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【感想】ヒトリエ Freaky Friendship Tour 2025 広島公演

 結局のところ,地元のハコで観るのがいちばん落ち着くんだよな.

 

 昨年我々を大いに盛り上げてくれたヒトリエ陣営.「10-NEN-SAI」の名のもとに様々なスタイルのライブが続きました.たくさんの思い出を記事に残すことができ,感謝してもしきれません.

 

【シノ鉄 広島公演】

【感想】シノ鉄 広島公演 - 我が日常の裏・表

【10-NEN-SAI TOUR 広島公演】

【感想】ヒトリエ HITORI-ESCAPE TOUR 2024 10-NEN-SAI 広島公演 - 我が日常の裏・表

【日比谷超絶野音】

【感想】ヒトリエ HITORI-ESCAPE TOUR 2024 10-NEN-SAI~日比谷超絶野音~【ヤオーン】 - 我が日常の裏・表

 

 とくに野音ではアルバム「Friend Chord」の発売が発表されましたね.アルバムが出るということは,全国ツアーもいずれは発表されるだろう.で,実際,須田景凪とのツーマンライブ【MINGLE】の後で,収録曲目とともにツアーの開催が発表されました.

 

【MINGLEに参戦した話はコチラ】

【2024歳末シリーズ】芭蕉的、今年のフェイバリットソング - 我が日常の裏・表

 

 悩んだのはどの公演に参戦するか.東京公演が6月の日曜日なのが仕事の都合からして黄信号.(行けました!!!……ので,本記事では東京公演の模様は赤字で加筆しています)3月のさいたま公演は福井旅行と被って参戦できず.ちょうど友達と集まる用事をここにぶつけてGWぶんの帰省を果たそうということで,5月の広島公演に参戦することに決めました.何より金曜日だったのがありがたかったです.

 とはいえ参戦できるかは本当にギリギリでした.wowakaみたいな先輩のハイレベルな要求に最大限応えることを見越して,ライブ当日ですら午後休しか取らなかったので.

 

 ということで午後休を印籠に職場を抜け出し,新幹線に飛び乗って様変わりした広島駅に着いたのが18時過ぎ.改札を出てからライブハウスまでの道のりは雨の中を理論値で歩き,開場3分前に到着できました.

 整番はまぁまぁでしたが友人と連番だったと現地でわかり大歓喜.開演までビールを片手に彼と駄弁る.自分が仕事のうえで考えている「理系専門知と社会との接続」を,彼にも届けられるのか,そんなことをつい考えながら.

 

 さて開演.ダンサブルなSEに手拍子を合わせメンバーを出迎えます.

 此度のライブの号砲はアルバム「Friend Chord」の1曲目に位置付けられた<耽美歌>.23年のエスケープツアーでは「ジャガーノートじゃない方の新曲」として扱われていました.この頃から朱色の照明が目に焼き付いています.「二人の路地裏駆け抜けて」「焼け落ちるミラーボール」といった歌詞が青春活劇的.何より「僕らの夜」でシノダの語気が強まるのが熱い.

 今回のツアーはこの勢いのまま<ジャガーノート>がぶつけられました.開演前にアルコールを注入して感受性のゲインを上げた私にとって,まさにこれは必殺コンボ.優勝です.続けて<オン・ザ・フロントライン>.10-NEN-SAIを経て定番曲としてすっかり定着しました.

 ここでMC.「インターネットから来ましたヒトリエです.広島の長い繁華街をぎゅっと縮めて<3分29秒>!」.さらにイガラシが速い曲を書いてくれたという意味で印象的な<Quaderiteral Vase>.サビでの照明が眩しかったです.眩しくしないでほしい(観客の総意).さらに同期のくぐもったピアノソロに続けて<伽藍如何前零番地>.シノ鉄では必出でしたね.バンドでの演奏ではポエトリーリーディングの部分でギターをギャービョー歪ませていたのが耳にこびりついて離れません.

 

 演奏面で舌を巻いたのが<daybreak seeker>.wowaka作曲のため当然ギターは2本.さらにキーボードにコーラスにとにかく音が多い曲ですが,これも3人で演奏できるんですね.ギター1本で輪唱が無いからこそ,シャープに仕上がっている印象でした.何よりド頭から右ではシノダががなり,左でイガラシが同じくらいの存在感をスラップベースで放っているのがよかった.歌いながら歌詞に合わせたジェスチャーをしていたのも印象的です.ジャガーノートの1番サビに入る時に親指を下に向けるみたいなやつ.

 続く<月を見るたび想い人>では全体が紺色に染まっているところに黄色の照明が横から月のように差し込んでいました.最後の音をベースを抱きつつ伸ばすイガラシ.

 短めのMCを挟んでシノダがマイクを持ち,<SLEEPWALK>.跳べという煽りに応じて会場でガンガン跳ねます.シノダのジャンプが今日も高い.ステージを駆けまわる,暴れるといったフィジカルを活かしたパフォーマンスはやはりシノダに分が上がります.

 今回のツアーの白眉はなんといってもゆーまお作詞作曲の<Shadowpray>でしょう.楽曲自体の初公開は1/17,野音の上映会の東京公演でした.

初見の感想は「これどうやってライブで演奏するん」というところ.シーケンスをふんだんに使った楽曲なので少なくともハンドマイク枠だろうと思っていましたし,実際「SLEEPWALK」に続けて演奏されたのでその通りでした.

 ただ衝撃だったのが,シノダが途中でギターを構えたこと.2番の途中で長めの間奏でセッションタイムが出現しました.「Loveless」とか「ハグレノカラー」のイメージです.

 続く<おやすみなさい>は,終盤のらららがシンガロングになっていました.リリースツアーって基本的に,収録曲についてはみんな初見でパフォーマンスを見ることになるわけで,そのぶんフロアもみんな初見なはずなんですが,それでも自然にシンガロングが発生するのがバンドのライブならではという感じがします.初見でもレスポンスを共有できるのは愛がなせる業だと思うので.

 

 いつの間にかライブも後半戦.ここでのMCで,シノダがフルキャパでリリースツアーを開催できたことの感慨を噛み締めていました.思えば「REAMP」の「Amplified」も,「PHARMACY」の「Summer flight」もコロナ禍の制限のなかで開催されたのでした.「アンノウン・マザーグース」で声の出せないライブ,アンコールのために「もう1回」と叫べないライブでした.

 さて,今回のツアーで広島公演を選んだもう一つの理由が,このタイミングで演奏されました.<ネバーアンダースタンド>です.もともとは昨年3月のシノ鉄・広島公演の楽屋で作った新曲でした.弾き語りライブのその日に生まれた楽曲が,のちの新譜でバンドサウンドになり,あまつさえMVが付いて帰ってくる.このような出会い方をした曲は生涯この曲だけになるでしょう.

 生のバンドサウンドの迫力は違いました.生憎弾き語りしか知らなかったので.イントロのらららのコーラスは「耽美歌」同様イガラシの仕事になっていました.そのぶんシノダがボーカルに徹していました.サビで思いっきり裏声になったり,その前後で高速にまくしたてたり.

 間髪を入れずBPM=180のエイトビート.トーキーダンスのフリと思って血が騒ぎます.が,そこに乗ったのが歪んだギターの残響.<ワールズエンド・ダンスホール>でした.フッフーとか大サビの合唱とかとにかく楽しい.(衝撃だったのが,東京公演では「ワールズエンド・ダンスホール」が前半に移動して,この枠に<踊るマネキン,唄う阿呆>が出現したこと.元祖スタイルのオンベースイガラシを堪能し,我を忘れて踊りました.めっちゃ楽しい!!!!!)

 リーダーの曲を続けて<NOTOK>,さらにシンガロングをしっかり練習して<アンノウン・マザーグース>が演奏されました.(「アンノウン・マザーグース」が有観客のEX THEATERで演奏されるのは,この映像以来のことでした.シノダは言いました「あの映像を,超えたい」と.)

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あの映像に負けじと死ぬほど声を出し,最後に<ブルースプリングパンク>が演奏されました.大サビに入る前,「いつまでのあの頃のまままで~まだ痛むの」にかけてシノダの独唱に変化しました.噛み締めるようにテンポがゆっくりになるのが沁みる.自分の青春のキャラソンもこれだったらよかったのにという爽快感でした.本編終了.

 

 アンコール.シノダの合図に合わせてフロアから青地に白のジャガードタオルが掲げられます.その間にゆーまおが中央にぬるっと登場.広島といえば,ということでシノダはぷよぷよを作ったというゲーム会社・コンパイルの話.ゆーまおは広島を代表する自動車メーカー・マツダのロータリーエンジンの話をそれぞれに繰り広げます.お互いにお互いの話をぶつけあっていました.傍観に徹するイガラシ.開口一番に「あぁ,お二人はそういう方なんですね」と.初見の方の立場に立って聞いていらっしゃいました.

 ところでフロアからは,むしろイガラシこそ喋ることがあるのでは,と.2年前に「トーキーダンス」の演奏中にお陀仏になったプリアンプの件ですね.「進展なし」と10秒で終了.依然としてイガラシ宅には巨大な鉄の塊が鎮座しているだけの様子です.

 

 東京でのアンコールのMCは,イガラシがシノダ相手に言いたい放題でした.「汗の話をしなくなったかと思えば,天気の話しかしなくなった」と.おそらく無自覚だったであろうシノダ,効いたのかステージ上で数歩後ろへ歩いてうなだれる.ギターを構えてからも「もうおれ汗をかかない」と弱弱しい本音がこぼれていました.すかさず後ろから「サウナもダメだからな」というゆーまおの追撃が入ります.そはいってもこの日の東京は猛暑.汗をかかないほうが無理がありました.

 

 「EX THEATERといえば忘れられない景色がもう一つある」というシノダ.wowakaを含め4人で桜の木を見ている写真は,実はここの裏手で撮ってもらったとのことでした.その回想を踏まえ,東京公演では<さくらのいつか>が演奏されました.照明の演出が見事で,ステージ上の3人が桜の木に見守られているようでした.

 アンコールはシノダがギターをかきならして叫び,<劇場街>.今度はフロアも叫ぶ<ハイゲイン>の2(3)曲でした.やっぱ「ハイゲイン」は叫んでこそ.本当にコロナ禍が明けて完成した感じがします.

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 とまぁあっという間の2時間でした.楽しい!!!!SIX ONEはやや小ぶりなライブハウスなのでステージに3人が近い距離で収まるのが好きです.人によっては照明が豪華だとか,音が良いとかいろいろ好きなポイントがあると思います.それもあってか,広島公演はソールドしやすいのでお気をつけなすって.

 東京公演もファイナルだけあって人が多かったです.2000人弱があの空間に収まっていたなんて.「ハイゲイン」のドロップでホールワンマン開催が発表されたのもアツかった.

 

 今回も楽しいライブでした.来年2月に旧渋谷公会堂でのライブが決まりましたね.【10年後のルームシック・ガールズエスケープ】ばりにチケットの争奪戦が過熱するのではという予感がしています.

 ここまでお読みいただき,ありがとうございました.




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