地方と中央の、両方で勝ちたい。

ここまで12人のウマ娘を育成して来ましたが、ダートを走れるウマ娘は現状、ワンダーアキュート(第9話)ただ一人。公式が開催する毎月の対人レースイベントでダートレースが指定されたときは、それはもう大変です。いかんせん、出走するウマ娘を3人選べないので。
そんな折、ガチャですり抜けてくれたウマ娘が一人。おかげさまで、リーグオブヒーローズ(ダート)に向けて育成するウマ娘が確定したのでした。
そのウマ娘の名は、イナリワン。オグリキャップを主人公とする漫画「シンデレラグレイ」でも登場しているウマ娘です。

彼女は元々、地方(大井や高知など)でデビューするはずだったとのこと。彼女の進路を大きく変えさせたうえでの契約っぽいですね。トレーナーそれは流石に責任とれよ……。

同期2人はスーパークリークとオグリキャップという豪華な顔ぶれ。
そんなイナリワンですが、江戸っ子気質を活かして喧嘩を仲裁しているシーンが印象的です。

さてメイクデビュー。脚質が追込なので余計に不安が募ります。同じく追込のウマ娘だったゴールドシップ(第5話)もヒヤヒヤするレース展開が多かったので。

前が塞がっており抜け出せず、4着というまさかの結果。

未勝利戦をハナ差で勝利し、何とか軌道に戻します。「年度代表ウマ娘」という頂を目指すことになりました。
なお、地元に対してはこの覚悟。「結果を出すまで親方に会わす顔はねえ」

彼女の台詞が、自分にも巡り巡って刺さります。そのメンタリズムは失敗した時に予後が悪いので……(就職でコレをやって最終的に家族と大喧嘩に発展した)。
大井(地方)開催のジャパンダートダービー。1着が必須というわけではないですが、1着を取れないと示しがつかないという、胃がキリキリしてしょうがない状況。

勝利。一安心です。地下バ道で喜びを分かち合おうと思ったところに、親方が「そうは問屋が許さねえ」とご登場。勝負は暮れの東京大賞典に持ち越し。絶対に負けられない。
1着以外許されない東京大賞典(大井(地方))には、かのスーパークリークとオグリキャップが観に来てくれました。

とうのイナリはガッチガチ。でも地方の“テッペン”を獲ってきてほしい。
追込の癖に固有の発動が最終直線に入ってからなので本当にひりつきます。

ちゃんと親方を泣かせる勝ちっぷり。高らかに次は中央(おもに芝のレース)のテッペンを獲りに行く胸を宣戦布告!!!!!
初詣は彼女のルーツの下町へ。親方にも暖かく出迎えてもらえて良かったです。
誰かといるときは盛り上げ役にとことん徹するものの、その後でトレーナ―と2人きりになったところで笑顔が消えるのが、彼女の余裕の無さと必死さを感じさせます。


そこを支えるトレーナーが伊達男なので、剛毅な恋愛色のある、肉感たっぷりのシナリオにまとまっていますよね。
印象深いのはファン感謝祭。飲食系屋台の陣頭指揮役を生徒会直々に指名されたみたいです。下町の商店街に顔が利くからこそでしょう。
時代の寵児・オグリキャップ目当てのファンによる人手の増加もさることながら、オグリ自体も大食漢という。自らが梯子乗りで客を呼び集めることでその隙に屋台を立て直させてしまいました。

天皇賞(春)、宝塚記念で連勝を飾ります。中央転戦は上々の滑り出し。

勝ってなお渇くばかりのようです。

勝負の行方は……、

ハナ差!!!!!正直勝ったと思った……!!
これは悔しい。久々に頭を抱えて悶絶しました。これでイナリが気負い過ぎないと良いんですが……。
天皇賞(秋)は目標3着。オグリ、クリークには負けて良いっぽいのが運命の意地汚さを感じさせます。みんな「オグリVSクリーク」にしか目が向いていないようです。

勝利!!!!!!!ウオッカ(第3話)で初めてURAファイナルズを制したときくらいこちらも嬉しい。
勝ったものの完全勝利を目指してまだ乾くイナリ。後日、さらにオーバーワークをしてしまい倒れかけてしまいます。

(↑マジで熱いやり取り)

後日、彼女のために「お祭り(快気祈願祭)」をプレゼントしました。地元の皆さんの協力が本当に暖かい。ちょっとこんな感動モノのシナリオだったなんて育成開始当初は想像していなかったんですけど。親方を始めとする下町のおじさん、おばさんの励ましの言葉ひとつひとつが胸にくる。

さぁ最終コーナー前で先頭に立つ!!いざ、中央の”テッペン”へ!!!

さて、テッペンに立つこと自体は叶いましたが、最大の問題はグランドマスターズ。たづなさんからの評価は絶望。そもそもステータスが普通に見劣りしているので……。

残念ながらグランドマスターズでは初めての敗北。三女神をも含む全ウマ娘の”テッペン”は獲れませんでした。評価ランクはまさかのA。
前回との落差よ。今回ひどく下振れしたなぁ……。

次回は修士論文と引越しで極限状態だったなかで育成した、あの子のお話です。ここまでお読みいただき、ありがとうございました。