妖怪には個人の名前がない。
ひとつ目小僧。みこし入道、おしろい婆、ろくろ首、小豆洗い、などなど
妖怪は数多くいるが個人の名前がない。
それは妖怪は集合無意識の凝ったものだからです。複合的存在だ。
個人名があればそれは幽霊や怨霊であり、妖怪ではない。
妖怪では個人の意識はそれを構成する一要素に過ぎない。
だから怨霊は怨みのある人に祟るが妖怪の祟りは人を選ばない。
怨霊は説得できるが妖怪は説得できない。
個々の事情は埋没しているから説得は関係ないのだ。
ただ妖怪の出現には事由が存在する。
それが整わねばでてこない。
個人名があるのは人型妖怪ではなく自然霊のほうだ。
天狗や河童の様なものだ。
ゲゲゲの鬼太郎の鬼太郎はもともと幽霊の幽霊族だから名前がある。
猫娘、ねずみ男、砂かけ婆、子鳴き爺、一反木綿、ぬりかべは個人名はない。
妖怪だからだ。
河童の三平はいってみれば自然霊(霊的生き物)だから名前がある。
悪魔くんの悪魔メフィストもそうだ。