昨日は「空生院」の名前で活躍中の伊藤師が見えて手伝いしていただいた。
伊藤師のご本尊は勢至菩薩生
古仏ですが実に美しい修復を得て完成しました。

阿弥陀如来の補佐で観音に次ぐ。
そのご利益は?
慈悲の観音に対して力の勢至ともいうべき頼もしい菩薩だ。
名前からして勢いという字がついてますし。
強い力を持つ力の菩薩です。
朝、聖天様の記事を書いていて思ったのは月のこと。
満ちれば欠ける
勢至菩薩は月の菩薩だという。
月の満ち欠けは人生そのもの。
だがドンなに欠けても満ちてくる。
満月もまた同じように欠けていく。
良いからと言って永遠に良いものもなければ、悪いとて永遠に悪いものもない。
この満ち欠けを上手に生きていくのが人生の大事だと思う。
いつも絶対幸福、絶対歓喜と言って人を集めた新宗教があった。
案の定潰れた。
いつも絶対はあり得ない。良くも悪くも。
そんな生き方は自然ではない。天地の生き物には冬には冬の、夏には夏の処し方がある。人間も同じだ。
人生の冬、春、夏、秋。その兆しを知って合わせた生き方をしていく。
それが勢至菩薩の教えだと思う。
どんなに月がかけても、なくなりはしない。
真っ暗な闇を新月という。だが実は新たに光さし月が生れるところだ。
「柔軟に生きよ。この世はままならぬがさすれば生きられる。」ということだと思う。
ちなみに太陽は観音、明星は虚空蔵菩薩とされます。
空生院さんは常時御祈願受付中。
「空生」の言いは勢至菩薩の密号「空生金剛」からだそうです。