請われてする祈祷は仏天の仕事だ。
即ち祈祷をするものの使命である。
神仏の仕事として受けるなればそこに自分の好悪や取捨選択はない。
そして、なればこそ、そこには神仏の働きと施主の因縁果報が反映する。
だが、頼まれずしてする祈願はおのれの因縁果報ですることとなる。
困っているから 可哀そうだから 頼まれなくても祈る。
それも大変結構ではあるが・・・それは自分の祈りだ。
なぜならその取捨選択は己れの気持ちですることだからだ。
畢竟 人の祈りにはならない。
限りある自らの徳分、福分を以て分ち与える。
その覚悟でせねばならぬことと知るべし。