五色の貧蝦を作っています。あらかたできたけど色をもう少し抑えることに。
要するにこれは貧乏神で貪欲神です。
そんなもの作ってどうする?
宇賀神のアヴァターラ つまり「乗り物動物」です。
荼吉尼天の狐のようなもので、それには皆意味がある。
宇賀神様の乗り物で宇賀神様はそれを抑えているわけです。
まさに蛇に睨まれた蛙で貧蝦は悪さをやめ、変じて財を吐いて我々に施与する善なる蝦蟇になる。

実はいろいろ調べるとこの蝦蟇さんこそが三宝荒神のようです。
忿怒の麄乱荒神を宇賀神が抑えて、はじめて如来荒神になるわけでしょう。
麄という字は粗いということですが、要するにより分け精製される前のお米の意味でもある。
麄が精製されて美しい白米「お舎利」になるのでしょう。
麄は私たちの貪欲煩悩ですがそのうちに法性の舎利(仏性)を宿します。
麄があって舎利がある。麄を捨ててしまってはダメなわけです。
貧乏神も変じて福の神となる。
日本独自の習合密教の知恵です。
円覚寺洪鐘弁才天のお札
