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飯縄大明神祭文を読む  7

「諸天善神に心を通じ、堂塔伽藍を建立し、田畑を領地せんと思う人はこの尊を祀るべし。一弾指の間に成就すべし」

この尊は諸尊は合体尊、七体の身を含む故、この尊を礼拝することは諸神諸仏の供養にも通じる。

飯縄様は土地建物や田畑を求めんと思う人、道場を求める人にも強く利益します。

 

「我に心を運ばざる者ははかりがたし。我一寸の善なりとも速やかに兜率に通ずべし。

若したちどころに諸願満足せずんば永く正覚を成ぜす、阿鼻城を家と為す。

毎月辰の日に社壇を設け 供物 幣束をもって供すべしと言い放って金色の光、雲を分かちて空中に帰す」

 

飯縄様はまた青面金剛の様にその人の行いを都卒天に報告せしめますが、庚申の夜に抜け出る三尸の虫と違い悪行を数えず、善行を数えるところに特徴があります。

阿鼻城と言うのは地獄のこと。

衆生の祈願をかなえなければ、ついには地獄を住処にする旨の深い御誓願です。

 

社壇の図

米を升に盛ります。これが飯縄山。

幣束は二本。ともに四垂幣。

右が本尊幣 飯縄様。左が本地幣 勝軍地蔵様

「散」というのは散供の意味で祭礼のあとで地面に撒いて鬼神などに施す分。

「行者願わくはその霊験一つ授けたまゑと大音をあげてその方を拝し奉れば、天より鉄丸一つを授く。

その中に大日如来の印文あり。

行者 我が法成就すと喜んで熊野山、那智の峰に立ち還り給いて一千日を行じ給い 是より天下に流布す。

行者誓ってのたまわく。我が門弟はこの法を修行すべしこの法を知らざれば我が弟子に非ずと云々」

 

大日如来の印文とは天照大神が第六天魔王から日本を守るために海底深く沈め隠した大日如来のお墨付きの様なものです。

中世神道では広く知られました。

これは神道も実は大日如来の教えである証として知られたものです。

飯縄様には仏道神道を兼ねる深い教えが秘められています。

 

この大日如来の印文を秘めた「鉄丸」とはいかなるものかと言えば

「我頼む人には怪体あらせんとその苦に代わる中のまろかし」と言う神歌にあるように

「まろかし」とは丸いものの意味。つまりこの鉄丸といえましょう。

この印文は一切衆生の苦に代わる意味で仏道で言えば飯縄様の本地地蔵菩薩の別願が込められたものでもあると思います。

 

最後に極略の拝みかたを添えます

 

南無本覺法身本有ノ如来 自性心壇内護摩道場

法界躰性無差別 

※ 読み方( ナムホンガクホッシンホンヌノニョライ ジショウシンダンナイゴイマドウジョウ ホウカイタイショウムサベツ )

 

チハヤフルワガニカミノヤシロニテ イデイルイキハイズナミョウジン

 

南無飯縄三郎ダイズラダッタアルマヤ天狗数万騎そわか 一遍

オンチラチラヤソワカ 数編

こののち心経、大祓祝詞などの有無は意に任す

 

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