
明けましておめでとうございます。みな様はお正月をいかがお過ごしでしょうか。
あたらしい年には戦争がなくなり、平和で当たり前の暮らしができるよう、
心から願うばかりです。
さて、小さな絵物語りは和紙を素材に描いて話を添えていますが、予定は第10話まで計画しています。なかなか進みません。今年は少しずつ頑張ってアップしていきたいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。
第2話 <冬は、お家の中でのんびり>

凍てつくような寒い冬も、2月の下旬頃には和らぎ 窓から日差しが入り込んできます。
いつものように、お母さんは巻いた「めんよう」の糸を木箱から取りだして編みはじめました。ちい子の帽子や服も編んでくれます。
ちい子もマフラーを編みながら、お母さんとお話をするのが大好きです。
「夏にね、たまごの小屋で蛇が動いていたの。もう、びっくりして三寸も飛びあがったの」ちい子は両手をうわーとあげて「すごく、飛んだの」
お母さんは「そう、飛んだんだね」と、親指と人差し指をすーと広げて見せてくれた。「なんか違うのかな・・、あんなに飛んだのに」と、ちい子はおかしいと思った。
「ちい子ね。雪のうねに炭を植えてきたの。いつ、カボチャができるかな」 おかあさんは首をかしげながら「あのね、ちい子。ジャガイモは種イモから、カボチャは種からと、同じ仲間からできるの。お父さんとお母さんがであったから、ちいちゃんがいるの。難しいね、ちい子には。もう少し大きくなったら教えるね。雪が解けたらカボチャの種をあげるから、植えてね」
「うわ~、お母さん、また穴があいた」ちい子は、足をバタバタさせて編みかけのマフラーをつきだした。「どお~れ。あら、ほどけない。穴をあけるのが上手ね」お母さんはマフラーをひっぱりながら、笑っている。 (第3話につづく)