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提案前の頭出しでチューニングする

何かを提案する前に、関係しそうな人に頭出ししておくことがある。自分が頭出しをする時に何をしているかを雑に書いてみる。

頭出しでやっていることは1つで、「たたき台を見せてその人の立場で気になる観点を確認する」である。

何かを変える提案で気にする観点は、その人が所属するチームや立場によって違う。経営や経理なら予算や費用対効果を気にするかもしれないし、エンジニアなら実装難易度や実現したい時期を気にするかもしれない。人事労務なら従業員への影響や説明のプロセスが気になるかもしれない。人によっては、将来的な展望など未来からの逆算ができているかという観点での説明を大事に考えたりもする。

30点くらいのたたき台を持っていくと、その人が何を気にしているかが見えてくる。「全体としてどう思うか」、「どのあたりが一番気になるか/懸念があるか」、「考慮が足りてない観点があるか」という感じで聞いてみるとよい。

提案時にすべての観点を盛り込む必要はないが、少なくとも誰が何を気にするかを把握した上でシナリオを練るのが大事。どこを重点的に話すか、どういう順番でどう強弱をつけるかといった感じで提案内容をチューニングする。

根回しや社内政治みたいで、頭出しをしなければならない組織状態があまり好きではないという人もいるかもしれない。頭出しすべき人数が多すぎたり、頭出しをしないと怒りだす人がいたりするならわからなくはないが、基本的には組織で物事を前に進めるためには必要なステップである。

関係する人やチームに周波数を合わせて提案の下準備をするというプロセスはどんな仕事でも求められる気がする。プロダクトや技術の方針を決める時。マネジメントがチーム体制やリーダーを決める時。採用活動時の候補者へのアトラクトなども全部そう。自分は経験がないが、営業でも窓口となる担当者や決裁権のあるキーマンといった登場人物の立場や考えを少しずつ明確にしながら動いているように見える。

何かを提案した時にはじき返されたりなんか変な空気になったりすることが多いという人は、提案前に関係する人に気になる観点を聞いて提案内容をチューニングするといいかもしれない。

しかしまあ実際には"それができれば苦労はしねえ"と思う。文字にすると華麗にやっているように見えるが、自分は結構しどろもどろな時もあるし失敗することも多い。かんばろう。




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