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ある兎の祟りの話

昔、師匠に聞いた話。

ある女性、子供が欲しいができる傍から流れてしまう。もう三度も四度も流れた。

原因不明。

医者は着床しずらい体質なんだろうというのみ。

それで師は霊媒祈祷をした。

この人の御主人はスポーツハンティングをしていた。それで兎を撃った。

兎を撃ってシチューか何かにしようと考えていたらしい。

みたら子ウサギをはらんだ兎だった。なんかいやになって草むらに捨てた。

霊媒の言ったことは本当だった

その兎が霊媒祈祷に出て、ことの次第をを述べしまいには深い恨みごとを言ったのだ。

「お前の家など何度でも子供を流して根絶やしにしてやる。故もなく殺されて無惨に捨てられた私と我が子の怨みを知れ!」

この話はそこの主人に聞いて確認すると実際にそう言うことがあったそうだ。

 

それで深く懺悔して兎の供養をしたら今度は着床したという。

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「これは実際兎の呪いだったのでしょうか?」今日その話をしたら弟子が聞くので

 

「おそらくそうではないだろう。だがこの兎を殺したことは深くご主人の心に残りその念が妻に及んでわが子を降ろしていたのだと思う。いわばその人の念だろう。だから兎に替わってそう言うことを口走る。それがいわゆる自己霊の祟りだ。

本当の原因は別なものだったかもしれないが兎への懺悔がアンカーで一端を開いたのだと思うよ。」

 

「動物を撃つとそういう気持ちになるんでしょうか?」

 

「動物を撃つことは自分を撃つことと変わらない、準弾が獲物に当たる感触を自分も感じるのだから。それを楽しみに銃で動物を撃つこと自体自分を呪うことにほぼ近い。

その時からもう自虐自滅の道を歩んでいるといえよう。」

 

以前、あるお店の店員さんが自分のお父さんのはなしをしてくれた。

山で鳥を撃つのが楽しみと言う。

「そういうのって、なんかありますかね?」というので

「それは今にに関節が痛んで動けなくなる。」と不用意に言ってしまった。

脳裏に鳥の足の様に折れ曲がった手足が見えたからだ。

多分なに者かが口を借りて言わしめたのだろう。

するとすごく驚いて「え、なんでわかるのですか?実はもうここ数年そうなって苦しんでいるんです。」と言われた。

動物だけでなくすべて人にすることは自分にするのと同じなのだ。

そう思った方が良い。

動物の怨念も業もあるだろうがそれ以上に自分が自分を傷つけ宇℞ことよって現象は明確に起こる。

法華経の結経に「若欲懺悔者 端座視実相 衆罪如霜露 慧日能消除 是故応至心 

懺悔六情根」というが、端座視実相とおのが心を見つめることだ。

人も我も一如と思うべきだ。

外に求めても無駄だ。

いたずらに罪を恐れるだけならたとえ仏教に救を求めても役には立たない。

全ては心の一法に帰する。

 

 

 




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