もはや説明不要の大人気アニメ『ガールズ&パンツァー』の大きな魅力である
隅々まで交渉の行き届いた戦車戦の迫力と同等か、それ以上に重要な位置を占める
個性豊かな登場人物の少女たちによる明るく元気で、時に素っ頓狂でもある(笑)
日常生活もの、ギャグ作品としての切り口から作品の魅力をより掘り下げながら
多くの好評と安定した人気を獲得し、アニメ原作のコミカライズ作品としては異例の
10年超に渡る長期連載を成し遂げ、今もコンスタントに掲載話数を重ね続けている
『ガルパン』史における金字塔のひとつ、『もっとらぶらぶ作戦です!』。

ガールズ&パンツァー もっとらぶらぶ作戦です! 23 (MFコミックス アライブシリーズ)
僕自身も愛してやまず、単行本1巻からリアルタイムで購入・購読し続けている
この『もっとらぶらぶ』最新23巻が、劇場用新作アニメ化が決定したという
ビッグニュースを引っさげて、去る3月22日に凱旋発売!
……で、例によって僻地の悲しさで、どうしても本州より本が店頭に並ぶのが
3~4日遅れてしまうのが我が北海道なのですが、遅ればせではありますものの
この通り、僕もまた無事に入手が叶いました!

毎回繰り出されるギャグの破壊力が圧倒的すぎてつい見落としがちになっちゃいますが
それらのネタを裏打ちする各キャラクターの描写、ご自身が『ガルパン』と言う作品の
熱烈なファンであることを公言して憚らない弐尉氏ならではの「原作咀嚼力」の強さと
際立った理解力に、連載エピソード更新のたび心地よく驚かされて来た本シリーズ。
それだけにこのたびの「アニメ化決定!」の第一報にもびっくりはしましたけれど
否定的ニュアンスでの疑問はありませんでしたし、むしろ納得しかありませんでした。

そんな『もっとらぶらぶ』最新刊も、弐尉氏だからこそ為し得る安定の面白さであり
その上で改めて1巻からを改めて読み返してみますと、まだまだ最初の段階においては
「商業連載でどこまでやっていいのか?」を探り探り、おっかなびっくりにも見える
試行錯誤ぶりが結構如実に見て取れるのが微笑ましくも可笑しくて(笑)、そこから
10余年の時間を経ることによって弐尉氏ご自身も、毎回の連載における切れ味も、
そして毎回の漫画のコまの中で活き活きと躍動するアニメの戦車道女子たちも全てが
互いに影響し合い、響き合いながら「育って」いったんだなぁ……と言う具合に
位置読者に過ぎない僕も感慨深さを禁じ得ず、笑いも禁じ得ません(笑)。

そんな自分の中でも決して軽くない位置付けの漫画作品だからこそ、むしろ軽く読んで
大いに笑いたい『らぶらぶ作戦』最新刊。
もうこうなったら、行けるとこまでとこちん行っちゃって下さい、弐尉マルコさん――
漫画も、アニメも楽しみにしてます、だからこれからも!