軍畑先輩がこんなポストを出した。
東京東部、下町の不抜の砦にしなければならない https://t.co/XS1BZMimHv
— 軍畑先輩 (@ixabata) 2026年1月24日
酒井菜摘は仮に今回負けたら次回は候補を差し替えた方が良いくらいの、絶対に落としてはならない選挙のはずで、その意味で酒井の真価が問われる選挙になると思う。
2024年春の衆院補選では「野党共闘」で戦ったから「駅前は朝の七時」に憎まれてXのデマポストを垂れ流されたけど、あの補選で既に玉木雄一郎の民民は小池百合子が立てた乙武洋匡を推していた。それを当時日本保守党の国政選挙初挑戦で注目されていた飯山陽に批判された玉木は、日保は民民なんか批判しないで、ダントツとみられている立民の女性候補を批判しろと、極右政党とその支持層に犬笛を吹きやがった。そもそも玉木が故高橋茉莉氏の公認取り消しの事由をはっきり言わなかったために立花孝志にデマを流され、それが原因で高橋氏が自殺に追い込まれた。私はその前から玉木と民民が大嫌いだったが、この一件がこの党首と政党を何があっても許せない大きな理由になっている。ついつい長くなったが、当時から酒井陣営は民民と敵対していた。また2019年の衆院選で善戦して維新の比例ブロックの次点になった金澤結衣(現神奈川20区の自民党公認候補予定者)も強敵だった。それに前述の飯山陽、さらには参政党の吉川里奈(前衆院比例ブロック選出。今回は東京1区から出馬予定)、そして24年秋の衆院本選で最大の強敵になった須藤元気らが立候補した選挙に勝った。しかしこの補選には自民党候補は立たなかった。2回連続で東京15区選出の自民党衆院議員が逮捕されたためだ。
2024年秋の衆院補選は、その自民党から大空幸星が立ち、無所属の須藤元気が今度は満を持して挑んできた。その上「野党共闘」が成立せず、共産党から小堤東が立った。金澤結衣は維新を離党して無所属で立ったもののそのためにパワーが落ちていたとはいえ、選挙戦の厳しさは補選の比ではなかったがそれでも酒井が勝った。
その24年の選挙と比較すると、今回はまだ公示前だから確定はしていないけれども間違いなく共産党候補は出ないし、何より最強のライバル須藤元気が出ない。前回酒井陣営の支援に加わったとされる木村家は三世が民民の都議だから今回は須藤の代わりに出る民民候補の支援に回るはずだが、それでも木村家系の票は自民党の大空にも乗らない。しかも今回は公明の票が酒井に乗る。これが一番大きい。その他の問題として前回酒井が得た票がどのくらい参政や民民に流出するかだが、これについても大空の方がより大きな流出のリスクを抱えていると思われる。
このように見ると、厳しめに見ても前回より今回の方が選挙戦はやりやすいはずだ。最大の問題は高市早苗の人気だが、前回だって自民党の政治家の中ではそれなりに人気が高かったはずの石破茂が総理大臣になったばかりだった。また大空は清和会系ではなく、小泉進次郎の強い推しで前回候補になった人物だ。
これだけ好条件が揃って酒井が負けるとしたら、それはよほどの高市人気の強さか酒井自身の力不足かのいずれかということになる。
今回も私は酒井に投票するが、今回は中道改革連合の公認候補なので前々回(24年補選)や前回(24年本選)ほどには力が入らない。選挙事務所も門前仲町に設けるのだろうから前々回、前回の木場よりは少し家からの距離も離れる。応援はするけれども一昨年よりは少し距離を置いて戦況を見ることになると思う。
ところで軍畑先輩は下記ポストもしている。
明日の夜発表の各社世論調査が気になる
— 軍畑先輩 (@ixabata) 2026年1月24日
鬼が出るか蛇が出るか
「明日」とは今晩(25日)のことだろうが、まだ公示前で候補者も出揃ってないのにメディアの情勢記事が出るのかと思って一昨年の弊ブログの記事を確認してみた。
すると、投票日2週間前にして公示日の前々日に出た大手メディアの記事としては、共同通信の「第1回トレンド調査」しか取り上げていなかった。下記は公示日前日の弊ブログ記事へのリンク。
この「トレンド調査」には選挙区の情勢などは書かれておらず(公示前だからこれは当然)、比例ブロックの投票先が「自民26%、立民12%」だと報じられたくらいのものだった。
選挙区ごとの情勢調査が出たのは翌日。
毎日新聞が「自民が単独過半数の維持うかがう」、読売新聞が「与党過半数の見通し」としつつも「自民苦戦」との見出しを出していた。これらはいずれも外れ(特に毎日は大外れ)、選挙結果は自民単独過半数どころか与党過半数さえ得られない自民党の惨敗になった。
今回もどうなるかは全くわからない。今回は、立ち位置を反対側に移した公明票の中改連への歩留まりが死命を制する選挙になると思うが、その歩留まりがどのくらいになるかは想像もつかない。
ただ私が思うのは、公明党にとっては自らの政党の生き残りを賭けての決断をしたはずで、仮に執行部の思惑通りに党員や支持層が動かなければ、自らの生き残りが難しくなることは自明であって、そう考えると末端への締めつけは非常に厳しいものにならざるを得ないということだ。いくつかの無責任な記事が書いていたような、どうしても立民系の候補に入れたくない場合は自民党候補の名前を書いても良いなどということを幹部が言うはずがない。そんなことを言ってそれを党員や支持者に実行されてしまったら党自体が滅びてしまうからだ。その手の記事は謀略記事以外の何物でもない。
つまり、前述の「歩留まり」は相当高くなるのではないかと予想する。ただ、それが各メディアの情勢報道にどのくらい反映されるかはわからない。彼らは生の数字をそのまま出すのではなく加工して報道するし、しかも公明党系の場合、メディアに正確な数字を悟らせないための指示を末端に出す可能性もある。そういうトップダウンかつ秘密主義の体質の組織だろうから、選挙結果は蓋を開けてみなければわからないと思っている。