一種のブームになっている「チ 地球の運動について」というアニメ。
15世紀のヨーロッパで天動説と地動説をめぐる争い。
教会の正統派は天動説を掲げ地動説を異端邪説として逮捕弾圧する。
話全体が哲学的な流れにあるのも知的な人たちの関心となっているのだろう。
このアニメ20年も前ならけったいで見向きもされなかったかも。
時を得ている。
深く思うのはヨーロッパの人々は万物に創造主があるのは当然だと思っていたことだ。
元より豊かな自然があるアジアの土壌で生まれた宗教とはそこは違うのだなと思う。
作り出ださねば生きていかれない世界にヨーロッパはあったのだろう。
アジアの都市に比べ寒冷地が多いのも原因だ。
故に西洋の人々はいち早く科学技術に目ざめたのかもしれない。
キリスト教やイスラム教と言ったセム族系の宗教は「国の在り方」に深く影響した。
王権神授説などはその代表的なものだろう。
仏教はそこは稀薄だ。為政者は宗教的な権威とは別だ。
というより良き個人の在り方こそが良き国を作るという考えだ。
国の在り方、人の在り方に違いはない。
将軍様もお百姓も仏の前では変わらない人間だ。
日本では平安時代に導入された「天体の運行」を示す符天暦は深く研究され、ついに時差の問題に迄に行きついた、