝建造物があるというのも、しまなみならではの気がします。もちろん経済的にも文化的にも、古くから瀬戸内海は栄えたので、当然といえば当然ですが・・・・
p.s.2 今治城


ここ今治城は藤堂高虎公の築く予定であった天守を、天下普請に伴い将軍に献上、それが丹波亀山城の天守になったと、地元亀岡市では言われています。
思えば出発の地三原城の城主は小早川隆景、そこに丹波亀山城主だった羽柴秀俊が養子に入り、小早川秀秋として治めているので、今回の旅は地元亀岡とつながりの深い地への旅行でした!







































































































































































































