羽田談
結構勉強したがどうも仏教がわからない・・・と悩む弟子に
「そんなの簡単にわかるわけない。あんたも私も妄念の凡夫なんだから」といった。
横川法語にある「妄念はもとより凡夫の地体なり。妄念のほかに別の心はなきなり。
一向に妄念の凡夫であるぞとこころえ・・」と照会したところ。
大いに意をえたようだった。
あれだけ修行勉学した浄土宗粗法然上人も「知者の振る舞いをすべからず」と言われた。
妄念を仏は嫌い給わず、我等に妄念あるが故に仏は出で給う。
仏道の第一歩は「我れ生きるとは妄念を生きるなり」と理解することだ。