羽田談
九曜息災大白衣観音
そういうように星の災いをしずめる観音としては如意輪観音と双璧。
如意輪観音は六道のうちには天道の主宰ですから遊虚空天である諸星を鎮めます。
もともと白衣とは在家を現します。在家の宗教者ですね。
出家は木蘭色です。キイロ。
胎蔵界に見るインド風のお姿は日本でほとんど見ない。
中国で白羅をかぶる姿で主に南画などの画題として定着したものが日本に流入しました。白衣観音で描かれる三十三観音の図像も中国禅で成立したと思う。
ですから禅宗に縁が深い。
濱地天松居士が尽力した大船観音も禅風の白衣観音です。
高王白衣観音経は白衣観音のお経ですが延命十区観音経と同じ利益が言われる。
翌朝、斬首になる受刑者が懺悔して、このお経を朝まで千巻読んで死刑に望んだところ、念彼観音力 刀刃段々壊 の霊験を得たと言います。刑吏が何度も刀を持ち出したがすべて折れてその霊験に驚いたらしい。