児童向け玩具と言う体裁をとりながらも、ハイエンドユーザー向けの商品に比しても
決して見劣りしない造形クオリティの高さや、幼児の乱暴なプレイ(笑)にも耐えうる
玩具としてのタフネスの魅力、比較的容易に手に取れるお安めな価格設定……などなど
多くの魅力的エッセンスを内包し、好評のうちにアイテム総数を増やし続けている
バンダイの「ウルトラアクションフィギュア」シリーズ。

その商品展開において、シリーズの華とも言うべき銀色の巨大ヒ-ローたちのみならず
その敵として、或いは仲間として、常に番組を盛り上げ続けて来たもう一方の主役たる
怪獣・宇宙人たちも続々ラインナップに加わっているのは『ウルトラ』商品ならではで
市井の怪獣ファン的には本当に嬉しいことだと感謝の一語であります。

そんな「ウルトラアクションフィギュア」路線が完全に軌道に乗ってくれた顕れである
怪獣・宇宙人路線の商品化の一端として、2022年に公開されメガヒットを記録した
『シン・ウルトラマン』登場キャラクターの中でも、山本耕史氏の怪演と相まっての
強烈なインパクトを与えてくれた”外星人第0号・メフィラス”。

去る2023年2月にリリースされた本アイテムを、大変遅ればせではありますが
僕もとうとう我が家に「お迎え」してしまいました。

1966年のオリジナル版『ウルトラマン』に登場したスーツのイメージを基調にしつつ
その実、人間が中に入るスーツではとても再現不可能な、スマートさを通り越して
極端にひょろ長いその特異なプロポーションには、相手役たるウルトラマンともども
「明らかに人間とは異なる」異質な存在ならではの魅力が匂い立つよう。

ほぼ黒一色のカラーリングと、その全身の光沢は、どこかアメコミ・ヒーローに対する
スーパーヴィランたちのような倒錯的「悪の色気」をも感じさせるばかりか、
玩具的にしても黒一色は全てPVCの成型色そのまんまで賄えるカラーリングだけあって
商品化の差異にも塗装工程を大幅に省略できるのが美味しいトコロかと(笑)。

かくてここに、晴れての商品化となった「シン」メフィラス。
極端な装甲などを着こまず、人間に限りなく近いスマートなプロポーションだけに
数々のアクション・ポーズが無理なく、幅広く素直に決まります。

また、手足が長めにアレンジされているデザインだけに、大胆なアクションポーズも
素直に決まってビシッと映える、実にアクション・フィギュア向けのものであるのが
しみじみ実感できて、遊んでいると自然に笑みがこぼれてしまいます。

のちに「S.H.フィギュアーツ」枠で、より高年齢のファン向けに需要を絞りこんだ
ハイエンド・ユーザー向けのフィギュアが発売されましたが、児童向けならではの
構造の素直さや丈夫さなど、こっちも全然「負けて」いません――
って言うか、個人的にはアクションフィギュア版で全然オッケーかも(笑)。

ベータ―ボックスもおまけについて、遊びの幅が自然に広がる本品。
こんな良い玩具で遊べる今の子たちが、ジジイ的には本当に羨ましい(笑)!!