賢い人と言うのはどうしても増上慢が出てくる。
自分以外にこれはできないという他を見下す心が生まれる。
だからそういう人が上に立つと時として大きな失敗をする。
手柄を立てて見せたい、名をあげたいという功名心は私心です。
そんなことを考えずにやるべきことがちゃんとできるよう考えていればいいけどどうしてもそう言う邪心が出てくる。
スタンドプレーが好きな人は上座に据えてはダメですね。
もう人を見下すのが目に見えている。
そう言うのが通用するのは個人プレーのスポーツだけです。
そう言う世界ならいいでしょうね。
うちも組織と言うほどの寺ではないがいかにも「僕は凄いんです」「私、できるんです!」という行動の人は決して用いないようにしている。
本人にしてみれば「こんな才知あふれる私を何故欲しがらないのか?」「どうしてなの?」と不思議に思うのでしょうね。
それでデモンストレーション不足だと思ってますますこれ見よがしに能力を発揮する。
すればするほど遠ざける。
一対一ならいいかもしれないが一応うちも組織ですから。
和を以て貴しとする。
加賀の家訓に「角ある才人を使うな。丸い凡人を用いよ」とある。名言だ。
この心得あって加賀100万石を幕末までつないだ。
もともと利家公自体が子孫に「決して天下を望むなよ」と言われた人だ。
たとえ私心有れども分をわきまえればまだ災いは遠い。