(第五回)
~特別な日にはスペシャルめし・その2~
(不定期連載記事「あァ、ときめきの病院飯」の第五回めになります。
その前段として、よろしければこちらの記事↓もご参照下さい)
koumemylove4794.hatenablog.com
何だかんだで、年を跨いで2026年になっても未だ続いてしまってる本連載(笑)。
まぁこれも僕らしさってことで、皆様どうぞよろしくお願いします。

(画像はGrokによるAI生成)
さて、祝日や大きな年中行事などと言った特別な日には、入院中の病院食におきましても
普段と違った特別仕立てのメニューで楽しませてもらえることが多い、と言うことは
前回記事において触れた通りですが、そんな11月3日の翌日・11月4日もまた
僕にとっては特別で忘れ難い食事になりましたーー
や、何が特別なのかと言いますとですね。
その日はグルカゴン負荷試験(と言われても素人にはチンプンカンプンですが)のために
朝からドクター立ち合い下での採血がありまして、その前には何も食べてはならないため
おのずと僕は朝食の時間が通常より遅れることになっちゃったんですね。
採血時の注射針の痛みなんてのはオトナですから我慢出来てトーゼンではあるんですが
すきっ腹を抱えたままなのはどうにも気持ちが萎えまくる(汗)。
そんな僕の心を見透かしたように……いいタイミングで来ましたよ、朝の採血後の遅延食!
●11月4日(火曜日)
(朝/遅延食)
〇焼きおにぎり(二個)
〇卵豆腐
〇缶フルーツ(黄桃) 〇ヤクルト

(画像はGrokによるAI生成)
そう、焼きおにぎり!
遅延食の場合はコレとお粥のどちらかを選ぶことが出来たので、僕の場合はと言えば
迷うことなく焼きおにぎりをリクエスト。
どうせ味わうのならば様々なバリエーションをしっかり味わい尽くしておきたい、などと
この頃になると随分と僕も貪欲になっておりまして。
病院食の定番たる白飯の「代り映えないお行儀のよさ」とは一味違う米粒の香ばしさが
病院食を楽しむ上ではこの上ない「刺激」として帰納し、テンション上がりましたねぇ。

(画像はGrokによるAI生成)
また同時に、この日の朝の遅延食で唸らされたのは、焼きおにぎりとのコンビで
供されるこっとなった卵豆腐との組み合わせ。
もちろん総合的なカロリー計算の産物なのは言うまでもないのでしょうけれども、
その上でなお、焼きおにぎりの温かさと好対照を成す卵豆腐のひんやり滑らかな食感、
香ばしさと柔らかさで織りなされるコントラストの妙味には、料理単品だけではない
「ひとつの歓声系としての献立」としても唸らされましたね~。
そしていつもの牛乳パックと違い、この遅延食に限って乳酸菌飲料の
「ヤクルト」が出てきたのも嬉しかったなぁ、とにかく禁欲的な食事における
貴重な甘味分と酸味分の補給ってことで!
で、朝が遅かったとは言え、昼の食事は通常の時間通りに運ばれてくるわけで……
僕みたいな食いしん坊にしてみれば「食ったそばからまた飯が来てくれる」という
大変喜ばしい状況になるわけですよね、この日のバヤイ(笑)。
(昼)
〇やわらかめのご飯(これは手違い、でも旨かった)
〇白身魚のほぐし焼き
〇豆腐、大根、人参の煮つけ
〇栗きんとん
〇缶フルーツ(洋梨)

(画像はGrokによるAI生成)
朝メニューの戦列さに比べるとぐっと落ち着いた感じと言いますか、いつも通りの
病院食イメージに立ち返った感のある昼食ですが、この日の献立で特筆すべきは
滑らか棚舌触りが嬉しく、何たって自然な甘さが嬉しい栗きんとん。
もう明らかに「甘さに飢えている自分」を実感しつつ、格好の甘味補給源ってことで
皿の底までしゃぶり尽くす勢いで(笑)美味しく頂きましたよっと。
(夜)
〇ご飯
〇白菜の味噌汁
〇ブロッコリーとカニカマの和え物(冷製)
〇根菜類のクリームシチュー煮
〇一口大ハンバーグ(トマトソースはチリ風、ちょいピリ辛?)

(画像はGrokによるAI生成)
昼の主菜が魚だったなら、夜の主菜は肉……といった塩梅に、毎食ごと変化をつけると言う
栄養学や食事療法上の建前にしっかりと即し、律儀にそれを守って食事を供してくれる
病院食の姿勢は、ともすれば2=3日でも同じメニューの食べ回しとかやりかねない(笑)
僕みたいなズボラ飯人間にも大いに参考になり、また見習うべき要素。
で、今回の主菜たトマトソース仕立てのハンバーグ。
これに関してはですね、僕、ひとつだけ重大な不満がありまして。

(画像はGrokによるAI生成)
それは味付けのほどほど具合でも、ご年配の入院患者さんの誤飲などを防ぐ意味での
柔らかな調理や一口大サイズへのカットでもなく、ひとえに……
お代わりしたいのに、できなーいッ!!
と言う、その一点につきますね(笑)。
そう、病院食がいくら美味しくなってて、エンターテイメントであったとしても
変わることはないし、また変えてはいけないところは、それの第一義であるところは
あくまでも薬の投与と同じ「治療の一環」である、ってことなんですよね。
だからこそ濃い目の味にはできないし、患者がメニューを選ぶこともできないし
他の患者さんとお互いの飯をつつきっこしたり、お代わりなんてとんでもない話でーー

(画像はGrokによるAI生成)
と、ある程度は病院食の「手の内」が分かってきたからこそ、患者である僕の方もまた
相応の不満が出てくる、と言いますか図々しくもなってきまして……
そんな不満点が今後あっちこっちで首をもたげてくるかも、と言うのを次回以降への引きにしつつ
その辺はまた、次回の講釈で!
