より高年齢層の視聴者層をもターゲットとして睨み、
「シャープで硬質なドラマ」を当時最優秀の特撮スタッフによる
特撮映像の説得力と、渋いキャスティングにより積極的に創出していこうとしたものの、
その本放送期間が百花繚乱・群雄割拠の「変身ブーム」期であったため、
望むと望まざるに関わらずライバル作品との競合を強く意識させられ、
大きな路線変更を余儀なくされた『ミラーマン』。

しかしながらその数々の魅力的なエッセンスと、本作ならではのオリジナリティは
今もなお多くのファンから根強い支持を受け、同時に新たなファンをも獲得して
円谷特撮ヒーロー史の中に燦然と輝き続けています――

そんな魅惑の『ミラーマン』楽曲群から、今夜はこの一曲を。
サングラス姿の人間に姿を変え(憑依して)不気味に迫るインベーダーや
巨大怪獣、宇宙円盤などを前面に押し出しての大規模で直接的な破壊活動。
巨大化したミラーマンと宇宙怪獣の大地を揺るがす激闘などなど、幅広く
様々なシチュエーションでの挿入が可能な使い勝手の良さゆえに多用され
それだけに耳にもくっきり焼き付いた、硬質な緊張感横溢の名曲です。

“インベーダー!
それは影の国……宇宙に漂う幾千の星から、
あるいは、私たちの誰も知ることのできない
四次元の世界からやって来た侵略者である。
彼らが人間に変身し、あるいは怪獣に変身し、
地球を狙ってやって来るのだ!
(『ミラーマン』第10話・劇中ナレーションより抜粋)