また泉健太の話。
泉健太が代表選への出馬さえ危ぶまれているのが赤松・小沢のボス支配によるものかは微妙だと思う(サンクチュアリと一清会の支持を取り付けられなかったことより、そもそも足元の新政権研究会がまとまれていないことの方が問題のように見える)
— 津田上下吉 (@TudaJogekiti) 2024年8月26日
そもそもサンクチュアリの支持を取り付けるなんて最初から無理だ。小沢一郎一派に関しては、前回の代表選でさんざん世話になったわけで、そんな劇薬に手を出した泉の自業自得だろう。
それにしても、20人ほどいるはずのお膝下の「新政権研究会」さえもまとめ切れていない(らしい)とはいったいどういうことなのか。
私の偏見では、泉は「爺殺し」の名手だ。「爺殺し」とは、自らが属する組織の大物に取り入って出世するタイプの人で、たとえばプロ野球関係者で真っ先に思い浮かぶのが故星野仙一だ。星野は川上哲治に取り入って野球解説者として成功し、39歳で中日の監督になってからも川上のサポートを受けていた。星野の読売に対する「反骨心」など単なる演技に過ぎず、実態は権力志向の塊だった。
星野は残念ながら成功例だが、爺殺しには成功しながら本業で成果をあげられなかったのが故武上四郎だ。武上は松園尚巳オーナーの覚えめでたく、1982年と83年に2年連続最下位に落ちても留任したが、84年も開幕早々の不成績でさすがに休養に追い込まれた。
泉健太は実務の上では岡田克也に取り入ったのが大きく、「提案型野党」路線で参院選に大惨敗した泉が任期を全うできそうなのも、参院選後に岡田がグリップを利かせたためだと私は考えている。ただ岡田は一匹狼タイプのため、前回の代表選では小沢一郎に取り入って小沢の力を借りて当選した。しかし小沢は論功行賞が不十分だとすぐにヘソを曲げる特質があるし、「希望の党」騒動の仕掛け人であるにもかかわらず泉一派との折り合いももともと良くなかったようだ。
そういう時に助けてくれるのが同輩たちだろうと思うのだが、泉はおそらく「爺殺し」には熱心でも同輩たちには冷淡だったのではなかろうか。そうとでも考えなければ、現職の党首(党代表)でありながら推薦人集めに苦労するなどとはちょっと考えづらい。
一方で泉は地方議員には人気があり、総支部長(衆院選候補予定者)たちの間でも支持が強いらしい。後者は、泉と彼のグループはずいぶん一生懸命総支部長の交代に励んでいたようだから、泉の息のかかった総支部長はそりゃ泉を応援するだろうとは思う。
しかし同輩には不人気で、有権者の無党派層の支持では野田佳彦に遠く及ばず、立民支持層の支持でも枝野と野田に遠く及ばないらしい。
いくらなんでも、これでは野党第一党の代表はこれ以上務まらないのではないか。