毎年この時期になると、
「今年は何をやったか」を振り返りたくなる。
ただ、2025年は
何かを大きく成し遂げた、というよりも、
自分の立ち位置や見ている景色が静かに変わった一年だったなと思っています。
なので今回は、
成果や出来事を並べるというより、
「何が変わったか」
という観点で振り返ってみます。
家族のこと|生活そのものが変わった一年
今年は、二人目の子どもが生まれました。
それだけで、生活のリズムは大きく変わりましたし、
正直、寝不足で大変だった記憶もかなりあります。
同時に、上の娘の成長が本当に目覚ましかった。
年の始まり頃を思い返すと、
「ちゃんと会話していた」という感覚は
今ほどはっきりしていなかった気がします。
それが今では、普通に会話が成立していて、
一緒に過ごす時間の質がまったく違う。
さらに印象に残っているのは、
英語のアニメを見ている娘が、
車に乗っていて危ないねーって話してたら watch out と言ったこと。
ただ英単語を覚えている、というより、
状況を理解した上で、適切な言葉として使っていた。
子どもは本当に、
こちらが思っている以上に世界を見て、吸収しているんだなと感じました。
また、今年は妻に支えられ続けた一年でもありました。
リモートワークで集中したい場面が多く、
娘二人を連れて外に出てもらったり、実家に行ってもらったり。
自分が仕事に向き合えている時間の多くは、
家庭側の負担の上に成り立っていました。
大変な一年ではありましたが、
それ以上に「家族の時間の重み」を実感した一年だったと思います。
仕事のこと|見ている景色が変わった一年
仕事に関して、一番大きかった変化は、
マネジメント業務により深く関わるようになったことだと思っています。
これまでも、リード的な立場で関わることはありましたが、
今年はより明確に、
- 人
- 組織
- チーム全体
という視点に立つ場面が増えました。
その結果、
今までとは見える景色が変わった感覚があります。
短期的な成果だけでなく、
中長期でどういう状態を作るか、
どうすればチームが回り続けるか、
そういったことを考える時間が明らかに増えました。
コミュニケーションの取り方も変わったと思います。
以前よりも、
- 直接コントロールしない
- 前提や文脈を共有する
- 相手が考えやすい形を意識する
そんな関わり方をする場面が増えました。
結果として、
影響力の輪は少しずつ広がり、
今年が終わる頃には、
去年よりもだいぶ顔が広くなった感覚があります。
仕事自体も、
以前よりやりやすくなっている実感があって、
「このままいけば、来年も楽しく仕事ができそうだな」
と思える状態で年を終えられそうです。
人生観のこと|時間のスケールが変わった一年
今年を振り返る上で、
もう一つ大きなターニングポイントだったのが、
祖父が亡くなったことでした。
身近な人の死をきっかけに、
気持ちが大きく沈んだ、というよりも、
自分の中の「時間の捉え方」が
静かに更新された感覚があります。
これまで、
- 今どう生きるか
- どう頑張るか
- どう前に進むか
という問いが中心だったのが、
- いつかどう死ぬのか
- そこから逆算して、どう生きるのか
- 子どもが大きくなったとき、自分はどうありたいのか
といった、
より長い時間軸での問いを
自然と考えるようになりました。
もちろん、
まだ答えが出ているわけではありません。
むしろ、
- 何を残したいのか
- どんな姿勢で生きていたいのか
- どこまでを自分の責任範囲とするのか
そういったことは、
今まさに考え始めたところで、
正直、まだまとまってはいません。
ただ、この一年を通して、
人生をどう設計するかを、
目先ではなく、
もう少し長いスパンで考え始めた
という変化は、
自分の中では確かなものとして残っています。
今年を振り返って
2025年は、
- 家庭では、生活の重心が変わり
- 仕事では、立ち位置と視野が変わり
- 人生観としては、時間のスケールが広がった
そんな一年だったと思います。
派手な変化ではないけれど、
確実に積み上がったものがある。
そして同時に、
まだ言語化しきれていない問いも
たくさん残った一年でした。
この「途中にいる感覚」も含めて、
今の自分をそのまま残しておく、
そんな振り返りになればいいなと思っています。