

今やどこからどう見ても、疑いようのない真夏……
照り付ける陽射しが、ガンガンと暑気を煽り立てている北海道。

そんな中での『宙マン』も、例によって例のごとく、毎度お馴染みの
ここ・北海道千歳市からその幕を開けることとしよう。

ビーコン「いえっふ~、良い子もワルイ子も、みんな元気っスか~!?
ご存じ、みんなのアイドル怪獣・ビーコンちゃんっスよ~。
毎日メチャクチャな夏日っスから、スカッと爽やかな暑気払いのために
一話まるまる、ノンストップ下ネタ大攻勢で……」
などと、ビーコンが例によってしょうもない話題を切りだそうとした矢先。
……なんだか俄かに、市内の様子が騒がしい。

ビーコン「ありゃ、こりゃ一体どういうわけっスかねぇ!?」
落合さん「ビーコンさんの世迷言を聞かずに済むのは、正直有難いのですが……
この街の様子は、何だか穏やかではございませんわねぇ」
みくるん「……まさか、また何か事件が起こる前触れですかぁ?(汗)」

地上に黒く不気味な影を落とし、上空からぐんぐん迫ってくる謎の気配……
その「実体」が明らかになるにつれて、野次馬気分で集まっていた千歳の人々も
慌てて逃げ出し、人々の悲鳴が幾重にも交錯して響き渡る。
大空の彼方から飛来した恐怖の影、それは――

ながもん「おおっ、あれは……」
みくるん「(ごくりと息をのみ)そ、空飛ぶ……円盤……!?」

そう、あれこそは空飛ぶ円盤!
地球外のテクノロジーで作り出され、金属質の怪音を周囲に響かせながら
千歳上空に飛来してきたのは、正にそうとしか形容しようのない物体であった。

ピグモン「えう~、ホントに空飛ぶ円盤なの、ピグちゃん怖いの~(涙目)」
ビーコン「いったい何の目的で、こんな片田舎まで飛んできたんスかねぇ!?」
宙マン「さぁね、それは今のところ判らんが……
しかし、今までの経験から言って、どうも友好的な意味ではなさそうだよ!」
落合さん「……地球侵略!」
ビーコン「どひ~っ、アニキの言葉だと説得力ありすぎっスぅぅ~(汗)」
そして、宙マンのその言葉を裏付けるかのように……
空飛ぶ円盤から地上へと向けて、一条の白色光線が照射された!

宙マン「(驚き)!?」
地上に炸裂した白色光線の眩さに、思わず目がくらむ宙マンたち。
そして、その閃光の中から、忽然と姿を現した巨大なるシルエットは!?

「ビュルグググぅぅ~っ!!」
みくるん「ああっ、か、怪獣さん……!?」

ながもん「(首を振り)あれは……極悪ハンター宇宙人……ムザン星人」
ピグモン「はわわわ、怪獣でも宇宙人でも、とにかくおっかないの~!(涙目)」

怪獣軍団の一員、“極悪ハンター宇宙人”の異名をとるムザン星人。
他星の種族をターゲットとし、遊び半分のハンティング・ゲームで狩り立てる
際立った残忍さで悪名高い、軍団でも屈指の凶状持ちである。
そして、そんなムザン星人とともに、空飛ぶ円盤でやって来たのは……!

「フォッフォッフォッフォッ……僕だよ、僕っ!」
宙マン「その声は……バルタン星人Jrか!」

バルタン星人Jr「ダークネスファイブだけに大きな顔はさせられないからね……
怪獣軍団・幹部候補生の意地、今こそここに見せつけてやる!」
落合さん「うーん、仰る意味が今ひとつ判り辛いのですけれど……」
ビーコン「どっちにどう転んでも、千歳の一大事なのは間違いないっス!(汗)」

イフ「わははは……その意気だバルタン星人Jr、ムザン星人!
二人しっかり力を合わせ、千歳を制圧してワシらの前線基地を築くのだ!」
ムザン星人「ビュルグググ、任しといて下さいやァ、魔王様!」

ムザン星人「Jrの坊ンコも良く見とけや、この俺様のグレート・パワー!」
バルタン星人Jr「うんうん、頼りにしてるとも、ムザン星人!
僕たち二人が手を組めば、もはや怖れるものなど何もないからね!」
ムザン星人「ビュルグググ~、腕が鳴るのぅ!」

早くも意気あがる、二大宇宙人による極悪タッグ!
だが、その暴挙に対して、決して地球人も見て見ぬふりなどはしない。

ビーコン「おおっ、航空防衛隊の戦闘機っスよ!」
落合さん「もう何度も申し上げております通り……
本当に期待はしておりますのよ、私たち市民としましては!?」
ピグモン「はうはう~、とにかくがんばってなの、おじさんたち~!」

「よし、目標を確認――全機、攻撃開始っ!」

地上のムザン星人めがけて、雨あられと叩きこまれるロケット弾!
戦闘機隊の猛攻撃をまともに受けてなお、ムザン星人の勢いは止まらない。
ムザン星人「ビュルグググ~、ちょこざいなっ!」

「う、うわぁぁぁぁ……っ!?」

ムザン星人の頭部の触覚から、勢いよく放たれる破壊光線!
戦闘機編隊は、勇戦空しく次から次へと撃墜されていく。

ムザン星人「ビュルグググ~、どんなもんじゃい!」
バルタン星人Jr「フォッフォッ……どうだ地球人ども、手も足も出ないだろう!?」

ビーコン「どひ~っ、なんかもう、二人そろってハイテンションっスよ~!」
落合さん「このまま勢いに乗られると、取り返しのつかないことになりますわ!」
ピグモン「はわわわ、宙マン、宙マン、何とかしてなの~」
宙マン「ああ、さすがに見過ごせない!
宙マン・ファイト・ゴー!!」

閃光の中で、みるみるうちに巨大化する宙マン。
華麗な空中回転とともに、ムザン星人らの前に舞い降りる!

宙マン「トゥアーッ! 宙マン、参上!
怪獣軍団の悪党ども、これ以上お前の好き勝手にはさせないぞ!」

ズ、ズーンっ!!

ムザン星人「ムウッ、あいつが噂の宙マンかいや!」
バルタン星人Jr「おのれ宙マンめ、またしても邪魔だてを……
ムザン星人、気をつけろ。あいつは手強いぞ!」
ムザン星人「ビュルググ、銀河連邦の英雄がなんぼのもんじゃ!」
宙マン「ほう……ならば、試してみるかね、私の力を!?」

ファイティングポーズとともに、敢然と身構える宙マン――
さぁ、今日もまた、世紀のスーパーバトル開幕だ。

真っ向激突、宙マン対ムザン星人!
落合さんたちの見守る中、巨大な両者の攻防戦が大地を揺るがす。

野獣めいた破壊衝動を全開に、猛然と襲いかかってくるムザン星人。
その勢いに呑まれることなく、冷静な判断と磨き抜かれた格闘術の冴えで
宙マンも敢然とこれに挑み、渡り合っていく。

巨大な両者の肉弾戦、やや押され気味の感があるムザン星人。
が、そんな「相方」の不利を素早く悟り、上空待機のバルタン星人Jrが
円盤からの怪光線発射で横やりを入れてきた!

不意を突かれて、よろめく宙マン。
その隙を逃さず、ムザン星人も破壊光線によって宙マンを攻めたてる。

宙マンの周囲に炸裂し、大爆発を生じさせるムザン破壊光線!
爆風と衝撃波が宙マンをよろめかせ、周囲をも吹き飛ばして――

グワーン! ズガガガガーンっ!

「う、うわぁぁぁぁ……っ!!」
みくるん「ああっ、宙マンさんが!」

ながもん「むう、恐るべし……両面攻撃」
ビーコン「ながもんちゃん、そんな悠長に構えてる場合じゃねぇっスよ!(汗)」
落合さん「あのダブル攻撃を受け続けては、いくらお殿様でも……」
ピグモン「はわわわ、宙マン、負けないでなの~!」

バルタン星人Jr「フォッフォッフォッ……思い知ったか、宙マンめ!」
ムザン星人「俺様と坊ンコの勝ちじゃ。今、トドメ刺したるわいっ!」
宙マン「なんの……負けて、たまるかっ!!」

宙マンの息の根を止めるべく、猛然と迫るムザン星人。
だが、その時こそ同時に……
宙マン起死回生の一撃、逆転の必殺技が唸りをあげる時なのだ!

宙マン「くらえ! 宙マン・エクシードフラッシュ!!」

全身のエネルギーを極限まで凝縮して放つ、虹色の必殺光線……
エクシードフラッシュの一閃が、ムザン星人を直撃!!

ムザン星人「うぎゃああっ……ぼ、坊ンコ、済まぁぁ~んっ!」
バルタン星人Jr「おのれ宙マン、よくもムザン星人を!」

地上めがけて、怪光線を発射する円盤!
だが、今度は慌てず騒がず、プロテクションでこれを無力化する宙マン。

バルタン星人Jr「さすがだ宙マン……だが、勝負は未だ一回の表だ。
この次に会う時こそは、必ず――」
宙マン「いいや、お前に次などあるものか!」

上空めがけて、二発めのエクシードフラッシュ!
虹色の一閃によって撃墜され、空飛ぶ円盤は空中で大爆発を起こした。

バルタン星人Jr「ひょぇぇぇっ……ちゅ、宙マンめ、覚えてろ~っ!!」
やったぞ宙マン、大勝利!

みくるん「わぁっ、やったぁ……宙マンさんが、やってくれました!」」
ながもん「やっぱり、ヒーローは……こうじゃ、なくちゃ」
ピグモン「はうはう~、宙マン、ありがとうなの~♪」

ジャタール「(鼻で笑って)ふふん、バルタン星人Jrめ、口ほどにもない!」
グロッケン「いくら幹部候補生ったって、ああ負けが込んでちゃなァ……」
イフ「えぇい、たわけっ!!」

イフ「幾度倒れても挫けない……
あの限りなきチャレンジ魂こそ、バルタンJrのよさであり
我が怪獣軍団の、筆頭幹部候補生たるに相応しい資質なのだ。
同じ幹部候補生として、お前たちもよーっく見習うがよいぞ!」
グロッケン「(慌てて平伏)……は、ははァーッ!」
ジャタール「き、肝に銘じますです、魔王様っ!」
……などと言う、暗黒星雲でのやりとりの事はさて置いて。

我らが宙マンの活躍で、バルタン星人Jrとムザン星人の極悪宇宙人タッグは
見事に撃退され、千歳には再び平和が蘇ったのであった。
ビーコン「いえっふ~、アニキ、どうもお疲れさまっした!」
落合さん「今日もまた、素晴らしいご活躍ぶりでしたわ、お殿様♪」

みくるん「宙マンさんのおかげで、みんなすっかり安心ですぅ!」
ながもん「これで、みんな……思い思いの……ことが、できる」

ビーコン「いえっふ~、オイラも心置きなく、自分のやりたいこと出来るっス!
まずは冒頭からの流れで、怒涛の下ネタトーク9時間ノンストップ――
悪い子のみんな、替えのパンツとティッシュの準備はいいっスか!?」

げ し っ !

落合さん「っがー、大概になさいませ、このエロ怪獣っ!!(怒)」
ビーコン「どひ~っ、すっごく自然な流れだと思ったのにぃぃ~」
宙マン「はっはっはっはっ」

悪魔の新兵器も、卑怯な罠も……
軽~く一蹴、正義の宙マン・パワー。
さて、次回はどんな活躍を見せてくれるかな?