夏になるとお化け映画をやる。
昔から怪奇映画を怖いと思ったことはない。もっとも嫌いではない。
実際の幽霊や妖怪は即座に人を殺したりできないと知っているのでそもそも霊的な映画には思えない。幽霊や妖怪が出てありえない猛威を振るえば興覚めすら憶える。
四谷怪談や皿屋敷、嵯峨怪猫伝など古典はむしろ人の情念の話としては好きである。
怖くはない。
怪獣映画同様の空想だと思う。
凶悪犯罪者や凶刃やテロ、猛獣などの映画の方が怖い。
比較的怖いと思ったのはリングの1くらいかな。
人は得体のしれないものに無限の恐怖を盛り込む。
だからものの程度が知れれば理解の程度に応じて恐怖も減るものだ。
霊的なものもある程度理解していれば無暗に怖いとは思わないものだろう。
