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文学フリマ東京41に参加しました

 すっきり晴れない。

 秋の文学フリマ東京にはなんとなくそんなイメージがある。今年の文学フリマ東京も曇りがちだった。

 

 電車に1時間以上揺られて会場へ。車内ではOneohtrix Point Never『Tranquilizer』を聴いていた。個人的には『Rodl Glide』という曲が、遅回しはおそらくしていないものの、Vaporwaveのもやがかかった遅さを思い出させてくれて好きだ。

youtu.be

 

 キャリーバッグのタイヤカバーが見るたびにいくつか外れかけているというちょっとしたトラブルはあったものの、無事会場に到着。東京ビッグサイトには1年ぶりだった。南1・2ホールはただただ広く、くまなく回ろうという気持ちを最初の段階でへし折ってくる。去年参加した文学フリマ東京では、人混みで気分が悪くなってしまった。今回はどうだろうか。

 自分たちのブースに行き、設営作業へ。新刊・既刊の入ったダンボールはどちらも無事に届いていた。段ボールを開けて、新刊を確認している瞬間が一番テンションが上がる。「形」になっているといつも思う。10回以上イベントに参加しているとさすがに設営も洗練されてきて、今回はスタート30分前には設営が完了していた。当日に印刷や見本誌ラベルの書き込みなど、設営以外の作業をしないことが心を穏やかにするのだろう。スタートまでのんびり過ごし、拍手に加わった。

 

c.bunfree.net

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 個人誌の『なるほどね』は「個人誌を作っておかないといけない」という気持ちに突き動かされて、短い期間で一気に作ったものだ。今まではそんなことなかったのに、今回に関しては個人誌を作れなかったら悔やみつづけるという気持ちをなぜか持っていた。短歌とエッセイ、それにわんこそば攻略法が載っている。

 小説合同誌の『シュッ』は、「猛スピード」をテーマにした作品が収録されている。私は『駆け抜けるのは』という小説を書いた。色々な場所で心の中の犬を放つ小説になっている。

 真っ先に買いにくるようなサークルではないという認識なので、スタートしてもまったりとしていた。それと対比するように早歩きで会場の奥へずんずん進んでいる人が遠くに見える。今回初めて見た光景のように思う。

 今回店番をしていてうれしかったのは、自分の短歌が好きだと声をかけてくださった人が何人かブースに立ち寄ってくれたことだ。ずっと自分の短歌が本当に外へと届いているのか不安だったので、確かに届いているんだなと安心する。と同時に、自分の好きな作品を作ってくれる人に対して、できるだけ言葉を発さないといけないなという気持ちにもなる。

 ぽつぽつと売れていくのを見届けたあと、昼ごはんと買い物のために店番を交代。昼ごはんは迷った末にハンバーガー。私は生野菜が苦手なので、レタスやトマトが入ったハンバーガーを避けた結果2つしか選択肢が残らなかった。そのことを友人に話すと「なんでハンバーガーを食べようと思ったのか」と返される。友人はSUBWAYで照り焼き系の何かを食べていた。SUBWAYは生野菜がたくさん入っているイメージなので、私は注文時に立ち尽くしてしまうかもしれない。

 買い物はあらかじめチェックしていたところを中心に回る。文学フリマ東京は偶然の出会いが減っているように思っているが、私もそこに加担してしまっている。人とブースが多くなるほど、計画的に動く必要が出てくる気がする。計画的に動かないとブース群という大きな塊に押しつぶされてしまいそうだ。

 ブースに戻ると、新刊・既刊ともに何部か売れていた。私たちのサークルのピークはどうやら14時半〜15時半らしい。その時間を過ぎると再びまったりした時間が続く。会場を歩き回った疲れもあるのか、なんだか眠くなってくる。

 その後もぽつぽつと売れていき、17時になると同時に拍手が自然と起こり、文学フリマ東京41は終了した。打ち上げではサークルメンバーで焼肉を食べた。私はレバーが苦手なのだが、低温調理したレバーを初めて食べた。ごま油とネギが大量に乗っかることで後味がマスキングされるのか、食べることができた。ごま油によって噛みしめるのではなく滑るように喉に入っていくのも、後味を感じずに済んだ要因の一つなのかもしれない。

 

 毎年帰り道に、どうすればもっと頒布物を手に取ってもらえるのだろうと考える。大量のブースがあると、よほどインパクトがない限り初見で手に取ってもらえる可能性は低い。となると、やはり地道に作品を公開してより多くの人に見てもらうのが良いのだろう。コンスタントに作品を発表し続けていないと、よほど才能のある人でない限りは忘れ去られてしまうし、新しく読んでくれる人も増えない。文学フリマ東京の前まではあまり動かしていなかったXのアカウントがある。ホコリをもう一度はらっておく必要があるのかもしれない。

 また、東京以外の文学フリマや、文学フリマ以外のイベントにも出店していきたい。イベントによって雰囲気や人の流れも違うだろうし、そのイベントに参加したからこその偶然もあるかもしれない。

 現在私を知ってくれている人が、興味を持ち続けてくれるような作品を作っていきたいし、現在私を知らない誰かが、来年には私の作品を読んでいてくれればと思う。




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