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『ウルトラマンデッカー』15話、見ました!

前回・14話後半からの怒涛の急展開を受け、デッカーに変身できる謎の男や

アサカゲ博士こと「バズド星人アガムス」に対するより踏み込んだ情報が提示されるも

それぞれの背負った事情やしがらみ、感情の激しい揺れ動きなどがノイズとなって

それらの情報自体は断片的なものにとどまり、結果として物語の中での様々な謎が

更にいや増すばかりとなった、今朝の『デッカー』15話。

……と書くと何だか腐してるみたいですが(笑)、勿論そんなわけではなくて。

折り返し地点に入った物語のテンションを更に上げ、視聴意欲を掻き立てるうえでは

このくらいの「仕掛け」と、「ヒキ」と「焦らし」も込みで盛り上げていかなければ

経糸重視の連続ものとしてはむしろ嘘と言うものでしょうから。

 

 

で、そんな断片的情報の中での様々なエッセンス……

遥かな未来の火星からやって来て、カナタにディーフラッシャーを託したのだという

謎の男の口から語られる「宇宙に進出した人類がスフィアと戦い続けている」事実や

その中にも存在しているもう一人のウルトラマン(その姿は明らかにダイナ!)の事、

やはり同じく未来からやって来たのであろうアガムスが「復讐」に走る契機となった

謎の男との過去(いや、未来か)における浅からぬ因縁と、それにまつわる事件など

それらはどれも魅力的で、より掘り下げた描写や説明なども欲しくなってしまいますし

いろんな想像もムクムク膨らんでしまいまして、次回以降が気になってしまいますし

こりゃもう完全に制作陣の思うツボ、と言った感じですね(笑)。

 

 

そして今回、恐らくはカナタの遠い子孫であるのであろう謎の男……

デッカー・アスミとの時空を超えた出会いによって、まだ自分の未来はもちろん

自身の目標のことさえ掴めていなかったカナタが、己の戦うことの意義について

確実に「何か」を掴みかけて自覚し、その上での「負けられない」戦いぶりが

未来の子孫からの継承ではない、この時代で戦うカナタ独自の最強形態である

デッカー・ダイナミックタイプを誕生させる……と言う流れも、カナタ役・松本氏や

デッカー(謎の男)役・谷口氏の演技の熱さや、今回のドラマ面での比重をほぼ

カナタ&謎の男、アガムスに絞り込んでいたことでの、ノイズの少なさと相まった

ストレートなテンションの高まりで、実に美しくも「燃える」展開に。

 

 

そう、今回がデビュー戦となったデッカー・ダイナミックタイプ!

左右非対称のデザインが魅力のデッカー既存三スタイルから一転、従来ウルトラ的な

左右対称のスタイルを持ってくることで「格の違い」を視覚的に判り易く強調し

また、いわゆる「初登場補正」というやつで(笑)あの怖ろしいテラフェイザーをも

一蹴に近い形で粉砕してしまうなど、ドラマ・演技面のテンションの高まりもあって

「新たな力」のお披露目としては実に申し分ないカッコよさ。

 

 

……ただ、今回物語上のウェイトが完全にアガムスに置かれていた分

前回から引っ張って来たスフィアザウルスの存在感がどうしても弱まってしまい

「劇中ノルマとして流れ作業的に倒されてしまった」ようにも見えてしまったのは

ちょっと可哀そうでしたかね、市井の一怪獣ファンとしましては(笑)。

 

 

そして、時空を超えて巡り合い、ディーフラッシャーを介してしっかりと繋がった

現代の未熟なカナタと、未来の大人たるデッカー・アスミとが、それぞれの時代にて

これからも戦い抜くことを誓い、お互いにエールを送りあう……と言う締めの構造も

ひとつのドラマとしての納得いく帰結であるのと同時に、SF的な設定の面白さを

巧みに活かした「仕掛け」の面白さもピリリと効いて思わずニヤリ。

 

……なんたってアガムスはまだ生きていて、彼を縛り付けている未来の恩讐ともども

このまま大人しくしているはずはないですし、何よりまだまだ現行の主力商品たる

テラフェイザーの番組内セールスを、今回だけで終わらすはずもないですから(笑)

そう言った意味でも、ますます面白くなること必至の『デッカー』であります。

 

 

あ、そうそう、ラストの締めと言えば。

毎回のハイライトシーンからの抜粋再構成映像で紡がれていく、と言うのが

『ティガ』以降のウルトラシリーズ・エンディング時における恒例なのですが

今回のエンディングではワンカットのみ、ここだけの新撮り映像によって

「ひとつの戦いを終えてGUTS-SELECTに帰還し、仲間と戯れるカナタ」の場面が

さりげなく、かつしっかり挿入されていたのも心憎かったですねぇ!

 

そう、カナタも劇中でしっかり宣言していたように……

この時代の地球は「俺と仲間たちとで」護っていくものなのですから。

 

 

 




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