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ジェツン・ミラレパの話

ジェツン・ミラレパというチベット密教カギュ派の祖師がいる。ジェツンは尊称で日本で言えば大師のような意味。

在家の方で役の行者みたいな人。

この人は父を失ったため、叔父一家の策謀で財産をすべて奪われてしまう。

ミラレパの家は彼の母が唯一の楽しみにしているお茶さえも飲めないほどに困窮した。

ミラレパは復讐のために呪術を習い、「雹」を降らす術を習得して叔父の一族ばかりか周囲の家も全滅までさせる。

しかし、余りの凄惨な結果にミラレパと彼の呪術の師匠は仏道への帰依、カルマの浄除を求めて各々旅に出ることとなる。

この業のために彼は仏道の師マルパには過酷な要求をされ、何度も家を作っては取り壊す作業を要求される。

余りに苦しいのでよそに灌頂の師を求めたが、それも灌頂の直前になって見破られて追い返される。

結局逃げられないと知ったミラレパは再びマルパのもとで精進に励む。

 

だが後にこのような作業がすべてあなたのカルマの浄化のためであったとマルパ尊者に明かされる。

 

辛いことも修行と受け止める人には修行であろう。

逆にいかなる修行もそれをただ、ただ辛んどいことと受け止める人にはただの難儀だ。

最近はスムーズにいかないことをすべてほかのもののせいにする人もいる。

修行者でもそうだ。大きな勘ちがいしていると思う。

 




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