あ、今日は世界のビールランキングに戻り、業界6位のビールメーカーをご紹介します。
業界六番手は青島ビールです。
日本で最も有名な中国のビールメーカーなのではないでしょうか。
中国ビールといったら「青島ビール」ですよね。日本の中華料理店で、「中国のビール」といったら、ほぼ「青島ビール」が供されていたと思います。それ以外の中国メーカーのブランドを飲んだ記憶がありません。
世界的に見ても、「青島ビール」は世界100カ国以上で販売されており、中国のビールとして最も高い知名度を有しているといってよいでしょう。
ですが、本国中国では、青島ビールは2番目の規模なのです。以前ご紹介した、華潤雪花が中国市場での一番手です。
とはいっても日本のトップメーカーであるアサヒビールよりは上位に位置します。やはり中国市場は大きいですね。
青島ビールは中国で最も歴史の古いビールメーカーです。
中学校・高校の歴史の授業で「青島」という都市が出てきたのを覚えていませんか?
19-20世紀に欧州諸国は中国に多くの租借地を得ましたが、青島はその一つで、1898年にドイツの租借地になりました。その影響で、ドイツビールの生産を始めた、という歴史があります。
日本との歴史が深い会社でもあります。第一次世界大戦の時に日本が青島を占領し、その後ドイツから青島ビールの権益も得ます。その際は、大日本麦酒が青島ビールを買収し経営を行うことになりました。
大日本麦酒はかつて日本に存在したビールメーカーで、アサヒビールやサントリービールの前身です。大日本麦酒は青島で、「朝日ビール」や「札幌ビール」の製造を行っていた時期があります。
時を経て、第二次世界大戦の日本敗戦によって、青島ビールの経営権は中国に移ります。中華民国、次いで中華人民共和国の国営企業として経営が行われました。
そして、青島ビールは、1993年には香港の株式市場に上場します。中国の国営企業としては初めてであったようです。
明日に続けます。