名水の沸き出るところ、旨い食べ物屋(特に麵屋)あり――

中でも北海道の寒冷な気候で育った蕎麦は、蕎麦粉と同じくらい水のよさが
ものを言う食べ物だけに、羊蹄山を望む絶好のロケーションともども
この土地の風情を愉しむ上ではまさに打ってつけであります。

そんな「名水の郷」こと羊蹄山のふもと、ニセコ町の名店「ようてい庵」さん。
蕎麦の旨さが評判に次ぐ評判を呼び、平日・休日を問わずの繁盛ぶりで
開店から昼の1時前後あたりで早くも蕎麦の麺がなくなってしまうことも
決して少なくない、というほどの人気店なのです。

このたびは、こちらの二品……
大定番のもりそばと、天ぷら(山菜盛り合わせ)を楽しんできちゃいました。


薫り、歯ごたえ、喉越し、味……
それらの全てが見事に調和し、高いレベルで完成された手打ちの十割そばが
やはりニセコの自然と羊蹄山の名水に育まれた北の山菜の天ぷらに対して
一歩も退かず、かといって相手の味わいを殺さず、見事に引き立て合う様の
美しい味わい深さ、すなわち「美味しさ」よ!

千歳からニセコまで、これを味わうため「だけ」に
二時間強をかけて足を運ぶ価値のある、そんな唯一無二の光り輝く一膳。

締めの蕎麦湯まで含めて、今日も心ゆくまで堪能させてもらっちゃいました。