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「高市主要打撃論」と「自民主要打撃論」のいずれを採るべきか

 今日の記事のテーマはタイトルの通り。

 その前に例によって高市の悪口から始める。

 イギリス在住のkazukazuさんのXより。

 

 

 高市が総理大臣になって間もない頃の動画が今になって世界中に知られるようになり始めたようだ。私は最初に上記の動画が拡散された当時に見たことがあって、高市がどういう方法で政界をのし上がっていったかが想像がつくよなあと、その下品さに呆れ返ったものだ。

 英文中にある "slutty" は下記のような意味。

 

URL: https://ejje.weblio.jp/content/slutty

 

 日本社会の中でも男女間格差が著しいと思われる自民党という組織の中で「飯会苦手な女」ではあるけれども、個別の強者や目上の男に対しては「飲みィのやりィのやりまくり」でのし上がっていった高市という人間の特徴がよく表れた動画だといえる。

 

 

 こういうむき出しのルッキズムも高市の特徴の一つだ。

 

 

 そうは思わないが、「最初の女性首相」にありがちなタイプかもしれないとは思う。高市がなるくらいなら上川陽子あたりがなっておけばはるかにマシだったと思うが、覆水盆に返らずである。

 それでも、高市の政治家としての能力が高ければ、前記のような性格上の難点にもかかわらず総理大臣としてとどまる理由になるだろう。

 しかし明らかにそうではない。たとえば高市は石油の備蓄を放出するから、国民にこれまでと同じペースでガソリンを使ってくれと呼びかけているが、これは他国(たとえば日本と似たような状況にあると思われる韓国)とは明らかに対応が異なる。

 それに、高市は具体的な中身も示さずに、国論を二分するような政策を進めたいと言う。しかも自らの脳内で自らの政策がしっかり練り上げていないためだろうが、高市は議論を非常に苦手としており、だから国会の委員会で答弁が自分に当てられることを非常に嫌ったり、予算案の審議時間を極端に切り詰めて、早く予算を決めようとする。

 アメリカとイスラエルによるイラン侵略戦争において、トランプに「全振り」したがる高市の志向も危険極まりないことはいうまでもない。訪米で最悪の結果が避けられた(とされる)のも、高市の能力などではなく、世論がアメリカとイスラエルを「是」としなかったからに過ぎない。

 こう考えると、高市の個人的な資質の欠落に起因するリスクが、日本国全体のリスクになってしまう。いうまでもなく非常に危険なありようだ。だから弊ブログはとにかく高市という人間を一日も早く総理大臣の座から降ろす必要があると考える。

 以上の立場に立つことを明らかにした上で、先日の記事にいただいた2件のコメントを紹介する。

 

kojitaken.hatenablog.com

 

 Reiche

海外のサイトにこんな記事がありました(以下はAI翻訳です)。

私たちが個人よりも集団をずっと厳しく判断してしまう心理的理由
https://www.psypost.org/the-psychological-reason-we-judge-groups-much-more-harshly-than-individuals/
>こうした結果から、道徳性の知覚には一貫した序列があることが示された。
自分自身が最も道徳的だと判断され、次に個々の他者がそこそこ道徳的だと判断され、そして集団は最も道徳性が低いと判断された。

さらに、なぜ個人のほうが集団よりも好意的な道徳判断を受けやすいのかを調べる追加研究が行われた。研究者たちは、この評価に対する確信度の違いが理由ではないことを突き止めた。つまり、人々が個人に対する判断のほうが単に「確信しやすい」わけではなかった。
むしろ参加者は、特定の個人に対してシニカルになるほうが、集団に対してシニカルになるよりも、不快で嫌な気分になるだろうと予想していた。

特定の個人を厳しく判断すると、より強い否定的感情が生じうるため、人々はその不快な感情を避けようとして、個人には「疑わしきは罰せず」で接する傾向があるようだ。こうした傾向によって、人々は「集団は道徳基準を満たしていない」と考えていても、「個々の人は十分に道徳的だ」と見なすようになる。」

  • 引用終わり

この研究結果から判断すると、左派は高市早苗という個人への批判は避けて、高市内閣や自民党という集団への批判をしたほうが戦略として賢明、と言えるのではないかと思いました。

 

 いただいたご意見には明確に反対だ。

 というのは、前記高市の議論をすっ飛ばして強引に自分の思うように政治を行う姿勢は、自民党政治全般にもある程度は見られたけれども、高市は特に突出しているからだ。たとえば経済政策に関しては、自民党全体でも合意できるか疑問な「日本版MMT」に基づく政策をゴリ押ししたがっている。高市が頼りにする相談相手が高橋洋一であることも非常に危険な傾向だ。

 弊ブログは危険度が高い順番に、高市≒極右系野党>自民党の伝統保守派>反自民系野党とみている。さらにこの際、反高市のためなら自民党伝統保守派との連携もあり得ると思うが、衆院選の結果によってその機運はさらに遠のいた。

 しかし、「高市主要打撃論」と「自民主要打撃論」のどちらをとるべきかといえば、それは前者しかないと考える。

 そもそも自民党の政党支持率はそんなに高くないのに対し、高市内閣支持率はやたらに高い。下記三春充希氏のXに示されたグラフから、それは明らかだろう。

 

 

 

 自民党支持率35%に対して高市内閣支持率は65%もある。

 しかも自民党支持率についていえば、石破内閣時代に22%ほどにまで下がったのが、高市内閣になったことによって35%にまで上がった。いわゆる「岩盤保守層」と言い習わされてきた人たちだが、岩盤でもなんでもないことは岸田文雄や石破茂が総理総裁だったら自民党支持から離れることから明らかだ。この差分の13%は、自民党批判など高市が総理総裁をやっている間は聞く耳を持たない人たちだ。それ以外の人たちは既に2割ちょっとに減っているのだから、自民党批判なんかに力を入れたところで効果はたかがしれている。

 それよりも、高市批判に注力した方が損得勘定からいっても得だ。高市には「ふわっとした支持」が多いために、明らかに削りしろも大きいからである。私は高市政権の最大の泣きどころは日本版MMTに立脚しようとしている経済政策だとみているが、これまでは高市内閣発足からまだ半年も経っていないので、前任者(石破)のせいにすれば良い段階だった。だが新年度に入って政権発足から半年を超える来月からはそうはいかない。

 だから弊ブログは「自民主要打撃論」では効果が期待できず、「高市主要打撃論」に徹するべきだと考える。

 特に高市の場合、バイデンの肖像画の代わりにオートペンの絵が掲げられたのを見て、それを指さした後口に手を当てて笑うほど非常識で、人格的にも非常に問題がある人物だと思われるので、人格攻撃をも辞さない記事になるのも止むを得ない。

 何しろ相手はこの国の最高権力者である。その人に対する遠慮仮借ない批判が広く共感を得られるまで奮闘するしかない。




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