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コダイ、現代、そして未来へ……!

せんじつ入手した「フィギュア王」マッハバロン特集号の読み応えのおかげで

なんかもう明らかに、自分の中で変なスイッチが入っちゃいまして……

キャラクター大全 鋼鉄ヒーロー大全 宣弘社、日本テレビ、日本現代企画の世界

 

で、ついカッとなり(笑)買っちゃいましたこの一冊。

特撮映画・TV番組系の研究所やグラフィックな資料本においては古くから定評のある

講談社さんから”キャラクター大全”シリーズの一環としてリリースされていました

その名も「鋼鉄ヒーロー大全」!

 

発売開始日が2023年の11月下旬であるにも関わらず、諸々の予算配分の都合もあって

ついつい入手が後回しになっていた本書なのですが、先日のマッハバロン特集雑誌に

いい意味での踏ん切りをつけさせてもらい、このたびの入手と相成りました。

本邦特撮TV映像詩にて果たした貢献と価値の大きさは勿論、円谷プロを起点とした

相互の関係性や人脈の関わり具合、解雇その他の人事がもたらした人と技術の流れなど

様々な意味で決して無視できず、素通りすることの出来ない円谷プロの子会社にあたる

日本現代企画(創映舎)が実質的な番組制作を担った作品群……

 

時にTV番組プロデュース会社の老舗・宣弘社の懐を借り、また時に日本テレビ

番組企画力をジャンプ台として、決して潤沢なだけではない制作予算と環境の中でなお

意欲的で斬新な映像や世界観を、ドラマや脚本と巧みに融合させつつ世に問うてきた

一連の「ニチゲン」作品群のシャープな新感覚映像は、円谷プロで腕を磨いてきた

熟練の精鋭スタッフが身に着けた「基本」と「技」に裏打ちされての物だったのだ、と

改めて実感させてもらえる本書。

現存するスチールや関係者への貴重なインタビュー・談話の収録ばかりではなく

映像作品の本編映像からもふんだんに、そして鮮明な形での抜き焼をも多用することで

よりアクチュアルなかたちで、日本現代企画が世に問うてきた傑作シリーズの魅力を

作品世界ごと、しかも「視覚に嬉しい」形で俯瞰し、把握することが出来るというのは

やはり、このテノマニア向け書籍には古くから定評のある講談社さんならでは。

従来書籍ではスルーされがちだった『レッドバロン』の鉄面党・顔出し幹部キャラや

『少年探偵団(BD7)』最終回、あの衝撃的な20面相の正体もバッチリ収録(笑)!

 

と、そんなビジュアル面での「見応え」の一方で、「読み応え:を担ってくれるのは

何と言っても収録各作品の出演者さん、メインふたっ夫人へのインタビューと座談会。

何しろ本放映から半世紀近くの時を重ね、既に鬼籍へ入られている関係者さんたちも

決して少なくないだけに、今もお元気でおられる方々が当時の製作状況や思い出などを

伝えて下さる言葉にはそれだけで値千金の値打ちがありますし、また講談社さんの

これらの特撮系ムックにおいては、当該作品だけにとどまらない出演者さんたちの

来歴やその後のお仕事などをインタビュアーの方がしっかり深堀してくれる傾向があり

それによって、日本現代企画の作品群「以外」の要素への思わぬ(あるいは確信犯?)

脱線ぶりや、それに伴って思わぬ作品の思わぬ裏話が聞けちゃったりするあたりもまた

個人的には密かな楽しみであり、また大きな読みどころです(笑)。

 

柴敏夫氏が語るデビュー作『ゴールドアイ』や実相寺演出の思い出と畏敬の念、

牧れい氏の口から語られる『七人のリブ』や『ザ・スーパーガール』のことや、

加藤寿氏が『トリプルファイター』でのケリー岩崎役に触れてらっしゃったたこと、

「青春スター」たる石橋正次氏が語る『帰マン』ゲスト出演時のエピソードや

『おこれ! 男だ」に関するぴそーど、『ガンバロン』撮影終了後の安藤一人氏が

『透明ドリちゃん』に出演した頃へのコメントなどはどれも貴重な歴史の証言ですし

またスタッフ座談会においての故・実相寺昭雄監督をめぐってのあれやこれやや

若き日の鈴木清監督の意気軒高さを示す火輪の数々には捧腹絶倒(笑)。

予算面ではタイトで、湯水のように費用を……と言うわけにはいかなかった分だけ

ここぞ! というところで用いられた合成カット(例えば『アイアンキング』2話、

逃げ惑う人々に迫るジャイロゲスのシーンや、『レッドバロン』2話において

かがみこんだレッドバロンの掌の上に主人公・紅健がひらりとジャンプで飛び乗る様

ワンカットで見せ切る大胆さなど)の鮮烈さと取捨選択ぶりの的確さに関しましては

本書収録の本編抜き焼き図版からでも確かに感じることが出来、それが出来るのも

多くの現場で場数を重ね、鍛えられたプロ中のプロならではの経験値の賜物であるのも

はっきり伝わって来るのではないかな、と思います。

コダイグループと日本現代企画のつわものたちが、本邦特撮回に吹かせた新風……

それは間違いなく多くのクリエイター志望者に影響を与え、以降の作品群ともども

確実に「未来」へと繋がっていく大事な一歩であり、かけがえない財産です。

日本特撮の「今」に至る道を知り、「今」を知り、「未来」へ繋げていくためにも

ニチゲン作品群のファンの方はもとより、それらを知らない貴方にこそ、是非!

 

 

 

 




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