"今やSKIPの分所は、日本各地に設置され
各分所には一体づつ
AIロボットが配備されているのだ!"

……と、冒頭のアバンタイトル部において割と重要な設定がさらっと語られるもんで
箸休め的な特別総集編とは言っても『アーク』は全く油断できません(笑)。
怪獣が頻出している本編のメイン舞台・星元市を離れ、逆に劇中世界での10年のうち
二度しか怪獣が出現していないと言うSKIPフジヤマ分所へとカメラの視点を移し、
そこに所属する唯一の職員・中村イチロウ氏と、フジヤマ市分所配備のAIロボット
(ユピーと同型の量産機と言う前提で、同一スーツの共用を無理なく見せる手際も
また心憎い限り!)・チャッピーとのダルな(←ここ重要・笑)日常会話を通じて
視聴者に示される作品の世界観と文芸設定やイメージの広がり具合が何とも楽しく
お盆休みの締めくくり、ちょっと息を抜きつつ気軽に視聴するのにはもってこいの
「本筋には全く関わらないけど、見れば間違いなくトクする」一編でしたね。
で、フジヤマ市分所で10年のあいだに観測された怪獣出現の事例と言うのが
グビラとバレバドン(しかもワンカットとはいえ新撮!!)であったり、
中山氏が地球防衛隊時代に捕獲した深海怪獣アリゲトータスに「ピーター」と言う
名前をつけて自宅の水槽で飼っている胸が語られたりなどの細かなくすぐりに、
怪獣好きとしては朝からついキャーキャーしちゃったりしたのですが(笑)……
やはりこの総集編における最大のキモは、「K-DAY」を境にして日常のものとなった
怪獣出現と、星元市に次々と出現した怪獣たちを迎え撃ち、撃退する光の巨人こと
我らがウルトラマンアークの目覚ましい活躍ぶり!
怪獣たちの能力や生態が個性的(イコール魅力的)であればあるほど、それと対峙する
アークのキャラクター性もまた際立ち、クライマックスが盛り上がるのは必然――
そう、そしてそれだけに、怪獣玩具が欲しくなっちゃうのも全くの必然(笑)。
そんな空想特撮シリーズの楽しさの本質、「怪獣番組」としてのごく当たり前なことを
真っ当に、誠実に貫き続けてくれる限り……
僕ぁもう間違いなく、これからも『ウルトラマンアーク』の味方です!