モンスターであり神様であることが、日本のゴジラの特徴だと思うんですよ。ゴジラは「もののけ姫」に登場する「タタリ神」なんです。そもそもアメリカの核実験で目覚めたものが日本をめちゃくちゃにするって、冷静に考えるとおかしな話じゃないですか。でも、タタリ神だと捉えれば納得できる。タタリ神の襲撃を、みんなで鎮める話。そういう意味では、日本人の宗教観に合致していて、日本のゴジラはハリウッド版とはまた違うものを背負っているのかなという気がしています。
そうですね。昭和の東宝怪獣には神秘的なものがついて回った。
それは皆ただの怪物でなく「神」であったからだ。実に言えて妙だ。
外国のモンスター映画や他の怪獣映画では怪獣は憎むべき忌まわしい化け物でしかなかった。
そこが決定的に違う、
これは日本の神観念の上からも見落としえてはならない重要なところだ。
モスラも、バランも、キングコングも神だった。
私は少年時代にキングギドラが金星から飛来する「三大怪獣地上最大の決戦」はまさしく「神々の戦い」という目で見ていたと思う。