人には役割がある。
リスは食べ物の木の実を森のここかしこに隠すけど忘れる。そこから芽が出て森はまた茂る。
リスにしてみれば貯蔵のつもりなんだろうけど。
それがリスの役割。
広い意味で次世代の住処である森を作っていることになる。
損なようだが損ではない。自然が与えた役割だ。

ヤドカリはイソギンチャクを貝殻に乗せてあちこちへ移動するのがいる。
イソギンチャクは自分ではあまり動かないから好都合。ヤドカリが小さな生物が多い餌場へつれて行ってくれる。
ヤドカリはヤドカリで毒のあるイソギンチャクが貝殻に載っているからほかの生き物から襲われにくい。だがお互い話し合ってそうしているわけじゃない。
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そんなようなもので自然と役割というのはある。
人間にだってある。
社会的な役割よりもっともっとその人の深いところから出ている。
もしも、それが見据えらえればあとは淡々とその役をこなすのみだ。
そこに迷いはない。
イソギンチャクもヤドカリもどっちが得しているかなど考えない。
言い換えればそれが天与の幸せというものだと思う。