
朝4時過ぎ起床。
ゴリッゴリの夜型人間である私がとんでもなく早い時刻に起きたのは、昨日ガイドさんからとある提案があったからでした。
ガイドさん「明日のシギリヤ・ロック、混雑が予想されるので早く行く方がいいです。朝イチで朝日を見に行きましょう!」
妹「いいですね!(行きたい!)」
私「頼む妹よ。叩き起こしてくれ(起きれる自信がまるでない)」
とはいえ、正直死ぬまでには行ってみたかったシギリヤ・ロック。
叩き起こされたり起こされなかったりしつつ、何とか待ち合わせ時刻の朝5時にホテルを出ました。

なお、チケット代は最初から今回のツアー経費に含まれていたのですが、受付のチケットセンターのポスター見たら、強気の観光客価格。
チケットセンターを通過し、ゆるく歩いていたら、見えました。
地上から、あの岩の上までの高さ200メートルを登ります。階段は1,200段あるらしいです。張り切らなければいけません。
シギリヤ・ロックも世界遺産。
Wikipediaによると、『5世紀にカッサパ1世によって建造された、要塞化した岩上の王宮跡と、それを取り囲む水路、庭園、貯蔵施設などの都市遺構からなる』とあります。クーデターを起こして父から王権をもぎ取ったカッサパ1世が、弟との王権を巡る争いのために元々僧院だったこの地の岩山の上に宮殿を作ったのが始まりです。なお、ガイドさんによると、雨季の時期は山の下の王宮で過ごしたのだそう。その後、弟により倒された後のシギリヤは僧院として寄進された歴史があるのだとか。
そんな話を聞きながら歩いている内に、シギリヤ・ロックの足元に着きました。


今では脚だけが残っていますが、昔はライオンのでっかい像があったそうです。シギリヤとは現地語で『ライオンの喉』の意味。脚の間にある階段を登って、ライオンの喉へと向かう感じだったのでしょう。
しかし、そんなことより、階段かヤバい。
ヤバいオブヤバい。

写真はかなり頑張って撮ったのですが、かなり必死で撮りました。全面的に岩にへばりつくように設置されてる階段(下が見える)をただひたすら登っていきます。手すり握ってないとナチュラルに死を覚悟します。
しかもこれ、一方通行ではないです。
ほぼ、往復このルートです。
つまり、降りる時は上がってくる人とすれ違いながら降りなきゃいけない訳です。登りは岩山見てればいいですが、下りは断崖絶壁ビューが否が応でも眼下に広がる仕様です。高所恐怖症の方でなくともちびります。
ガイドさん曰く、前日ガイド仲間が日中に登った時はこの階段が渋滞していたらしいです。怖すぎです。
ふと振り返れば、こんな景色(綺麗だけどヤバい)。
ちなみにこの眼下に見える山から見るシギリヤ・ロックも良いらしいです。でしょうね(あっちはあっちで本格的な登山なのだとか)!!!
結論といたしましては、足腰丈夫な内に登っとくべきところだと思いました。あと、怖い思いしても、行くべき。
その理由が、こちら。
頂上からの景色です。朝日なのもあって、全てが清々しい。
パノラマも撮ってるので、是非。
なんでしょう。一度登るまでに死を覚悟してるレベルなので更に世界が美しく見えてるのかとか、普通に自然が広がってて素晴らしいとか、この景色をかのカッサパ1世はどんな気持ちで見たのか……とか色々思うことはありました。純粋に達成感を感じるのもありましたでしょう。
それと同時に、「ここに建築資材運んだ当時の人達、凄すぎでしょ……」とも思ってました。
あと、しれっと寝てるイッヌ(野良)見つけて、「お前……登ってきたというのか? あの断崖絶壁を???」と思ったりもしてました。物の感じ方は人それぞれですからね……すみませんね……
シギリヤ・ロックの一番高いとこで記念写真も撮って、




天上の遺跡も見に行きました。

驚いたのはこの貯水池。これだけ高いと治水はどうするんだと、昨年行ったアルハンブラ宮殿のムスリム匠の超絶技巧術が脳裏に過っていたこともあり、気になってました。シギリヤ・ロック自体が溶岩が冷えてできた岩だそうで水も通しにくいのかな……地の利をうまく使ってらっしゃるなと思いました。
あと、とにかく空気が清々しかった。
そしてまた震えながら階段を降り……

カッサパ1世が移動する時に使ったというルートにある「鏡の壁」を通ります。
鏡のごとく磨き上げられたというこの壁は長さ 140 メートルもあり、一部にはシギリアン・レディと呼ばれる女性の絵が描かれています。鏡の壁には描かれた女性たちへの思いを詠う昔の人の詩が刻まれています。


(自主規制しておく罵声)な観光客と思われる方々の落書きも多かったので、「やったらしょっぴくからな!」的な看板も多々お見かけしました。
奥に見える螺旋階段からシギリアン・レディに会いに行けます。壁画保護のために写真はNG。大変肉感的な美人でした。
これにてシギリヤ・ロック周りの見学は終了……な、訳がなく。


地上の宮殿遺跡もしっかり見学いたしました。

高低差を利用した古代の噴水。治水に関する匠の超絶技巧には、いつでも謎のときめきを覚えてしまいます。
いかにも縁がありそうな方の像も。ガイドさんに聞いて後ほど調べてみたところ、SENARATHPARANA VITHANAさんという方で、シギリヤ遺跡を調査・研究された大学教授だった御方でした。
最後の最後までみっちり楽しんで、一度ホテルに帰り……
(帰る道すがらに牛さんがいた)
帰ってきたのは8時ぐらい。朝ごはんをいただきます。ご飯のあとは少しゆっくりする時間をもらったので、妹と別行動させてもらいました。







とりあえず一服して、ホテル内をちょっぴり散策していたら、先に部屋に戻っていた妹からLINEが来ました。

(撮影∶妹)
思った以上に野生が隣に来てた(椅子の座面は猿がいなくなってから直しました)。