昨夜『news23』が始まったら、いきなり野田佳彦と斉藤鉄夫が出てきて「チュードー、チュードー」を連呼し始めたのでうんざりした。それで疲れが一気に出てしまったのでフテ寝した。寝つきは悪くて、起きてもまだ気分が悪い。
SNSを見ても、「チュードー」は右の「駅前は朝の七時」にも、ボートマッチングをやったら社民党が一番近いと出るらしい(私もいつもそうだ)兵庫のぷろもはん氏にも評判はさんざんだ。特に朝日新聞の速報に名前が出た「中道改革」は最悪で、「中道」と「改革」は、はっきり言って両方とも、私のもっとも嫌いな漢字二文字の言葉である。直ちに連想したのが、現元号と幕末のテロリスト集団の名前を冠した山本太郎の政党だった。山本党の党名については数え切れないくらい悪口を書いてきたが、現元号は天皇(制)、新選組は新撰組からとられていて「大政奉還」を阻止しようとする佐幕派の暴力集団の名前であって、政党名自体が矛盾している。つまりどういう社会を目指すかが党名に反映されていない。結局党の独裁者である山本太郎の意向に政策も党運営もすべてが委任される政党になっている。だから私には支持できない。
「中道改革」という名前には実際にはならないらしいが、「中道」も「改革」も私は支持できないし、今日発表されるのは別の名前にはなるのだろうが、「中道」を連呼する2人の共同代表を戴く政党になることはほぼ決まったから、その新しい政党を支持することは私にはできない。
とはいえ、この政党には「高市の独裁を阻止する」という歴史的な使命がある。だから私は衆院選の小選挙区には、この新党の公認で立候補する候補者の名前を書くことになるはずだ(比例ブロックでは新党の名前など絶対に書かない)。それはそれで仕方ない。
なお立憲民主党の「立憲」は「立憲主義」から取られているが、立憲主義は保守思想に含まれる。だから新旧の立憲民主党は保守政党に位置づけられると私は認識している。昔の日本では「保守政党」の自民党と「革新政党」の社会党、共産党の間に「中道政党」の公明党と民社党があった。だから外形的には保守政党だったはずの立憲民主党が「中道化」、つまり左に動くことになるのが皮肉なところである。実際には「極中道化」するのだろうけれど。「極中道」については朝日新聞デジタル有料記事へのリンクを以下に張っておく。
今月はプレゼント枠を既に3回使っているので上記記事の無料プレゼントはしない。今月はまだ半分しか経っていないからだ。ただ、私には結構共感できる内容だったので、もしかしたら有料部分からの引用が多いかもしれない(というより間違いなくそうだろう)が、いくつか抜粋しておく。発言者は社会思想史家の酒井隆史・大阪公立大教授で、2024年10月10日のタイムスタンプを持つ記事。
- 体制を交代しながら担う中道右派と中道左派が、現体制を保全することを目的化する枠組みを、「エキセン」と位置づけた
- エキセンは経済的にはリベラリズムを取りつつ、統治では立法府よりも行政権力を重視した権威主義、官僚主義を志向する
- エキセンは社会から対話や議論の土壌を奪い、骨抜きにしてしまう
- エキセンは、ファシズムやスターリン主義に通じる概念でもある
- エキセンという概念を考えることは、決して政局のみではなく、我々の感性、倫理観のあり方とも深く関係することだ
朝日のサイトからログアウトして確認してみたら、上記5項目のうち最初の2項目は無料部分に含まれていた。
最初の「中道右派と中道左派が現体制を保全することを目的化する」というところが核心部であり、つまり古い枠組を守ることが自己目的化しているから、その意味で保守主義よりも保守的な志向だといえる。文字本来の意味での「反動的」ともいえるだろう。それがファシズムやスターリズムに通じるというのも道理で、それからいえば民主集中制の「分派狩り」にこだわる党内統治のあり方なども広義の「エキセン」に入るといえるのではないだろうか。つまり組織防衛志向がエキセンのエッセンスというのなら、共産党に限らず立憲民主党支持層にも顕著に見られる強烈な組織防衛志向もそれに含まれるかもしれないと思った。
しかし「中道万歳」の論者もいる。昨日もリンクした『日本がアブナイ!』のブログ主・mewさんがそうだ。以下にリンクする。
記事のうち、「中道万歳」の部分には共感できないので引用しない。ただ、玉木雄一郎に対する批判と、記事の末尾にある小沢一郎への言及の2つは面白かったので、その部分を以下に引用する。
国民党も新党結成に誘われたが、断ったとのこと。<その前に立民党が現職議員の候補者調整を呼びかけたが、それも断っている。>
玉木代表は、『新党が「中道改革」を掲げていることについて、「中道って具体的に何なんですかね。そこは良く分からない」と疑問を呈した。(日刊スポーツ26年1月15日)』
玉木くん。国民党の綱領を知ってる?(・・)
基本理念に「穏健保守からリベラルまでを包摂する国民が主役の改革中道政党を創ります」って書いてあるんだよ。(>_<)
理念の方向性のところにも『「改革中道政党」として、国民生活に現実的に向き合う』と記されている。<リベラル・保守といった単純な二項対立や、特定の主義主張に拘泥するのではなく、国や国民が直面している諸問題に対して現実的に向き合う「改革中道政党」だとして、解説を載せている。>https://new-kokumin.jp/about/declaration3
自分の党の綱領などを読み直して、中道って何なのか、学習してみてちょ!(`´)
小沢に関する話は後回しにして、ここで弊ブログが敵視する対象である「駅前は朝の七時」が新党報道に浮かれて玉木の合流を期待するXをポストしていたのを紹介する。
玉木くん、新党のトップになって政策実現しませんか? これは本気です
— 駅前は朝の七時 (@ystak13am7) 2026年1月15日
何度も言わすなよ本気だから 野田・斎藤・玉木から非自民・非共産新党のトップを選ぶのなら間違いなく玉木 https://t.co/xT9ZkfP3zu
— 駅前は朝の七時 (@ystak13am7) 2026年1月15日
そもそもこの「駅前」とか「こたつぬこ」(木下ちがや氏)などは、政界再編のトップに小池百合子が来ることまで容認しているから、要するに「希望の党」騒動に対して肯定的な歴史的評価を下している人たちだということだ。その点で私とは相容れない。特に「こたつぬこ」の場合は、ひところの共産党支持系からの発信から、なんでここまで極端に右傾化するのかと思うほど変化が激しいことに驚かされる。
ここで高市批判へと話を転じる。私が目を剥いたのは下記朝日新聞デジタルの記事だった。
またしても有料記事である。しかもタイトルに示された核心部分が有料だ。しかしこのタイトルだけで高市の正体が強烈にわかる。だからこの記事の有料プレゼントもやめておこうと思ったが、読んでいて考えを変えた。本田由紀氏の強烈な「コメントプラス」に心打たれたからだ。これに300件以上のハート(「いいね!」)がついているし、ブコメにも一部が引用されている(下記リンク)。
「解散はフリーハンドにさせて」秘密貫いた戦略、首相が重視した進言:朝日新聞
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コメント+本田氏「自民を2009年に下野させた麻生太郎が引っ張り出した高市早苗が、2012年以降の安倍政権で数々の愚策を弄した今井尚哉の進言に、麻生を蹴ってまで従うという醜態」。高市の高支持率という醜態もある。
2026/01/15 11:15
上記ブコメの括弧(「」)で囲まれた部分が本田氏のコメントプラスの一部だ。読者の皆さまには是非全文をお読みだきたいと思う。そこで以下に有料記事への無料リンクを張る。リンクの期限は17日午前8時08分。
本田氏のコメントプラスも必読だが、そもそも高市の「解散はフリーハンドにさせて」という発言は、保守思想の精華といえる立憲主義とはもっともかけ離れた、「国の最高指導者なら何をやっても良い」という独裁者の考え方にほかならない。もってのほかだ。その意味で、「立憲」を冠した保守政党が事実上なくなることは、保守思想に必ずしも好感を持たない私としても残念に思う。立憲主義とは、ろくでもない要素の多い保守思想の中にあって、もっとも肯定的に評価できる部分だと考えている。
最後に小沢一郎の話。最初の方でリンクしたブログ『日本がアブナイ!』の記事から、終わりの部分を引用する。
<不気味なことに、小沢一郎氏がこの新党結成について、X投稿を含め何のコメントも出していない。この話に深く関わっているからなのか。それとも思い通りに行かなかったor小沢氏抜きで話を決められたからなのか。(~_~;)>
確かに小沢の名前がメディアの報道にも出てこない。そのため軍畑先輩から弊ブログに対する下記の批判のXもポストされた。
kojiっち野田は何もできないと思い込みが強すぎるよ。今回どの報道も小沢に触れてるのは皆無。そもそもこの急転直下は誰か人を介して話をしていては出来ない。kojiっち、野田はそもそも国対畑の人なんだよ。寝技は出来るんだよ
— 軍畑先輩 (@ixabata) 2026年1月15日
https://t.co/OGJFU9NWmD
でも今回の手口は、昨日もmewさん自身が書いていた通り、小沢一郎の発想そのものなんだよなあ。
思うに、小沢ももう83歳だから(今年の誕生日で84歳)、自分では動かなかったのかもしれない。でも立民前代表の泉健太が代表選で小沢に応援してもらいながら当選したら小沢を切り捨てたのに対して、野田は小沢とのパイプを維持した。だから最初の発想は小沢から出て、それを新進党の同志だった野田佳彦と斉藤鉄夫が水面下で連携して話を進めていったというところが真相なのかもしれない。だから小沢の名前がでてこないのは「この話に深く関わっているから」だろうと私は推測している。
急転直下の話は人を介してはできないと軍畑先輩はいうが、野田と斉藤の連携は昨年9月の自民党総裁戦の頃から始まっていたことが明かされた。そのヒントを野田と斉藤に与えたのが小沢だったとの推測は成り立つのではないか。そのあと水面下で動いてよくメディアに漏れなかったものだとは思うけれども。ただ、ぷろもはん氏が下記Xに書いていたように、最近は立民の重鎮が野田に限らず泉も枝野も、みな「中道中道」とうるさくて本当にうざいよなあとは思っていて、今回の合流劇で「そういうことだったのか」と悟った次第。
この状態になったらはっきり言うよ
— ぷろもはん#パワハラNO🌈💙💛 (@promoterno26) 2026年1月14日
こないだからの中道中道がものっすごく気乗りしなかった
公明の政策理念と立憲の政策とはかなり近い
でも、#和して同せず
新進党の二の舞はいらない
俺が立憲支持してるのは#ボトムアップの政治
だから
こんなんボトムアップの欠片もない…
なお、「希望の党」騒動に小沢が関与したのではないかという話も、2017年当時に読売の記事には出たけれども朝日や毎日の記事にはならなかった。だから当該読売の政局記事は戦後政治史の「正史」にはなっていない。けれども当時の読売の記事が真相だったに違いないと私は推測している。
今回も真相が明かされることはたぶんないだろう。小沢の関与の有無についてはこれ以上突っ張っても仕方がないので、これで打ち止めにしたい。
ただ、「希望の党」政局は「希望の党」が立憲民主党に負けて終わった。今回も選挙の結果がどうなるかは全くわからない。
これこそ「混沌の時代」の政局。
【追記】
記事を公開したあと、共同通信の下記速報に接した。
【速報】立公新党名で「中道改革連合」が浮上
2026年01月16日 00時44分
立民と公明が結成で合意した新党の名称について「中道改革連合」とする案が浮上していることが16日、分かった。
(共同通信より)
やはりそうなるのか。これは、公明票をもってしても衆院選に勝てないかもしれない。嫌な予感がする。
しかし「世に倦む」の御仁は斉藤鉄夫を熱烈に支持している。面白いものだ。
新党の党名から 中道 の文字を外してはいけない。斉藤鉄夫のめざす理念のとおりの党名にすべきだ。評論家や床屋政談学者の言うことに耳を傾けちゃいけない。無責任な外野の話に左右されてはいけない。断固としろ。斉藤鉄夫の決意を真っすぐ貫け。妥協するな。中道民主とか中道立憲でもいいぞ。 pic.twitter.com/c41OPBSbPc
— 世に倦む日日 (@yoniumuhibi) 2026年1月15日