あんちぽさんの「やっていき、のっていき」の話が好きで、今でもたまに読み返している。
やっていき、のっていきのメタループを作動させてバーンという表現がキャッチーかつ共感できてとても好き。一方で、特にメンバーからマネージャー/リーダーに対しては "のせていき" という概念が重要な気もしているので雑にまとめておきたい。
あるメンバーとの1on1で、彼のEMが変更になることを伝えた際に、「全然反対とかではないんですけど、自分◯◯さんのEM結構好きで、1on1も毎回話したいなと思って楽しみにしてたんですよね」と話していた。
そういう関係性を作れているEMは素晴らしいなと思ったし、この話を聞いて自分はとても嬉しかった。ただ、これはマネージャーが素晴らしいだけではなくメンバーの接し方もよくて、相乗効果のようなものが働いていたんじゃないかと思った。
相手を受け入れて、頼りにして、自身が楽しそうにしていると相手もノッてくるものである。意識的ではないかもしれないが、このメンバーの普段の振る舞いや発言が、マネージャーをさらによいマネージャーにしていた側面もあったと思う。
マネージャーが本領を発揮し成果を出せるマネージャーたるのは、実はメンバーの振る舞いによるところも大きい。これを自分は "のせていき" と脳内で呼んでいる。
逆もありうる。社内外で何人かのマネージャーと話してみると、メンバーに対して過度に気をつかっていて、それが要因で少し疲れてしまって思い切った "やっていき" にブレーキがかかってしまっているように見えることもある。
メンバー / マネージャーの関係に限らず、自身の態度や言動が鏡のように相手の振る舞いに影響してくることはよくある。
相手がポンコツで何もわかってないみたいな感じで心を閉ざしたコミュニケーションを取っても何も好転しない。汝の隣人を "のせていく" スタンスでいたほうが自分の振る舞いでコントロールできる感覚も持てて楽になる。
あまりやりすぎると気持ち悪いし同調的になってしまうのもよくないけれど、試しに振り切って考えて常に「相手を活かすのも自分次第」と自己暗示をかけていくといいかもしれない。
実際にはそんなに難しいことではなくて、自分から挨拶をする、気持ち多めに笑う、少し多めにemojiをつける、何か聞かれた時に元気に返事をするくらいでもだいぶ "のせられる" 人も多いんじゃないかな。リードやマネジメント、ファシリテーションの経験がある人ほど "のせていく" 振る舞いが自然にできているのは、自分が逆の立場で経験して "優しさ" を手に入れているからかもしれない。