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【2025歳末シリーズ】芭蕉的,今年のフェイバリットブック【日めくりカレンダーも作りました】

 昨年は音楽と本とを同じ記事にまとめていましたが,今年は分けることにします.栞型読書通帳も一緒にどうぞ.

【2024年の記事はコチラ】

【2024歳末シリーズ】芭蕉的、今年のフェイバリットソング+ブック - 我が日常の裏・表

 

 

【栞型読書通帳って何ぞやという方はコチラ】

【2024歳末シリーズ】日めくりカレンダーとかを作っていた - 我が日常の裏・表

 

栞型読書通帳とは,自分の読んだ本とその読みかたや進捗を記録しつつ,本に挟んでいける,栞兼読書ノートになるように自作してみたものです.

とりあえず200冊ぶん作ってみて,2024年から回しています.いまは大体90冊目くらいです.まだまだですね.だいたいどういう本を読んできたかはブクログで公開しています.

 

さて,今年も読んでみてよかった本を10冊だけまとめてみようと思います.

 

042 近藤康太郎「三行で撃つ」CEメディアハウス,2020.

 

 books.cccmh.co.jp

 

  • 読了日:2025/02/27
  • 著者は朝日新聞の記者として身を立ててきたものの,突如として田舎の百姓兼猟師に転身したという経歴をお持ちのようです.なかば隠居です.そこへ若い記者やライターが訪ねてきて私塾を開いているそうです.(ぶっちゃけ「“都会”育ちのおれ様が“田舎”に移り住んでみましたが,若造のために仕方なくおしえてやっていますよ」という鼻につく感じが本当にきついです)
  • そういう経歴の著者の本なので,自慢話や一人語りが続くのかと思いきや,プロとして文章を書く人なら持っていて然るべき,至極真っ当な心構えや技術がたくさん書いてあったため,流石に手のひらを返しました.衝動買いして正解だった1冊だと,いまでは思います.

 

045 羽田圭介羽田圭介、クルマを買う」集英社,2019.

www.shueisha.co.jp

  • 読了日:2月9日
  • 作家の羽田圭介氏が,いろんなディーラーを巡って何十回と試乗を繰り返して車を買うまでの本です.あの会社のクルマはこうだ,この会社のクルマはこうだ,と語るボキャブラリは自分もいくつか拝借してみたいと思ったのがこの本を手に取った動機です.
  • いまは貯金に徹するとして,郊外に引っ越したタイミングでクルマを買いたいかなぁ.
  • 記事を書くにあたって書誌情報を調べた際に気づいたのですが,5月に続編が出たようですね.今度は家をお買い求めになったそうです.

羽田圭介、家を買う。 / 羽田圭介 - 紀伊國屋書店ウェブストア|オンライン書店|本、雑誌の通販、電子書籍ストア

 

048 ダニエル・カーネマン「ファスト&スロー 上」早川書房,2014.

www.hayakawa-online.co.jp

  • 読了日:12月31日
  • ノーベル賞受賞者による行動経済学の名著.心理学と経済学の境界領域である行動経済学は人間の意志決定を扱っており,「ビジネスで役立つ」という触れ込みでもいたるところで顔を出しています.
  • これまで読んできたいくつもの本で紹介されていた書籍だったため,どこかのタイミングで時間をとってしっかり読もうと考えていました.年末の広島滞在を利用して読み進めました.
  • 前評判のとおり,豊富な比喩表現で軽快に読み進めることができて面白かったです.それ以上に感じたのが,著者ダニエル・カーネマン氏の相棒エイモス・トヴェルスキーに対する湿度の高さ.上巻の内容のほとんどは2人で共同研究していた頃のものであるため,ところどころで相棒を偲んでいました.本当に仲が良かったのでしょうね.

 

053 千葉商科大学人間社会学部「はじめての人間社会学 第2版」中央経済社,2023.

www.biz-book.jp

  • 読了日:3月12日
  • 学生時代の頃,教育学部で定性的な研究をしていた友人と,「数量化できないものを論じたって,あなたのお気持ち以外の何物じゃなくない?」と喧嘩になることがありました.流石に当時の自分を愧じ,人文社会学の入門書を読んでみることにしました.社会学というのは何を研究するのか,その世界をのぞくために読んだ次第です.
  • 「こういうことを研究するんだ,面白そうだなぁ」というのが素直な感想です.社会的・定性的な事象を科学に落とし込んで真面目に考察するからこそ学問に属人性が出るわけで,それがこの分野の面白いところなのかもしれないと思いました.

 

056 小松原明哲「安全人間工学の理論と技術」丸善出版,2016.

安全人間工学の理論と技術 第2版www.maruzenjunkudo.co.jp

  • 読了日:4月23日
  • 「仕事上のオペミスを減らすヒントが得られるのでは」と買った一冊です.自分の業務に直接結びついたわけではありませんでしたが.
  • 人命の関わる分野において血で書かれた技術が体系的にまとめられています.どういう事故があったかというよりは,人間の特性や研修,マネジメントに関する知見辺りが多かったですね.もっと広まってもいいのに.
  • ちょうどこの夏に改訂されました.悔しいです.

 

057 グロービズ「ファシリテーションの教科書」東洋経済新報社,2014.

str.toyokeizai.net

  • 読了日:4月11日
  • 会社の本棚で発見し,定時の外で読み進めた本です.最後にはプライベートで購入に至り,今は自宅の本棚の目立つところに置いています.
  • 読了直後にブクログに残したメモには,「会議での立ち回り,先生との打ち合わせ,社内での動きかた,同じ内容でも何通りにも応用できそうな情報が凝縮されていた」とありました.そろそろ読み返さなければなりません.

 

069 株式会社ポケモンポケモン生態図鑑」小学館,2025.

www.shogakukan.co.jp

  • 読了日:7月24日
  • 話題の新刊です.品薄に悩まされましたが,私はAmazonで入手しました.
  • 読んでいて和むし面白かった本ですが,この本が仕事になったらと思うとやや背筋が冷えました.この細かく描き込まれたイラストに対して校正を行うとか,想像するだけでゾッとします.
  • 続編を重ねて,いつか1025匹を描き切ってほしいですね.

 

076 鳴海邦碩・田端 修・榊原和彦「都市デザインの手法 改訂版」学芸出版社,1998.

book.gakugei-pub.co.jp

  • 読了日:9月19日
  • 都市計画やまちづくりの古い教科書です.仕事で存在を知って,プライベートでじっくり読んでみました.写真集のような紙,雑誌のようなレイアウトは,最近の本と比べて一線を画しているように思います.
  • ちょうど大阪万博の頃の話がまとめられており,今の視点で書かれるとどうなるのか気になる一冊です.まちづくり政策に対するイベントの活用とか歩車分離の考え方とか,今の写真だとどうなるのでしょうか.

 

077 明円卓・佐々木日菜・真子千絵美「いい人すぎるよ図鑑」PHP,2023.

www.php.co.jp

  • 読了日:9月5日.
  • ”いい人すぎるよ展”をまとめた一冊です.地味ながら素敵な具体例ばかり.自分もいい人になりたい.

 

090 馬場正昭・廣田襄「化学がめざすもの」京都大学出版会,2020.

www.kyoto-up.or.jp

  • 読了日:12月21日
  • 「現代化学史」の廣田先生の本です.厚すぎて断念した「現代化学史」のリベンジを果たせました.

  • 化学史→現代化学概説→社会へのかかわりという構成で,歴史から最新の内容までがまとまっていて面白かったです.数学における現代との分水嶺イプシロンデルタの整備にあると思っていますが,化学における現代との分水嶺は原子の発見(具体的な原子核の観測や周期表の完成)にあるみたいですね.

  • 現代化学・機器分析まわりが面白かったです.最後は教育や社会・政治に責任をなするような雰囲気がしたのだけは疑わしかったですが.今度はファラデーの伝記,機器分析など化学の専門書,社会科学の側から理系教育・工業教育の問題点を指摘する本が読みたいですね.

 

今はファスト&スローの下巻を読み進めています.

それから,来年の日めくりカレンダーも作ったので,ここに共有しておきます.よかったら使ってみてください.今年は1日1ページに分割したファイルも用意してみました.使ってもらえたら嬉しいです.

Dropbox - 260104_ブログ記事:2026年日めくりカレンダー&栞型読書通帳200 - Simplify your life

 

昨年公開したカレンダーは,使いきって保管しています.昨年を漢字1文字で総括するなら「葛(つづら)」でしょうか.プライベートに関していえば,昨年はいろいろなところに行ってきました.それで集めたパンフもたんまりです.

 

ここまでお読みいただき,ありがとうございました.




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