以下の内容はhttps://kojitaken.hatenablog.com/entry/2024/11/21/074733より取得しました。


都市部の大卒ホワイトカラー層を支持基盤とする国民民主党は、支持層からして「反エリート」ではなく、ポピュリズムではないのか?(「窓際のはいおくたん」氏のX)/玉木雄一郎と玉キッズこそハーヴェイ的な意味における最凶の「新自由主義」政治勢力ではないか?

 江東区・高野勇斗立民区議のXより。

 

 

 上記Xからのリンクは今日(11/21)の昼で切れるようなので、本記事の末尾に弊ブログからも朝日新聞デジタル森本真治の無料プレゼントのリンクを貼る。

 昨日の記事の続きになる。昨日リンクした下記Xに関して、書き忘れたことがあった。

 

 

 「絶対得票率ベース」と書かれている。NHKのデータを見ると、確かに芦屋市の投票率は高かった。また神戸市東灘区も高かった。芦屋川を挟んで西に住吉川(神戸市東灘区)、東に夙川(西宮市)がある。この3本の川があるあたり、それも阪急電車よりも北側が富裕層が多く住む地域だ。

 絶対得票率で斎藤元彦の得票率の順番を見ると、芦屋のエリートの凶暴性がますますむき出しの形でわかる。

 実は斎藤元彦の絶対得票率がもっとも高かったのは多可町の31.7%だが、昨日も書いた通り人口の少ないこの町はイレギュラーな例だ。芦屋市では斎藤の絶対得票率30.9%だ。斎藤の相対得票率では唯一50%を超えて突出していた神戸市中央区は絶対得票率では28.0%だった。この地域では抵抗力の弱さが問題なのかもしれない。神戸市で投票率が特に高かったのは前述の東灘区で、斎藤の絶対得票率は29.6%だった。次いで灘区の28.6%。また芦屋市の東隣の西宮市では斎藤の絶対得票率は27.0%で、武庫川を挟んでさらに東の尼崎、ここは神奈川県でいえば横浜市に対する川崎市のようなイメージがあるところだが、稲村和美がかつて市長を務めたこの尼崎では斎藤は稲村に先行されており、斎藤の絶対得票率は20.8%だった。

 以上を東から西に並べると、斎藤の絶対得票率は尼崎20.8%、西宮27.0%、芦屋30.9%、東灘区29.6%、灘区28.6%、中央区28.0%となる。みごとなまでに芦屋市をピークとした山型の絶対得票率の絵が描ける。

 もはや疑う余地はない。阪神間と神戸市東部のエリートたちが斎藤元彦を押し上げた。

 弊ブログの昨日の記事にいただいたはてなブックマークコメント(ブコメ)より。

 

kojitaken.hatenablog.com

 

「社会的地位の低い右派的な若年男性が国民民主に流れている可能性がある」との説があるが大いに疑わしい - kojitakenの日記

定番、経済弱者が右派支持に流れて…と言いたい結論があって現実を強引に当てはめるが、事実はむしろ真逆、トランプの主要支持層も統計的には中間層以上やビリオネア、例えば黒人ならイエのようなマチズモ反弱者派。

2024/11/21 04:39

 

 また兵庫県知事選の出口調査で、支持政党別でもっとも斎藤に投票した比率が高かった(それこそ自民はおろか維新よりも高かった)のが国民民主党(民民)だが、前述の東京18区で(地元の)富裕層と日々闘っているという「窓際のはいおくたん」氏の下記Xにも注目した。

 

 

 それはそうだろう。そもそも彼らが付き従う民民の独裁指導者・玉木雄一郎(通称タマキン)は、香川県高松高校を出て東大法学部を卒業して大蔵省(現財務省)入りしたエリート中のエリートだ。そんなタマキンと二人三脚で民民を壟断する榛葉賀津也が「ザイム真理教」などと言って(右派)ポピュリズムを煽る。そんな民民の支持率がバブル的に膨れ上がっているのが現在だ。

 衆院選での民民の躍進は、小選挙区に阻まれて獲得議席数は28議席に留まっているから軽視する人たちもいるが間違っている。選挙結果で特に重視しなければならないのは得票率であって、比例ブロックの得票率で維新を上回った民民は、既に実質的な野党第二党になっている。その民民が厄介な右派ポピュリズム政党である現状は非常に危険だ。

 「新自由主義」「ネオリベ」という言葉は、単に市場原理主義グローバル資本主義を指して用いられることが多いが、デヴィッド・ハーヴェイの下記の把握が的を射ていると思う。以下、下記リンク先から引用する。

 

www.hayamonogurai.net

 

新自由主義台頭の理由としてハーヴェイがとりわけ重要視しているのは、70年代の経済成長の破綻/資本蓄積危機によって労働者や都市の社会運動が活発化し、社会主義オルタナティブとしての力を持ちはじめてきているようにおもわれていた、という点だ。ヨーロッパ各地における共産党社会民主主義政党の台頭なんかがそのわかりやすい表れと言えるだろうけれど、当時の経済的エリートは己の政治的地位が危険にさらされているように感じていた、というわけだ。

 

そういうわけで、新自由主義的政策とは、経済的エリートたちが、自分たちの階級の権力を回復・再建させることをその主要な目的として動き出したものだ、というのがハーヴェイの主張の大きなポイントとなっている。

 

新自由主義は、国際資本主義を再編するという理論的企図を実現するためのユートピア的プロジェクトとして解釈することもできるし、あるいは、資本蓄積のための条件を再構築し経済エリート権力を回復するための政治的プロジェクトとして解釈することもできる。以下で私は、二番目の目標が現実面では優位を占めてきたことを論じていく。(p.32)

 

新自由主義ユートピアニズムは、経済エリートの権力回復という目的を正当化するための体系として機能し、利用されてきた、ということだ。経済エリートたちのどれほど多くが、それまで公共の資産であったものを私有化し、商品化することで利益を得ているか。戦争や仮想の敵との対決や、飢餓や環境災害といった問題から暴利を得ているか。権利と自由との素晴らしさをのべつまくなしに主張する一方で、彼らが熱心に支持している概念がいかに特殊で偏向したものであるかについては隠蔽しようとしているか。そういったことに目を向けてみれば、彼らが何を企図しているかなど明らかなことだろう、とハーヴェイは語る。

 

URL: https://www.hayamonogurai.net/entry/archives/619

 

 引用文中で赤字ボールドにした観点からみると、兵庫県知事選で斎藤元彦に投票した芦屋や神戸市東灘区のエリートたちや、その頂点に立つともいうべき玉木雄一郎は、立憲民主党(立民)は言うに及ばず、日本維新の会やその母体となった大阪維新の会と比較しても、より過激な新自由主義勢力だとみなすことができると思う。このことは、玉木雄一郎橋下徹の経歴を比較するだけでもすぐに理解できるだろう。民民支持層のうち3分の2ないし4分の3を占めるであろう「玉キッズ」たちは、ハーヴェイ的な意味におけるもっとも急進的な新自由主義者であるといえる。そして彼らを煽動しているのは玉木雄一郎(タマキン)自身なのだ。

 下記は弊ブログにいただいた広島の新選組系のさとうしゅういちさんのコメント。

 

kojitaken.hatenablog.com

 

 生存ユニオン広島 (id:lifeunion)

稲村さんが新自由主義者だったのは事実でこども医療費無料化に現役市長のとき最後まで反対したのは共産党の攻撃を許したし、れいわ支持者がほとんど投票に行かなかった原因ではあります。ただし、さとうしゅういち後援会としては稲村氏の陣営に兵庫県内の会員が入って行くことは推奨し、実際に頑張った会員もおられます。

 

 コメントの後半部分については、さとうさんのブログを見て知っていました。

 斎藤に投票した兵庫県新選組支持層の方々については、稲村氏と斎藤のどちらがより大きな脅威であるかを見誤ったとしか思えません。彼らには減税真理教的な観点もあるのかもしれないとも思いますが。

 

 また、前記昨日の記事にいただいたコメントより。

 

 suterakuso

少し関連する記事になると思いますが、次の記事を書きました。と言っても、ここで全文コピペしても、少し長めのコメントとも言えない程度の長さの記事ですが。

ということで、リンクと記事全文をコピペして、宣伝させていただきます。

新自由主義は人権、真理、正義を目の敵にする
https://suterakuso.hatenablog.com/entry/2024/11/20/211108

 昨今の政治状況を見ながら、端的に書き記して置いた方がよいと思ったので。

 

 新自由主義は人権、真理、正義を目の敵にする。それは、新自由主義は、カネとコネと何なら暴力でやったもん勝ちの世界を理想とするからだ。それらの足かせとなるのが、人びとが、正義…それは一言で言えば、人権を尊重することだ…と真理に依拠して行動しようとすることだ。今、新自由主義の奴隷たちが、「お気持ち」を梃子に、人権や真理や正義を追及しようとする人たちに対して、様々な形で攻撃を加えている。それが今の政治状況だ。

 

 ハーヴェイ的な意味での新自由主義者は、世界をフランス革命以前の専制主義の時代に戻したいでしょうから、そうなるんでしょうね。そういえばプーチン帝政ロシアへの回帰を理想とする人物です。

 

 はなとそら

 確かに、高学歴層、エリート層の方が右派的で反人権的立場に親和的な人が多いように思います。 Facebookを覗いたら、私の知り合いで兵庫県在住の高学歴女性が兵庫県知事選の結果を好意的に書いていました。この人以外にも、マスコミ報道に対する不信感とか、左派的な社会運動に対する嫌悪感などを書く人がFacebook上の友だちにいて、そうした記述がタイムラインに時々表示されるので、次第に親交が途絶えていきました(ほかの交友関係が広がっていったという理由もありますし)。
 SES(社会的経済的地位)と投票行動との関係については研究されていないのでしょうか。自治体別得票率だと、階層の高い住民が多い自治体に住む階層の低い住民の方が相対的剝奪感から右派ポピュリズム既得権益打破を主張する新自由主義に親和的になっている可能性は否定できないと思います。政治学研究や政治ジャーナリズムの世界がエリート層に閉じていて階層という概念で分析してみようという気が起きていないのでしょうか。
 低学歴層や階層の低い人は政治への関心が湧かない状態に置かれているのかもしれません。昔は共産党公明党がそういう人たちの組織化を図っていたのでしょうけれど、今はそういう役割をする存在は何なのでしょうかね(合同労組とか?)。

 高学歴層やエリート層が右派ポピュリズムに親和的なのは、
イーロン・マスクのように、右派的な政策の方が自分の利益になるから?
堀江貴文や西村ひろゆきのように、世間の時流に合わせた言動をした方がインフルエンサーとしての地位を維持できるから?
・高学歴層の方が、マスメディアに取材される側の官僚や大企業勤めの人と近く、マスメディアへの不信を募らせやすいから? 「マスメディアの報道に惑わされない自分」という自己像を維持できるから?
といったところでしょうか。

 社会問題に関心を持つ若者が接する議論が、新自由主義的な主流派経済学者やリアリズム的な国際政治学者の議論になってしまっているというアカデミズムや学校教育の問題もあるのかもしれません。
 アカデミズムの世界から情報番組のコメンテーターに至るまで、左派的な立場の居場所がどんどんなくなってしまっているように感じます。個人を人間として尊重するような文化を広げていかないと、世界はバックラッシュに押しつぶされて第三次世界大戦と気候危機に立ち向かえないままディストピアに向かっていくような気がします。私は40代前半ですがもうこんな世の中には生きたくないです。厭世観が年を追うごとにきつくなります。

 

 高学歴層やエリートが玉木雄一郎の民民を支持し(て玉キッズになり)、東大経済学部卒で元総務官僚の斎藤元彦のパワハラを容認するのも、旧体制あるいは権威主義的社会の方が自分たちにとって好都合だからでしょう。

 なお、今回衆院選比例東京ブロックの各開票所別政党得票率を見て思ったことですが、公明党がまだ都内全域に広がったネットワークを保っているのに対し、共産党は末端がかなり弱ってきているのではないでしょうか。そんな時に現在の党執行部は従来からの中央集権的体質をさらに強めようとしていますから、これが逆効果しかもたらさないことは目に見えていると思います。

 最後に、話題がやや飛んでしまうかもしれないが、冒頭でご紹介した江東区の高野区議のインタビューが掲載された朝日新聞デジタルの有料記事へのリンクを以下に示す。

 

digital.asahi.com

 

 リンクの有効期限は11月22日午前7時38分。




以上の内容はhttps://kojitaken.hatenablog.com/entry/2024/11/21/074733より取得しました。
このページはhttp://font.textar.tv/のウェブフォントを使用してます

不具合報告/要望等はこちらへお願いします。
モバイルやる夫Viewer Ver0.14