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毎日とTBSも自民単独過半数の情勢調査結果を出した

 ネットワークのトラブルは解決した。

 読売と日経は同じデータを使ったりそうでなかったりしていた記憶があるが、今回どうなのかは知らない。またその後共同通信、それに毎日とTBSが予想を出したが、特に後者は与党に強めで、中改連は大幅に議席減なのに共産も半減、新選組議席を固めた比例ブロックが1つもない(つまり議席ゼロもあり得る)という情勢調査結果だった。社民はどこの調査でも議席ゼロとしている。沖縄2区は与党も野党も分裂含みだったが、党首の福島瑞穂自身が大々的にやらかして野党が分裂した。しかも福島と大椿裕子副党首の意見が鋭く対立している。

 新選組の場合は山本太郎が多発性骨髄腫の発症リスクが高まったことを理由に政治活動を大幅に減らすと発表した影響が言われているが、山本は「がん患者」の範疇にはまだ入っていないはずだ。同党の党勢低下は昨年3月頃から急に始まり、それまでは日の出の勢いで三春充希氏の「リアルタイム議席推定」の議席予測数を伸ばし続けていたのが逆V字崩落になった。山本はおそらく以前から健康診断でのマーカーの数値が要経過観察で、それがさらに悪くなったことはおそらく事実だろう。参院選ではまだそれまでの勢いが残っていたので比例も得票率も24年衆院選よりは伸ばしたが、今回の衆院選でついに崩落しそうである。選挙に負けてから政治活動を減らしたら「負けたから逃げた」と言われることは間違いないので、先手を打って選挙の前に活動量を減らす宣言をしたのではないかと私は勘繰っている。健康不安があるから政治活動を控え目にしたり政界から引退することが悪いとは私は全く思わない。しかし山本がこれまで独裁的な党運営をしてきたことは「非常に問題が大きかった」と思う。独裁者が欠けてしまったら立ち行かなくなる組織が一番問題だ。その意味では規模が小さくなればなるほど福島瑞穂独裁制が強まった社民党も同様に問題だった。しかしその社民党に比例ブロックで私は投票する。2021年衆院選から3回連続である。他に投票する気が起きる政党がないから仕方ない。完全な消去法である。もちろん福島瑞穂など全く支持しない。それでも社民党しか候補に残らない。それ以前の3回は共産党に入れたが(そのさらに前の2009年は社民党に入れた)、2021年に東京15区で共産がやらかした立民との選挙区調整(共産は候補予定者だった小堤東を下ろしたが、私は小堤氏に入れるつもりだった)と、その選挙全体で負けたあとに志位和夫が総括を拒否したことを理由に同党を見限った。但しその後も地方選では共産党を投票したことがあった(2024年の都議補選)。見限ったのはあくまで中央の現志位執行部(委員長は田村智子だが明らかに志位和夫の傀儡に過ぎない)だけであり、地域の共産党は必要だ。だが先日市議選が行われた三重県津市などにみられる通り、共産党は地域でも内部に少なからず問題を抱えている。

 選挙序盤戦の情勢調査でもっとも特徴的なことは、自民党の好調と中改連の不振だろう。自民党は、党というより高市の人気が突出している。多くの論者が指摘する通り、高市は「自民党」という言葉をほとんど使わず「私」とばかり言っている。苦節三十年、やっと総理大臣に上り詰めたのに、国会の委員長が野党ばっかりなので私がやりたいことが邪魔される、と、おそらく枝野幸男らの顔を恨めしげに思い浮かべながら、嘘泣きか本泣きかは知らないが泣きながら演説した。あれで聴衆は呆れたかと思いきや、高市に同情して入れ込んだ人が多いのだろうか。かつて高市がその戦略について書かれた本を絶賛した戦前の某西欧国家の総統と言っていることはまるっきり同じだとしか私には思えないのだが、高市は「私としての解散の大義がほとんど理解されていない」などとブーたれる。こんなとんでもない人間を有権者は「信任」「全権委任」「白紙委任」してしまうのか。

 中改連が伸びない原因は、トップダウンで成立した政党だからだ。だから支持者との乖離が大きい。私など「中道」と「改革」の2つの二文字が大嫌いなので、間違っても比例の投票用紙には書けない。元号をひらがな表記にした3文字も同様に書けない。思想信条や主義主張に反する文字を投票用紙に書くことは自分自身に対する裏切りだと強く信じるからだ。しかし選挙区では自民党の候補を落とすために中改連の候補者の名前を書く。読売では酒井菜摘は二番手だが毎日では中改連ではごく少数の一番手だったらしい。本当かよ、と思った。もちろん本当になれば良いのだが、なにしろ毎日である。あてにはならない。

 

URL: https://mainichi.jp/graphs/20260129/mpj/00m/010/013000f/20260129k0000m010254000p

 

 これを見ると東京5区では手塚仁雄が苦戦しているらしい。それと、神奈川20区では元東京15区維新候補の自民・金澤結衣が「接戦」を演じているようだ。その金澤に対して、当然ながら維新が刺客を立てている。

 もっとも、今回の予測は各社とも非常に難しいはずだ。その理由を菅原琢東大教授がXでわかりやすく述べている。

 

 

 しかも今回は立民と公明が合同して中改連になった。私などはずっと前から小選挙区は戦略的投票に徹しているので全然迷うことはないのだが、そうではない人が多く、投票先を迷ったり棄権したりするのだろう。

 あと高市を私ほど激しく嫌う人間は世の中でごく少ないのかもしれない。なにしろ私は2003年衆院選高市が比例復活もできずに落選した時に祝杯を挙げた。一昨年には丸川珠代が落選した時に祝杯を挙げた。2人にはテレビで虚名を売っていた右系(現極右系)の人間という共通点がある。その丸川は上記毎日の情勢調査では「接戦」になっている。

 しかし丸川は最後には、少なくとも選挙区では負けるのではないだろうか。

 私は多くのメディア関係者や識者の予想よりも、公明票が中改連候補に投票する歩留は上がると見ている。

 それは、今回の立公合同が大きな「ディール」(取引)だったからだ。

 先日木下ちがや氏(「こたつぬこ」)とレバ子氏の間で議論があり、その議論で「こたつぬこ」がこんなことを書いた。

 

 

 「高度な戦略」といえば聞こえが良いが、その実体はえげつない取り引きである。そこには理念など何もない。

 公明は前回24議席だった。立民はそれを上回る公明の28候補を全国に11ある比例ブロック上位に並べた。ブロックによっては公明候補が全員当選しない可能性もあるが、全員当選すれば公明は4議席増やせる。

 その代わり、小選挙区の票を大半が立民系*1の中改連の候補に投票しろと立民系が言っているわけだ。それができなければ、つまり中改連が惨敗した場合には合同はご破産になり、もとの立民と公明に戻る。そうなると公明系は今回は良くても次回の衆院選を戦えない。今回限りで次は出ないと考えている人以外の公明系候補にとっては死活問題のはずである。

 立民系では、現時点でも既に野田佳彦は立民の代表ではなくなっているが(別の参議院の国会議員が代表になっている)、当然ながら代表選はやり直しになる。

 衆院選の結果、中改連の衆院議員が総選挙前の立民と公明の衆院議員の数より「少し減った」くらいの場合には、元の立民と公明に戻ることにはならないかもしれないが、野田は自ら公言した通り共同代表を辞任しなければならない。高市のように「負けても共同代表を続けさせてくれ」などと言ってはならないし、支持者は野田を慰留してはならない。その場合には泉健太あたりが共同代表になるのだろうか。まあ好きにやってくれ。弊ブログは泉が立民代表をやった頃には泉をさんざんに批判したが、中改連だったらどうなろうと知ったことではない。「チュードー」だったら泉にはお似合いかもしれない。

 話がそれたが、少し前にも書いた通り、公明党系の人たちが中改連を存続させて生き残るためには、選挙区でも票を中改連の候補に集中させることが絶対に必要なのだ。それができなければこのディールは長続きしない。それに公明系の古参の人たちは、まさにそれが原因で新進党が解党に追い込まれたことをよく知っているはずだ。新進党でも比例ブロックの上位を公明系の候補が占めたため、1996年衆院選に負けるや新進党内で自民系や日本新党系の議員たちから公明系に対する不満が爆発して、それで彼らが自民党に「一本釣り」されたのだった。率先して自民党に移ったのが高市早苗だったから、高市は今に至るも公明系の深い怨念の対象になっている。

 以上から、小選挙区ではこれまでに出てきた各社の情勢調査結果よりは中改連の議席がもう少し増えるだろうと私は思っている。

 しかし残念ながら高市を退陣させることは非常に難しそうだ。

*1:中には樽床伸二のような立民とは無縁だった「希望の党」の残党もいるので非常に腹立たしい。




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