以下の内容はhttps://koroofassistant.hatenablog.com/entry/2025/01/22/165834より取得しました。


さよならA&G

 出会いは違法アップロードから。

 RADIOアニメロミックス ラブライブ!~のぞえりRadio Garden~でアニメラジオという存在を知った大学時代。次はにこりんぱなを聴いてみたいなあと何気なくYouTubeで検索したところ出て来た出て来た違法アップロード動画の数々。当時は響なんていうインターネットラジオプラットフォームなど知る由もなく、なんの疑問も持たず第一回から遡って来る日も来る日も聞き続けていると、そのうち「久保ユリカが一人しゃべりなんて胃が痛い。」という番組が右側のおすすめ動画に出てくるようになる。にこりんぱな初期のシカちゃんの喋りのなんとも言えない不自由さにシンパシーを感じていた僕は、「おもしれータイトルだな」と視聴を始めた。時間だけは沢山あった。

 何回か聞いて、ふと気になった動画説明の「〇月×日放送回」という文言。これって文化放送でやってんの?と番組表を見てみるが、ない。

 どういうことだ?再度検索し、辿り着いた、これが超A&Gと私の出会い。

 

 テレビが嫌いだった。ラジオが好きだった。深夜ラジオが好きだった。パーソナリティが、まるで自分だけに話しかけてくれているような語り声が、待ち合わせのように集まってくる面白リスナーたちの実況が、自分が出したメールが読まれるかドキドキ待つ時間が、たまらなく好きだった。

 

 ここから早かった。家に帰ったら取り合えずA&Gをつける生活が始まった。

 そう、A&Gは生活だった。ご飯を食べる、お風呂に入る、学校に行く、学校から帰る、そういう時間にいつも寄り添ってくれる存在だった。

 どうして自分はこんなにも声優ラジオにハマったのだろうかと考えてみるけど、多分一番は聴いてて心地が良かったんだと思う。

 声が良い人たちによる、毒にも薬にもならない緩い温度感の雑談。投稿が簡単に採用されるため、パーソナリティやリスナーとの双方向コミュニケーションが密に行われるところも居心地の良さの要因だった。

 思い出を挙げていたらきりがないくらい、本当に人生の中の沢山の記憶に、A&Gの番組が結びついている。

 それでも、一番に挙げたいのは黒沢ともよFIVE STARSの企画より、文化放送の「あの」スタジオでラジオドラマを収録したこと。自分の人生で最も幸福を覚えた時間だ。

 番組内のオーディションで投稿した録音データに対してともよちゃんから「外画っぽい声、すごい素敵」と言ってもらえたこと、後日、非通知より作家の関ちゃんから収録案内の電話が来た時の喜びは、一生忘れられないと思う。

 本当に幸せな時間だった。大好きな文化放送の憧れの収録スタジオ、プロデューサーの佐藤さん、作家の関ちゃん、ディレクターのたっきっきさん、見知ったスタッフが勢ぞろいの中、ラジオパーソナリティ追体験。一瞬のように感じたあの時間を、これからもずっと死ぬまで思い出すんだろうなあ。

 多くのオタクがそうであるように、社会人になって自由時間が圧倒的に少なくなると少しずつ距離があいていった。

 それでも思い出したようにA&Gに繋げると、知らない名前に新鮮さを抱くこともあったが、懐かしい番組の多くが長く続いていて、そういった番組を聴いているとき、自分はまた学生の頃に戻れたような気がした。

 A&Gの終わりを知った時、正直驚きは全くなかった。いつ終わってもおかしくない、むしろ今までどんなビジネススキームで続いているのか、ずっと疑問に思っていたくらいだ。声優ブームも今は遠く、推し活文化で娯楽が溢れかえった令和に、時代と逆行しこれまで生き残ってくれた最後の青春に、最大限の敬意と感謝をもって、本稿を締めさせていただきます。

 これまで沢山の思い出をありがとうございました。




以上の内容はhttps://koroofassistant.hatenablog.com/entry/2025/01/22/165834より取得しました。
このページはhttp://font.textar.tv/のウェブフォントを使用してます

不具合報告/要望等はこちらへお願いします。
モバイルやる夫Viewer Ver0.14