今日は北守さん(藤崎剛人氏)の下記Xから始める。
左派に対しては減税派主要打撃論を主張したいですね。自民党よりもタチが悪いのが減税派です。まず減税派と戦いましょう。
— 北守さん (@hokusyu1982) 2025年1月10日
社民主義的観点からいえば、減税派と財政規律派の二正面をとるべきところ、現在の景気は緩やかな回復局面にあり、かつ欧米ほど激しくはないにせよ物価上昇が無視できなくなっている現状に鑑みれば、北守さんのいう「減税派主要打撃論」を取るのが妥当だろう。
弊ブログも既に昨年12月13日の下記記事冒頭で「玉木・立花主要打撃論」を唱えた。
「現時点では」とちゃんと限定をつけている。これが本当の不況期であれば、財政規律派主要打撃論になることもあり得るが、現在はその時期ではない。
上記北守さんのXに、Dr.ナイフの下記Xをリンクしただけのコメントをつけた人間がいた。おかげでナイフのくだらないXを知った。
立憲って消費税減税したら、必要な財源が足りなくなる印象操作してませんか?
— Dr.ナイフ (@knife900) 2025年1月7日
当然、必要な財源は法人税などでカバーする必要があるし、財政支出も見直せば良い。
今の立憲執行部は、意地や感情で減税に反対しているよう見えます。それでは支持は広がらない。https://t.co/lPjZ691oYy
「財政支出も見直せば良い」とか軽々しく言うなよ。だからナイフはネオリベだっていうんだよ。
少し前(1月3日)の北守さんのXに遡る。
リプ欄をみると社会権が保障された憲法下で生きる人民が19世紀の富裕層の傲慢を内面化した価値観で生きていることに驚くが、こうした主張をする人、ここ数ヶ月で一気に増えた気がする。「税金を払う側」「税金を使う側」という誤った二項対立の浸透は国民民主党の影響。やはりあの政党は害悪。 https://t.co/vtWuiixKkb
— 北守さん (@hokusyu1982) 2025年1月3日
消費者民主主義が浸透すると、金があるやつほど発言力がある世界になって民主主義が崩壊する。 https://t.co/7mJ0Cg8vFI
— 北守さん (@hokusyu1982) 2025年1月3日
民衆的な思考とは国富の平等な分配であって、原理的には貧乏人も能力に応じて差し出すが、そのかわり十分な量を受け取る。自分が稼いだ分は自分で勝手に使わせろは階級に敵対的な思想。そもそも投資で食ってるやつの利害は民衆に敵対的なので、民衆の側に立つ者ほど騙されないように注意せよ。
— 北守さん (@hokusyu1982) 2025年1月3日
私は本来機会平等論者だが、その機会平等のためにはかなりの程度の結果平等が必要だとの立場をとる。家に金がなくて十分な教育が受けられない人は、その人が本来発揮できたかもしれない能力を発揮できない一方、自民党(特に安倍派)のような無能な世襲貴族がでかい顔をしているようでは、気候変動や原発のリスクのような困難な課題を解決することなどできるはずもない。数年前に読んだ本に当てはめれば、現在のように処方箋を書くこと自体が難しい時代においては、スコットよりもアムンセンの南極探検隊のような「権力格差の小さい」組織が適している。そして私は、それを社会全体に拡張して考えている。権力格差云々については、読書ブログに公開した下記記事を参照されたい。
kj-books-and-music.hatenablog.com
やるべきことがはっきりしていれば、日本共産党のような民主集中制や、かつての日本の企業のような上意下達のシステムが有効かもしれないが、現在はもうそういう時代ではないというのが私の意見だ。集合知が必要な時代に「分派狩り」に明け暮れる政党に未来はない。また民民の玉木雄一郎にせよ新選組の山本太郎にせよ、党首の限界がそのまま政党の限界になっている政党もダメだ。その民民や立民の源流に当たる民主党は、当時の時流を鋭敏に反映した新自由主義政党だったが、それこそ野田Gのグループ名になっている「百花斉放、百家争鳴」の気風だけはあった。しかし今や軍師が「野田代表を後ろから撃っている。許せない!」と号令をかけただけで当選2期目の議員を一斉射撃するような気風になってしまった。こういう姿はいただけない。
アムンセン隊にように全員が生き延びるためには、一人でも多くの人のポテンシャルを引き出す必要があるというのが私の思想信条であり、信念だ。その考えはもう19年近くもブログを書き続けてきて、ますます強固になった。そんな私をネトウヨごときが折伏(しゃくぶく)することなど不可能なのだから、承認されもしないコメントを、またしても別のリモホID経由で寄越してくるような無駄な抵抗は止めていただきたい。
脱線しまくった。北守さんのXの紹介に戻る。
各人が出せる分を出し、各人が必要な分だけ取るのが真に民衆に寄り添った左翼思想。減税などというエリート・富裕層に寄り添った危険思想に同調する人間は左翼の風上にもおけない。頑張った人間の優遇は労働強化に繋がるのでよくないとマルクスも言っている。 https://t.co/w3783kZpwQ
— 北守さん (@hokusyu1982) 2025年1月5日
「各人が出せる分を出し、各人が必要な分だけ取る」という文章を見た時、私もマルクスを連想した。「分派禁止」はレーニンが1921年に言い出したことであってマルクス由来ではないと認識している。1903年に遡ることができる民主集中制そのものまでは、前から何度も書いている通り私は否定しない。しかし「分派禁止」条項は有害無益であって、レバ子氏が社会主義の分派である共産主義のさらなる一分派でしかないと書くマルクス・レーニン主義*1の政党がそれを党規約に規定していて、かつ2015年以後は「野党共闘」を提唱している。共産党はそれは党運営にのみ適用されるというが、かつての「社民主要打撃論」を思えば全く信用ならない。以上の理由によって、弊ブログは2015年以降共産党批判に舵を切った。現在、共産党を除名・除籍された人や、共産党内で執行部から名指しで批判された人たちだけではなく、一部の共産党員や支持者からも、分派禁止条項や分派狩りに対する懐疑ないし批判が強まってきたことを非常に心強く思う。私は野党共闘を否定しないが、それは小選挙区制の縛りがあるから必要に迫られて行うことだと位置づけている。つまり野党共闘ありきではない。それよりも、そもそもまともな社民主義政党が、党名に「社民」を掲げる社民党を含めて一つも存在しないことが切実な問題だ。
それはともかく、「各人が出せる分を出し、各人が必要な分だけ取る」のが社会の理想的な姿であって、「減税」など「エリート・富裕層に寄り添った危険思想」だという北守さんの意見には私も賛同する。
この問題と国民民主支持者の男性陣が「手取り」にこだわるのは関連しているとずっと思っている。減税と給付では、同じ財源規模ならほとんどの世帯は給付のほうが得。にもかかわらず減税にこだわるのは給付では「手取り」が増えないから。給料袋の厚さこそ男の象徴。 https://t.co/iM4QKUc0SN
— 北守さん (@hokusyu1982) 2025年1月10日
「給料袋の厚さこそ男の象徴」なんてマッチョイズムそのものだろう。私が新入社員だった1986年には既に給料袋なんかなかったけどね。例外的に最初の給与だけは袋入りでもらった。社員教育の意味があったんだろう。
世代間格差論は、当初は高齢者が金持ちであるという前提で持たざる若者の負担を減らすべしという議論で、私などは当初からそれは持てるものと持たざるものの本質的な対立から目を逸らさせる詐術だと言っていたのだが、現在では、持てる者の足を引っ張るお荷物の高齢者を間引きせよになっているので、持…
— 北守さん (@hokusyu1982) 2025年1月10日
埋め込みリンクだと最後の文章が途切れている。Xは
持てる者たちによる世論ハックが成功している。
と結ばれている。
この流れで、某軍師のリポストで知った下記Xが発信されたんだろうか。やっと合点がいった。
めちゃくちゃ極まった自民党・立憲民主党・維新・共産・れいわの支持者でも、ある特定の属性の人間を◯せとまでは言わない。そんなの見たこと無い。
— TJK (@TJK07370425) 2025年1月10日
極まると人を◯せとまで言う支持者が現れる政党は、大きな問題を抱えている。早く解決しないとまずい。
民民の玉木分派。ありゃ「極中道」なんかじゃない。れっきとした「経済極右」だよ。
そんな「経済極右」分派がさらなる大躍進を遂げかねない内閣不信任案なんか、野田佳彦は3月に出してはならない。昨日も書いた通り、不信任案が可決されたら石破茂がおめおめと総辞職なんかするはずがなくて、必ず解散総選挙になるから、今度は民民が小選挙区の壁さえ易々と乗り越えかねないのではないか。