昨日の宮武さんのエブリワンブログに取り上げられてきた下記の件。
村野瀬玲奈代表の2025年12月18日付けの
『「台湾有事」「存立危機事態」発言の後、トランプに電話で叱られて「かなり落ち込んでいた」 高市早苗の軽重を問う (24) #高市やめろ #高市いらん』
という記事でご紹介がなかったら全然気づかなかったのですが、北海道新聞のスクープ。
『台湾有事を巡る11月の高市早苗首相の「(米軍などへの)武力行使があれば存立危機事態になり得る」という国会答弁も米国をいらだたせた。
「(米中が)うまくやろうとしているのに、邪魔しないでくれ」。
政府関係者によると、トランプ氏は11月末の日米首脳電話会談で、首相に対し厳しい口調でくぎを刺したという。官邸筋は
「首相は会談後、かなり落ち込んでいた」
と明かす。』
だそうです。
あ~あ。
URL: https://raymiyatake09.hatenablog.com/entry/2025/12/18/163759
この道新(北海道新聞)の記事、私はXをヲチしていたので知っていた。書かなかったのは時間がなかったことと、高市信者が「そんな話は全国紙も記事にしていない。信頼度の低い情報だ」などといきり立っていた*1ために面倒になったからだ。それにしても彼らが否定しているはずの「オールドメディア」の権威を盾にして高市を擁護しようとしていることには呆れた。
「そんなことよりも」、あまり人が言わないことを書こうというのが弊ブログの指向というかクセだ。だから元毎日新聞の尾中香尚里氏の「自民党は今、予想以上の速さで崩壊過程に入りつつある」という指摘を取り上げたのだが、私には至極当然としか思えない尾中氏のこの指摘にリアリティを感じない人が、左派やリベラル側にも少なくない、というよりそちらが圧倒的な多数派なのではないか。
だから早期の解散総選挙をやったら自民党が勝つなんて憶測が出てくる。いくら三春充希氏がデータの統計的整理をして公明党の連立離脱の効果を力説しても耳を傾けない。10年後にも20年後にも自民党政権が続いているかのように思い込んでいる。
しかし、大日本帝国に終わりの日が来たのと同じように、そう遠くない未来に自民党政権の終わりの日が来るのである。尾中氏は立民に対して、それに向けて備えよ、と言っているのだが、私は立民の現状に対してきわめて悲観的だ。彼らは自分たちがいつなんどき自民党の代わりに政権を任される時が来るかもしれないことを十分理解できていない。だから10月に公明党が連立を離脱した時にも、絶対にあり得ない「玉木雄一郎首班」から戦術を転換することができずに、みすみす自維政権の成立を許してしまった。
その玉木は昨日高市と会談して高市との取引に成功した。この件で、かつては蜜月だったとされる連合会長・芳野友子との距離はますます広がるだろう。
現状、一番いえていると思った論評は、宮武さんのエブリワンブログのコメント欄で見たlavenderkunさんの下記のコメントだった。
そうだな、民民なんかはまさにその「外郭団体野党」だし、少し前までは維新もそうだった(現在は正真正銘の与党)。しかし立民の野田・安住体制は、せっかく公明党の連立離脱があっても「外郭団体野党」の民民・玉木雄一郎の首班指名にこだわり続けたり、野田佳彦が「維新カムバック」などと未練がましく宣ったりするありさまだ。野田が「カムバック」を熱望する維新は、ついに高市政権の「防衛所得増税」にまで賛成したという。
ありがとう維新(すまない)
— watcher2-6 (@noedzNmnsljnesR) 2025年12月18日
防衛所得増税、維新が賛成に転じる 27年1月実施 自民と合意(毎日新聞)https://t.co/3O5FWuDyFj
「防衛所得増税」の言い出しっぺは高市ではなく岸田文雄だが、これは維新の本質だとばかりこれまで思っていた「極端な新自由主義」から一転して、総動員体制を目指す国家社会主義的な政策だ。そんな政策にまで軽々しく賛成してしまうのが維新というトンデモ政党の本質なのかもしれない。
総動員体制といえば、レバ子さんがどこかで岸信介についてこの言葉を使って言及していたなと思ったがネット検索ですぐには見つからず、代わりに下記のようなAIの回答が得られた。
この「AIによる概要」は妥当かどうか、レバ子さんに感想を伺いたいと思います。
それはともかく、日本が本当に「総動員体制」「総力戦体制」の言葉で表現される国になりかねないと思わせる報道が昨夜もあった、
「政府高官」が日本は核兵器を持つべきだと言い出して、それを最初は時事通信が報じ、他のメディアも追随した。
【速報】政府高官は記者団に「日本は核(兵器)を保有すべきだ」と発言した https://t.co/SCiZz3HTDv
— 時事ドットコム(時事通信ニュース) (@jijicom) 2025年12月18日
政府高官「日本は核保有すべき」https://t.co/fIjlSd5487
— 時事ドットコム(時事通信ニュース) (@jijicom) 2025年12月18日
政府高官は記者団に対し、「日本は核(兵器)を保有すべきだ」と発言しました。
1976年のロッキード事件は、「政府高官」といえば当時の前首相・田中角栄だったが、今回は首相・高市早苗ではない。下記の人物だと指摘する人が多い。
発言者は元航空自衛隊、尾上定正。
— のりぞう (@nori_0201) 2025年12月18日
高市と同郷の奈良。
内閣総理大臣補佐官に任命しているだけに、そういう思想で繋がってるのが容易に推測できる。
尾上定正。ネット検索をかけてみると、確かに奈良県出身、防衛大卒業の66歳だ。姓は「おがみ」でも「おのうえ」でもなく「おうえ」と読む。
トランプ来日時にほめられてぴょんぴょん飛び跳ねて喜びを表現したものの、その後電話で釘を刺されて落ち込んだという高市早苗。この人は宮武嶺さんが下記のように指摘するトランプの本質を理解していないようだ。
ロシアとウクライナならロシア。
中国と日本なら中国。
力の信奉者であるトランプ大統領は常に強いものの味方だとどうしてわからないのでしょうか、高市早苗。
URL: https://raymiyatake09.hatenablog.com/entry/2025/12/18/163759
そして日本の核武装はそのトランプどころか、アメリカのどの政治家も決して認めない政策だ。いや、もしかしたらトランプだけは違うかもしれないが、第二次世界戦争の敗戦国である日本が核武装なんかやった日には国際社会からの孤立は必然で、しかもいったん核武装を決めたら国家予算に占める軍事費の割合をおそろしく高くしなければならない。高市はもしかしたら「防衛所得増税」をその最初の一歩として考えているんだろうか。
いやたぶんそうではない。高市の本質は単なるイキりの新自由主義者に過ぎず、右翼的な姿勢は高市がテレビに出始めた1990年頃からずっと世間のトレンドだったから今の今までずっとそれを貫いてきただけの「ビジネスエセ極右」だと私はみている。つまり総裁選での小泉進次郎陣営は高市の正体を正確に見切っていた。しかし小泉に骨など何もないから、今では防衛大臣になって高市政権の軍拡路線の尖兵になっている。
やっぱりこんな政権は早く潰れてもらわなければならないが、気になるのがレバ子さんの不気味な見立てだ。
そうそう、私が探していたのはこの記事だった。この記事に現在の立民やかつての岸信介への言及があったのだった。以下引用する。
2度とは復活させない中選挙区制最後に行われた総選挙において自民党は過半数割れ、日本社会党は90年初当選組の改革派を多く落選させ歴史的大敗を喫した中で、多くの新人代議士も誕生し特に日本新党は小さな政府政党として、未だにその出身者が政界で重く用いられています。その日本新党の流れを汲む立憲民主党は、リベラル政党かもしれませんが、左派政党でもなく当然社会主義、社会民主主義政党でもないので非常に特性をなくして、エッジを極めて弱くしようとする組織防衛が働いていますが、何度も私は取り上げていきましたが国際政党インターナショナル「進歩同盟」に加盟方針は、フリードリヒ・エーベルト財団からの要請があったとはいえ大きな決断でした。そこは満点です。他の科目が赤点に近いので、見る目はやはり厳しいですが。
URL: https://laborkounion.hatenablog.jp/entry/2025/12/14/170038
引用文中の赤字ボールドは引用者(弊ブログ)による。この「エッジを極めて弱くしようとする組織防衛」は野田執行部に特に顕著だと思うが、それに対する批判を抑え込もうとする心理機制が立民支持層の間に強くあるという心証を私は持っている。
現在日本は案の定、革命極右に引っ張られ右傾化した政権が誕生し、右往左往する有様は結果として極右の利益にしかならない行動ばかりをし、ヤケになったのかインフレ中にインフレを加速させる政権が日本議会史において初めて登場しました。田中角栄政権ですら、途中で断念せざるを得なかったその方針を50年の時を経て現在に復活するのは何の因果か分かりません。田中角栄はケインズ経済を読み込んでおり、保守派の都合よく解釈したとは言え福祉政策についても、他の自民党員に比べると柔軟でしたが、それだけでした。いまだに石橋湛山と田中角栄はバブル代議士達が彼らの業績について勉強会を開きますが、ジャーナリストとしての石橋はともかく政治家としての石橋は単なるコストカッターだったので、協同主義を唱えていた三木武夫の方がよほど経済政策は左派寄りです。社会党に入党しようとした岸信介も経済関連は社会主義的でしたが、彼が批判されるのはその社会主義的政策は総動員体制のためであり、別に労働運動に共鳴したわけではないという事と安保国会のあまりにも強引すぎる運営でした。民社党が結局、つまづいたのはこの安保国会において自身のエッジを効かせる事ができず、自民党、社会党に埋没したからです。エッジがない政党に存在意義はありません。
URL: https://laborkounion.hatenablog.jp/entry/2025/12/14/170038
上記引用文中に岸信介への言及があった。
高市政権の今後に関する不気味な予言は下記。
いつのまにか長くなってしまいました。高市亡国政権の賞味期限は短いですが、消費期限は分かりません。朝鮮労働党政権の賞味期限はとっくに切れているのに、消費期限を誤魔化すおかげで与党生活が謳歌できる国家もあります。朝鮮市民に必ず独裁を打破できる救いの手を。市民をロシアに派兵し、その見返りが少ないと不満を漏らす金正恩、人の命をコマとしか思わないウラディミル・プーチンに必ず法廷での処罰を。と私は心から願っています。そうした人の命を大事にする事なく、反グローバリズムの旗手といい気になっている連中に私はあなた方がグローバル資本主義の恩恵を得ている時代から熱心にグローバリズムの問題点を議論、実践、そして国際連帯はグローバリズムに対抗する手段であると確信してきました。国内で国外で同じ労働組合運動を続けて、出会った友人は今も現場の人や労働運動において地位が高くなった人もいますが常に同じ志は共有している。と私は信じて運動しています。革命極右が席巻すれば世の中右になびき、保守政党はそれに影響されやすい。自民党は様々な政党が混成されてできた政党なので、その浸透力が他国より若干遅かっただけで、あとは既定通りに極右革命ウイルスに感染しました。高市亡国政権は、自身をサッチャーと自称していますが、それは誤りですね。私はマーガレット・サッチャーを新自由主義の幕を開き、その失敗が明らかになった時、紛争で誤魔化した悪しき保守派と批判しますがまだ彼女は保守派なりの哲学はありました。サッチャー、レーガンを私は批判しますが、保守派の新基軸を打ち出そうとした姿勢はまだ闘士としてこちらも本気でそして誠実に批判せねば、私も労働組合で左翼陣営にいる意義が問われます。左翼もどれだけこちらの気がたっても左翼として有効な批判論はするべきだと考えましたが、現在に高市亡国政権と極右革命、立花一党はこちらのやる気を削ぐような低レベルの右翼論で、雁首揃えて街宣右翼すら持ち合わせた因果議論よりも遥かに低い状況です。第二次以降の安倍晋三政権は私にとって労組にとってサッチャー以上の事はしないが、一部の労組には冷戦時代のような遅れている労組観しか持たない世襲貴族の議会制とは思いましたが、高市亡国政権は世襲じゃないだけ、何をしでかすかわからない緊張感にあります。老いた帝国、王国に雇われた汚れ役も厭わない人物なら、高市早苗こそ山本太郎以上の新撰組ですね。近藤勇は老いた封建体制の尖兵でした。歴史のifで、倒幕勢力が盛り上がらず近藤勇が老中まで出世したなら高市早苗政権の賞味期限、消費期限もある程度目測できますが、歴史は幕府も薩長も近藤勇を捨てたので私たちの現状は近藤が首班になった世界です。
URL: https://laborkounion.hatenablog.jp/entry/2025/12/14/170038
高市政権の賞味期限は短いが消費期限は長いかもしれないという指摘から始まり、高市政権は新選組ならぬ新撰組*2の近藤勇が主犯、もとい首班になった政権との指摘で終わる文章は興味深くも恐ろしい。確かに朝鮮労働党政権はそういう政権だし、彼らは核武装を行い、堂々と「先軍政治」をウリにしている。サッチャーの新自由主義政治は政権発足後3年で猛烈な支持率低下に追い込まれたが、フォークランド紛争(戦争)で生き長らえ、その後1990年に「人頭税」などの暴政をやって退陣に追い込まれるまで8年も政権を維持した。しかし高市と同類の「偽サッチャー」だったリズ・トラスは政権が49日しか持たなかった。残念ながら高市政権はそのトラスよりも長く政権を維持してしまった。
高市がどこかで解散総選挙を強行するなら、公明票の上乗せを失った自民党が敗北して高市政権が終わる可能性が極めて高い。しかしこの記事の最初の方で紹介したlavenderkunさんが指摘する通り、高市は何も無理に解散総選挙をやって自民党の多数を取り戻さなくても「外郭団体野党」がいくつもあるので、最長で2028年10月まで、つまり高市が67歳になる年まで、時々の綱渡りはあるかもしれないけれども準安定的な政権運営ができるかもしれない。少なくとも下手に解散なんかをやるよりはずっとリスクが小さい。
そんなことを考えるとうんざりしてしまう年の瀬だ。たぶんそうは問屋が卸さないとばかりにもっと早く高市政権が終わるタイミングが来るとは思うのだけれど。

言うことを1つか2つ聞いてやれば補正予算に涼しい顔して賛成する「外郭団体野党」が幾つもあるわけだから、高市の狙いはこのパターンを来年の通常国会で「年度の本予算案」「法案」にも拡大すること
そうすりゃ必ずしも解散で議席拡大を狙わなくてもすでに安定多数を得てるのも同じですしね