池田理代子先生の代表作「ベルサイユのばら」は私の中学生のころから連載が始まった。
妹が読んでいた少女漫画雑誌にのっていた。
当時は「男子が少女マンガなど読むの変だろ!」という無骨な男が主流の時代だったが、他の男子連中に聞いてみるとこっそりと案外と皆読んでいた。
まあ、「秘密の楽しみ」と言ってオーバーがそう言う時代だった。
少女漫画ではバレーボールを題材にした「サインはV」なども好きで欠かさずこっそりみていた。
当時は昭和45年に東京オリンピックで大松監督率いる女子バレーが金メダルを取って以来女子バレーブームだった。
全体に少女漫画の方がシリアスで深いドラマ性があった。
少年ものと言えば考えないで済むスポーツ根性モノやギャグが中心であった。
小中学生のころは女子の方が精神的に成長が早いからだろう。
だから女子から見て「バカじゃないの?男子って」は普通だった。
いまでもそうだろう。
しかしながら、本作は歴史的にもルイ王朝の滅亡とフランス革命という壮大な流れがあり、その壮大さは男子には興味をそそる内容だったのかもしれない。
現代でこそ「歴女」成る方々も多いが、逆に当時の女子はあまり歴史ものは…という感じだったと思う。
女子には壮麗な宮廷絵巻に繰り広げられる悲恋のドラマ、悲劇の王女マリー・アントワネットや男装の麗人オスカル・フランソワと彼女たちをめぐるフェルゼン伯爵、従僕のアンドレと言ったハンサムな男性たちの存在が受けていたと思う。
先日所用で横浜に出て時間があったので、ひさしぶりに酔狂を起してアニメの「ベルばら」を鑑賞した。
まあ、今や押しも押されもせぬ漫画界の古典的な名作のひとつと言っていいだろう。
映画館で入場者に配られた原画コピー
