田阪師は明王が大好きで是非拝みたいというのでまず、東方の降三世明王を伝授した。
この人間の因縁にかんがみ必要から授けたのだが、拝みたいという割には不動尊華水供ばかりを好んで拝み、他はなかなか修する機会はなかった。
この前はじめて修したら「まるでお化けが吹っ飛ぶようだった」という。
爾来好んでよく修しているようだ。
彼はとかく障礙の多い身ながら、この尊を拝むと障礙の霊体がみんなどこかにふっ飛んでってしまうという。
そう言うことは私も感じる。かなり強烈だ。
天魔降伏の本誓があるというくらいだからおそらく四大明王の中でもそういうパワーは最大級だろう。
明王と言えば不動尊ばかりを拝んできた彼にとって青天の霹靂という感じらしい。
悪霊が成仏するとか言う感じでなく調伏そのものの感じで、吹っ飛んでしまうので。田阪師が言うにはあんまりやると深く恨まれるかな…などと言っていた。(笑)
こういうものはみだりに修することは怖いと思う。
ましてや人を選ばず伝授することは考え物だ。
もっとも真言宗・高野山の流儀である中院流の三十三尊供に入っているから、伝授されることも多く、高野山では比較的ポピュラーなのかもしれないが・・・
