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「誰も」の中に私も

誰も信じてくれないんです!

稀にそういう電話をもらうことがある。

内容はさまざまだがやはり不可解と思う。

概して荒唐無稽・理解不能だ。

 

たとえばよくあるのが隣家や近所の人が泥棒で私のお金やものをとる、ひそかに忍び入っているんだという。

三年ほど前にあったのが階下の物売りの店が泥棒するという県内の話。

 

だが、そんな形跡はないと警察も 役所も信じてくれない。誰も信じてくれない。

 

でも、そんなの私にどうせよというのでしょう?

セキュリティたのめば?

いいえ、そういうのかいくぐってくるんです。

ああ、そうですか‥‥専門家が無理なのに私が何ができるんです?

まさかそいつを調伏してやっつけろってんじゃないでしょうね。

 

 

なかには「けちけちもったいぶったこと言わないで気がすむように拝んであげたら?」と言う人もいるでしょうね。

でも私自身が納得できないことを本尊に頼むのはできないんです。

強烈な拒否の心が沸き起こって絶対できない。

そこはつまるところは商売でなく宗教ですので、

 

そうなりゃハッキリ言って誰も信じないその「誰も」の中に私も入っていますので悪しからず。

「ああ、わかるよ。それはねえ」と言ってくれる人を捜しているんでしょうが、そうなればアンタは運の尽きだと思う。

 




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