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「国際オバケ連合」復活記念日

 1989年7月に「黒人差別をなくす会」から抗議を受け回収措置がとられて以降、約20年間にもわたって封印状態にあった『オバケのQ太郎』「国際オバケ連合」が、2010年の本日(1月25日)に発売された藤子・F・不二雄大全集オバケのQ太郎』4巻に収録されたことで復活を果たしました。

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 いってみれば、今日は「国際オバケ連合」復活記念日なのです。

 

 そして、「国際オバケ連合」の初出誌は「月刊別冊少年サンデー」1966年2月号ですから、本作が世に出てからちょうど60年経ったことになります。つまり、今年は「国際オバケ連合」生誕60年記念イヤーでもあるわけです。

 

 ついでにいうなら、藤子・F・不二雄大全集で復活した「国際オバケ連合」は、その後新装版のてんとう虫コミックスオバケのQ太郎』9巻に収録されることになります。

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 この巻が発売されたのが2016年1月28日。本日から3日後、「国際オバケ連合」がてんとう虫コミックスに帰ってきてからちょうど10年を迎えるのです。
  

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・「国際オバケ連合」のトビラ(藤子・F・不二雄大全集オバケのQ太郎』4巻、小学館、2010年1月30日初版第1刷発行)より引用

 

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・「国際オバケ連合」をモチーフとしたジグソーパズル(エポック社、定価150円)1966〜67年ごろに発売されたものと思われます。

 

 そんな「国際オバケ連合」記念日とでもいえる日に私の部屋を覗いてみると、

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 Qちゃん!

 

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 ドロンパ

 

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 バケ連事務総長クニャラ氏!

 

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 ウラネシヤ代表ボンガ!

 

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 アラスカから来たアマンガ!

 

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 今年度の国際オバケ連合総会はわが家で開催されるの?!

 

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 じつはこの各国代表のオバケたち、手塚治虫キャラクター木彫り人形作家makosukeさんから以前ご恵贈いただいた作品なのです。

「国際オバケ連合」だけに登場するクニャラ氏、ボンガ、アマンガを立体で愛でられるなんて最高!
 makosukeさん、あらためてありがとうございます!!

 

「国際オバケ連合」を読むと、バケ連総会に出席した各国代表のオバケたちはこんなことを話し合っています。

 会議のテーマは世界平和。
「人間だけの問題じゃないぞ。戦争がはじまればおれたちオバケもまきぞえをくうんだぞ。」
「つまりだな、戦争をはじめるのは首相や大統領たちだ。」
「バケ連憲章は暴力を否定している。」「あくまで話し合いによって、あらゆる問題を解決すべきだ。」
「人間たちは科学の力を悪用して、おそるべき殺人兵器を次々に作っている。」「いまやボタン一つで世界がふっとぶしかけがあちこちにできているのだ。」
原水爆をぬすみ出して海へすてよう。」
「火薬と砂と取りかえよう。」
「秘密兵器の設計図に落書きしよう。」
「ケンカの道具がなくなれば、しかたなしになかよくするだろう。」
「よろしい、各国代表は帰ったら行動にうつってくれ。」

 

 現実の国連の存在意義や能力が問われているように見える昨今の世界情勢を思えば、オバケたちの平和に対する考え方や総会後に実践することになった行動はじつに素晴らしく、頼もしい限りです。われわれ人間には耳が痛い話でもあります。
 人間もオバケたちを見習ってほしい、と願わずにはいられません。

 

※追記

 バケ連総会で話し合われた内容について、「オバケたちが語った戦争の原因やそれを阻止する対策などは間違っている」といったシビアなご意見をいくつかいただいたので、私の思いを補足いたします。

 オバケたちがバケ連総会で提示した一つ一つの考えや行動案はじつに素朴なもので、現在の現実の人間世界に当てはめてみて本当に正解なのかどうかは意見がわかれるところでしょうし、識者に言わせれば非現実的だったり非科学的だったり見当違いだったりするのかもしれません。
 私が頼もしいと感じたのは、世界平和や非暴力を皆が心から願い、平和状態の実現のために(一部の大国の思惑に左右されず)機能する国際機関を持ちえたオバケたちのありようです。そのありようをとてもまばゆく、うらやましく思ったので、現実の人間たちもそういうオバケたちの善性をもう少し見習い、平和を希求する国際社会、平和の実現に対して実行力のある国際機関を築いてほしい、と不意に夢想したくなったのです。国連をはじめとした国際社会が国際法違反行為や理不尽な戦争・紛争をなかなか止められないでいる現状を思うと、国際オバケ連合のありようをいっそうすばらしく感じてしまうのです。

 また、具体的な方法論(たとえば、原水爆を海に捨てる行為など)の是非・可否は別として、各国代表のオバケたちがやろうとした大量破壊兵器の開発抑制・削減・廃絶は、国際社会が向かうべき道だと思うので、オバケたちを支持したい気持ちが強いです。具体的にどうすればよいか専門的なことは語れませんし、現実的にはまだ困難な道であることは承知の上で、こうあってほしいという理想だけは放棄したくないのです。




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