昨日のヤクルトはDeNAに負けて5勝5敗でDeNAと同率の4位に落ちた。2位の読売阪神とも同率だが、読売阪神は6勝6敗なので勝ち星の多さで同率2位扱いらしい。初めて知った。全球団は5割で全日程を終えれば、引き分けの少ないチームが優勝するということらしい。また2つの球団が勝率6割で並び、片方がもう片方よりも3勝2敗分多く、もう片方はその分が5引き分けであれば、前者が優勝ということになる。まあこれは妥当だろう。単純に勝ちが多いのだから。サッカーみたいに勝利は勝ち点3、引き分けは勝ち点1とするのがもっと良いと私は思うけれど。現行制度だと2勝1敗2引き分けの方が3勝2敗よりも上の順位になるが、サッカー式勝ち点制度だと前者は勝ち点8、後者は勝ち点9となって逆転する。これだとたとえば1986年のセ・リーグは広島ではなく読売の優勝になってしまうし、何より2021年の優勝はヤクルトではなく阪神になってしまうが、過去の制度までは変えられないからそれはそれで良いのである。
ところで藤川球児新監督の阪神だが、今節は昨年甲子園で計18勝2敗だったヤクルトと中日に1勝3敗で、最初のカードだけで去年の負け数を上回るなど、躓いている。スワローズの名誉のために書くと、昨年の2敗はいずれもヤクルト戦で、今年の1勝は中日戦である。つまり昨年、甲子園で阪神は中日に1つも負けず、1引き分けを挟んで10連勝していた。それが今年は甲子園でヤクルトに開幕から連敗して昨年の負け数に並び、中日には昨年は食わなかった黒星を喫してしまった。それなのになぜか昨年阪神が苦手とした東京ドームで読売に3連勝したのだから不思議なものではある。
このように、ホームよりロードで強いチームは、地力は申し分ないがチームの結束などに問題があることが多い。ベテラン選手が多いチームにもよくある傾向だが、阪神の場合はむしろ若くて力のある選手が多いから、やはりベンチに問題があるのかもしれない。阪神の地力はオープン戦でカブズとドジャーズと連勝した事実からも明らかだ。
サンモニに落合博満が出てきた時、阪神は地力があるのだから岡田彰布前監督のやり方を踏襲すれば良い、しかし周りに煽られて自分らしさを出そうとすると失敗する可能性があると言っていた。
またレポートしたアナウンサーというか、阪神ファンのサブキャスターである駒田健吾(神戸市出身)だったと記憶するが、藤川監督が経営者的視線で物事を考えているとか言っていた。私が特に気になったのはそれだった。
落合自身もユニフォームを脱いで中日のフロント入りした時に「緊縮路線」の執行者と化して今日の中日の暗黒時代を招いたが、藤川監督の「経営者目線」も好ましい結果にはつながらないのではないかと思ったのである。
その懸念が当たるか外れるかはわからない。なんといっても戦力的には阪神が一番強いから、躓きも最初だけかもしれない。
しかし現場の監督の「経営者目線」などろくでもないものではないかとの疑念は拭えない。