五右衛門パスタで最も美味しかった
“あの納豆パスタ”がメニューから突如として消えた。
「納豆パスタ界のエース」
と言っても過言ではない。
五右衛門の納豆パスタ

正式名称 「月見とろろと納豆のねばねば」1,150円(税込)
2025年2月19日にメニュー変更により販売終了した。
驚いた。
3月上旬、ご褒美に食べようと思って、五右衛門に行き、メニュー表を見たら、
その姿が無かったから。
メニュー裏を見ても、どこを見てもいない。
「嘘・・・」
あまりに動揺して、
お店を出た。
せっかく席に座ったのに申し訳ないけど、店員さんには「本当にすみません、ちょっと用事が」みたいなことを言って出た。
「納豆パスタが無くなったのがショックすぎるので出たいです」
なんて言えるわけない。
とても悲しい。
いや、悲しいなんて言葉では足りない。

圧倒的喪失感。
あれは日本一、
いや・・・
世界一美味しいパスタだった。
そう断言できる。
少なくとも私にとってはそんな存在だった。
たとえイタリア人に
「納豆とパスタ一緒にすんな」
と殴られたとしても、
私は叫ぶ。
ディ・モールト(非常に) ディ・モールト(非常に)良いぞッ!
ってね。
ーーーー

これは最後に撮ったあの人の写真。
たしか、去年のクリスマス前?だったかな
仕事帰り、寒さと空腹と疲れで極限状態だった私を、いつもと変わらない表情で迎えてくれたよね。
あなたとスープと赤ワインを食しながら、YouTubeで狩野英孝のゲーム実況を見たのを、今でも覚えているよ。
幸せな時間だったな。

その後、一月にも会ったけど、そのときもいつもと変わらない様子だったよね。
いなくなるなんて素振りを微塵も見せずにいた。
もしかしたら私にはあえて黙っていたのかもね。
それは・・・あなたなりの優しさだったのかな。
そう考えたら優しすぎて腹が立つ。
別れるなら一言言ってくれ。
LINEでも良い。
「ねばねば、おしまい」くらい送ってくれ。
なーんて、
今更そんなことを言っても、もう遅いけど・・・。

(あなたもこの空を見てるかな?)
はい。
つまり、何が言いたいかといいますと、
いまだに納豆パスタに未練タラタラ
ということです。
だっていきなり消えてしまったから。
(※私が知らなかっただけで公式発表はしていた)
心の準備ができていなくて、
胸にぽっかり穴が空いたような気持ちなんですよ。
お店の前を通るたびに、
「ああ、もういないんだ」
という悲壮感に襲われて、行き場のない悲しみに包まれているんです。
恋愛で例えたら、優しかった恋人が何も言わずに自分の目の前からいなくなる感じ、でしょうか。
私が テイラー・スウィフトなら多分一曲作ってる。
タイトルは恐らく「I can’t taste you anymore.」
でも、私は テイラー・スウィフトではないので、
曲を作ることもできない。
自分は、なんて無力なテイラー・スウィフトなんだ。
( 私はテイラー・スウィフトではありません)
このくすぶった想いを永遠に消化できない。
どうすれば・・・
どうすれば・・・この想いを

「作るしかないじゃないか〜〜」
というわけで、
納豆パスタ完全再現を決意。
決意した私の行動は早いです。
だが、
うちにはあれがない。
あの、炒める用の、あれがない、
フライパンがない。
という、衝撃の事実に気付きました。
これでよく作ろうと思ったな、私。と自分に引いてます。
だが、そんなことで諦める私ではない。
「そうだ、姉の家に行こう」

ベネ(良し)
というわけで姉の家のキッチンを予約しました。
完全に人の家をAirbnb感覚で借りてる。
さあ材料を集めましょう。
材料は、ChatGPTに教えてもらう。
『五右衛門の 「月見とろろと納豆のねばねば」を作りたいので、材料を教えて』

ふむふむ。

ニラと書いてるが多分、大葉の間違い。
ニラと大葉を間違えるなんて可愛いじゃん。
そして、ざっと見たところ、
近くのまいばすけっとで全て調達できそう。

ドン
調達してきた。

オリーブオイルはこれでよろしいのでしょうか?
わからないけど、オリーブのオイルって書いてあるから採用。
作り方も、



ChatGPTから教えてもらう。
ChatGPTはなんでも知っていてすごいなあ。
そういえば、白だしを買うの忘れた。
しょうがないので白だしはない方向で。

かゆみ防止のため長芋を酢を入れた水であくぬき。
しかし、すりおろしたら普通に肌かぶれました。
かゆ

麺を茹でる。
湯気により、UFOに連れ去られる瞬間みたいな写真が撮れました。
マンマミーア。
パスタは準備完了。
次にオイルソースを作ります。
(ChatGPTの指示を無視して、先にパスタを茹でてしまいましたが、先にオイルソースを作ったほうが良かったのかも。わかんないけど)

ほうほう。
では、弱火のフライパンに、
オリーブオイルと鷹の爪とニンニクをフライパンにIN。

めちゃくちゃ香りが良い。
そしてそして、
白だしがない問題があったので、
代打で、

めんつゆ
を入れます。
和風パスタだからきっと合うはず。
ちなみにバターがあったので一欠片INしました。
急にオリジナリティーが止まらない。
フライパンの中が盛り上がってきたところで、

パスタさん入ります。
よろしくお願いします。

香りが ディ・モールト(非常に) 良い。
不味いわけがない香りがする。
期待しちまうだろ。
オイルとパスタをささっと絡ませたら、

パスタをお皿にうつして、どんどん盛り付けていく。
敵(小6姪っ子)にしば漬けを半分食われていましたが、何とか奪い返しました。
写真を見ながら、盛り付けをして、
ついに・・・

完成。


どうでしょうか。
見た目的にはかなり似てるんじゃないでしょうか。
おんなじもん乗ってるから当然なんですけどね。
とろろ、納豆、オクラ、温玉(本当は卵黄が正解)、大葉、とろろ、しば漬け、ネギ、刻み海苔、全部いる(今気づいたけどしらす、すまん)。
大葉の切り方の雑さ以外は中々良いのではないかと。
だけど、一番大事なのは、なんと言っても
「味」
いざ、実食

うっ・・・

うっま〜〜〜〜
これは、Buono(ブォーノ)です。
いや、
ベニッシモ(最上級の良さ)です。
麺はちょっと硬めだけどオイルソースの味がしっかり染み込んでいる。麺の塩気と、とろろと納豆、オクラなどのネバネバたちの優しい味と食感が喧嘩をせず手を取り合っていて・・・
もう思わず

拍手
これはかなり美味しい。
ただ、
これが五右衛門の味かって聞かれたら、
正直、よくわからない
オリジナル要素入れちゃったし。
あと、多分、味付け何かが足りないし。
だけども、
今回これを作ったことが、
私の中のケジメになったのは確か。

吹っ切れたわけではないけど、
前よりも
「五右衛門の納豆パスタはこの世にはいない」
という現実に向き合えるようになった気がします。
完全再現じゃなくていいんだ。
これは私の中の納豆パスタとのお別れ会。
ちゃんと、お別れできた気がする。

(自分が思うより恋をしてたあなたに。あれから思うように息ができない)
ありがとう、納豆パスタ
ありがとう、姉
ありがとう、まいばすけっと
ありがとう、五右衛門

ーーー人生は続く。
たとえ、ネバネバアベンジャーズパスタが五右衛門から消えたとしても。
私は生きることをやめない。
食べることをやめない。
前に進むことをやめない。
永遠に。
そう、
ネバーギブアップ

〜五右衛門・納豆パスタ編【完】〜
では、
そろそろイタリア人に殴られに行ってきます。
アリーヴェデルチ(さよなら)!
「きのことベーコンの和風バター醤油」めちゃくちゃ美味しかったから、全人間食べた方が良い。
